君塚直隆【エリザベス女王】
著者:君塚直隆
価格:990円
カテゴリ:一般
発売日:2020/02/19
出版社: 中央公論新社
レーベル: 中公新書
利用対象:一般
ISBN:978-4-12-102578-4
本書はイギリス現代史を辿りつつ、幾多の試練を乗り越えた女王の人生を描く。
非常に面白かった。
女王の一生をたどる伝記的な著述。と同時に、近代のイギリス史でもある。
2020年出版だから、女王の死には触れていない。
しかしそれでも、目次を眺めただけでも、圧倒されそうだ。
そして、その時々の事柄がよみがえってくる。
本文は、エリザベス誕生前後のトピックスから始まって、その成長を描いていく。
第一次世界大戦後に生まれた王女は、すぐに始まる第二次世界大戦を体験し、やがて意中の人を見つけて結婚。
戴冠式後の生涯をたどる。
随分大変な時期もあったろうに、一生を通じては幸せな過ごし方をなさったのではなかろうか。
日本の皇室とは違って、かなり政治にタッチしているのがちょっと驚きだった。
勿論こんなことは、日々ニュースをチェックしていれば判ることなのだが。
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