笹沢左保【アリバイの唄】
著者:笹沢左保
価格:513円
カテゴリ:一般
発行年月:1993.7
出版社: 講談社
レーベル: 講談社文庫
利用対象:一般
ISBN:4-06-185436-4
タクシーのドライバー・夜明日出夫は、38歳。3年前まで、警視庁捜査一課の警部補だった。最後に夜明が解く、前代未聞の大トリックとは、いったい何か?
刑事対元刑事の対決。
夜明は、タクシードライバーである。
が、元警視庁捜査一課の刑事という過去を持つ
その夜明が乗せた客の一人が殺された。
蒲郡で料亭を営む神月静香という女性だ。
一方で、夜明が乗せて上野駅から逗子まで運んだ先が、幼なじみ
彼女と彼とは9年前にも銀座でひょっこり出会っており、彼女はその頃はフランス留学を終えて帰国したばかりだった。
この一見関係ない二つがどう結びついていくのか興味深く読み進めていたのだが、意外と早めに明らかになった。
あとは、彼女が真犯人でないことを(殆ど)祈る夜明と、親友の愛知県警警部の丸目との対決になるのだが……。
真相を暴くのが夜明だというのが哀しい。
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