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2023.01.31

湯浅芳子 訳【森は生きている】

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著者:サムイル・マルシャーク 湯浅芳子(訳)
価格:770円
カテゴリ:小学生
発売日:2000/11/17
出版社: 岩波書店
レーベル: 岩波少年文庫
利用対象:小学生
ISBN:4-00-114072-1

気まぐれな女王が真冬に4月の花マツユキソウをほしいといいだし,国じゅう大さわぎ,継母の言いつけで吹雪の森に分け入った少女は,12の月の精たちに出会います.有名な児童劇.

 

随分昔に読んだ本。一度舞台を見てみたいと思いつつ、まだ叶えていない。

その舞台のことを佐々木蒸散のTwitterで知って、再読してみた。

ソ連版シンデレラ物語とも言われるが、ずっと幻想的で生き生きしている。

「4月」が「1月」「2月」「3月」に、順に1時間だけ自分に下さいとお願いするところなど、まったく覚えていなかった。

厳しい冬があり、やがて春になって色々な花が咲き、木々が喜ぶ。

 

現実でも、冬本番はこれから。

花々の咲く春が待ち遠しい。

 

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ドラマ「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郞の憂鬱」第2回・3回

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結局日曜日だしと、この日(29日)第2回・3回とも観てしまった。
ま、2年後には「サンデー毎日」になるのだし、いいじゃない?

 

突然訪れて「個人花火」を依頼したひかりだったが、「住み込みで雇ってほしい:と言いだした。何もかも捨ててきて、泊まるところもないという。
航は大喜び。

そして3人(?)の奇妙な同居生活が始まるのだが……。

花火を作りたいとひかりが言い、それにつれて星太郞が花火師になる決心をした頃のことを航に語る。
この映像は、高橋一生まだまだ若いなと思えるところ。


ひかりも、何やら鬱屈を抱えているようだ。
そうした、星太郞やひかりの過去にも、少しずつ触れていく。

 

画像は、「千曲川花火大会」サイトからお借りしました

 

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2023.01.30

原寮【天使たちの探偵】

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著者:原寮
価格:858円
カテゴリ:一般
発売日:1997/03/01
出版社: 早川書房
レーベル: ハヤカワ文庫 JA
利用対象:一般
ISBN:4-15-030576-5

沢崎の記念すべき短篇初登場作「少年の見た男」ほか、未成年者がからむ六つの事件を描く連作短篇集。

 

「読書メーター」で過去記事の本書に「ナイス」が幾つもついて、再読したくなった。

未成年が沢崎に仕事を依頼する話ばかりではない。結果的に調査することになったものも含まれる。
仁木悦子の御影探偵にも、この手の話があったような。

著者のちょっと洒落た言葉が好きで、今回も見つけるたびにニヤッとしている。でも、こんな言葉の綾は通じにくくなっているような気もする。

ここでは未成年(天使たち?)に遠慮してか、新宿署の錦織がややおとなしかった。
だが、「天使」と呼ぶにはあまりにも遠い未成年も多かった。

冒頭作が、一番好きかな。

その冒頭作【少年の見た男】

この少年のことは、少しだけ覚えている。
聡明で、家族思いの子だ。

 

【子供を失った男】

子供を事故で失った音楽家が、自分の過去を脅迫されているのではとおびえる話。

 

【二四〇号室の男】

この被害者は、最低な男だ。
著者はそれを、

キャデラック”エルドラド”に乗った依頼人だけはお断りだ。

と表現していらっしゃる。

 

【イニシアル"M"の男】

芸能界で、翻弄された少女。
経営側は商魂たくましく、何でも利用する。

 

【歩道橋の男】

依頼者の調査の結果を本人では無く家族に知らせ、しかもそれをネタに金を貰っている探偵。家族も、遺産が減ることを恐れている。
など、ほぼ全員が金の亡者と化している。

最初の依頼人が、唯一まともだった。

 

【選ばれる男】

選挙か自分の信念か。信じていた参謀に裏切られたのは辛かっただろうな。

 

関連記事

【天使たちの探偵】(06.05.27)

 

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2023.01.29

ドラマ「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郞の憂鬱」第1回

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朝日新聞日曜日のラテ欄には、島崎今日子さんの辛口番組評が載る。
今回は今シーズンのドラマ評で、「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郞の憂鬱」が取り上げられていた。

橋爪功と高橋一生ということで興味が沸いたが、すでに28日で三回終了している。
仕方なく、TVerで追いかけることにした。

とりあえず、第1回目を観る。

舞台は、2022年夏。このご時世、花火大会は無く、望月狼火店は開店休業状態。
しかもあろうことか、父のは突然逝ってしまう。

そして舞台は、2023年1月。まさに、今!

汚部屋と化した部屋に住む星太郞だが、そこへ「個人花火」を依頼してきた女性 水森ひかり。いつの間にか父が作っていたチラシを手にしている。
個人花火はしていないと断った星太郞だが、依頼料30万円につられて引き受けることに。

そして自在に現れる、幽霊の 。彼の姿はひかりには見えないのだが、この父子のやりとりが絶妙だ。

登場人物は、ほぼこの三人だけ。あと星太郞の幼なじみが、いい感じで出てくる。
ドラマというのは、しっかりした作りならガヤガヤしていない方がうんと見応えがある。
そして、何だか昔のドラマのような雰囲気がいい!

 

最後は花火の打ち上げで終わるし、なぜ連続ドラマかと思いきや、違う展開に進むようだ。

こんな高橋一生、初めてかも。

 

画像は、淀川花火大会からお借りしました。

 

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群ようこ【ぬるい生活】

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著者:群ようこ
価格:594円
カテゴリ:一般
発行年月:2010.2
出版社: 朝日新聞出版
レーベル: 朝日文庫
サイズ:15cm/235p
利用対象:一般
ISBN:978-4-02-261655-5

とかく無理しがちな現代人必読の、〝頑張らなくてもいい〟と思えるエッセイ25編。

 

群ようこさんの著作は、読んでことがないような気がする。
それが、【ゆるい生活】と【かるい生活】というのが、突然Twitterでヒットしてきた。
何でも漢方に目覚めて、体質改善を図った話だとか。

漢方に興味を持っているので読んでみようと思い、それより早い発行の本書から始めることにした。

本書は2003年、49歳の頃の話である。更年期に突入し、若い頃の体力も気力も次第になくなってきたことを自覚しはじめた中年の嘆きというか。それでも敢えて悲嘆しないのが、何だか痛々しいような。

そんな心境が語られている。

 

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2023.01.28

ほしおさなえ【紙屋ふじさき記念館 春霞の小箱】

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著者:ほしおさなえ
価格:726円
カテゴリ:一般
発売日:2022/03/23
出版社: KADOKAWA
レーベル: 角川文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-111419-3

記念館の閉館イベントの準備や、三日月堂との活版冊子作りの企画が進むなか、...

 

ハローワークのアイデアが次々出てきて楽しみになるのだが、それも閉館までの期限付なのが悲しい。
何とか、いい形で継承できないものだろうか。

今回も三つの中編から、色々勉強できた。
本書も、「この表紙絵はないだろう」と不満ではある。

 

【ぴっかり千両】

サークルの連中は、夏休みの遠足で川越より更に遠い、小川町まで赴く。
ここは藤崎の祖母薫子さんの故郷でもある。

ここでの紙すき体験は、さらにワークショップの可能性を広げそうで、指導員松本さんが後日記念館にやってくる。

【墨流しと民藝】

松本さんに簡単な墨流しの実験を見せた貰った百花だったが、今回は本格的に見学することに。

料紙という言葉は聞いたことはあったが、実際に見る機会はこれまで無かったように思う。書道展などで目にしていたのかもしれないが、まったく意識していなかったから。

「書」というとどうしても書道家の方に目が行くが、実は紙も非常に重要なアイテムなのだった。

料紙はもったいなくて使えないといった会話は、非常に納得出来る。

百花だけでなく、自分も綺麗なノートを汚すのに忍びなくて、使わないままのことがあるから。達筆ならともかく、自分の字で汚すのが嫌なのだ。

 

【春霞の小箱】

ここでは和紙の原料で或る楮の皮むきを体験したりして、ワークショップで出来ることがどんどん膨らんでいく。

薫子さんからは戦争中や戦後すぐの和紙の使われ方を聞いたりして、必ずしも「平和な紙」ではなかったことも知る。

そんな風に前向きに考えていた百花だったが、この時は2019年だったようだ。
世界をゆるがす大きな災害に見舞われ、記念館は閉館セレモニーも出来なくなってしまった。

記念館そのものはビル取り壊しでなくなることは判っていたが、それでも何とか次へ繋げられるはずだったのに。
紙屋藤崎の本社は紙全般を扱っているので、腐食布やマスクにも関係していたことが、この時点でわかる。後付けのような感もあるが。

 

せっかくここまでシリーズで来たのに、何だか暗い話で終わってしまった。
続刊では、希望が持てるのだろうか?

 

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ドラマ「アウトサイダー」第4回

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色々ネタバレあり

今回は架川が信頼している藤原のことを知るのと、彼の最期。

そして、やたら携帯型レコーダーが出てくる。
これによって、水木は架川と光輔の秘密を知ってしまう。

しかし、こんなに原作の登場人物を変えてしまうとは。

まず、水木の父の有働は、原作では逮捕されてしまって舞台から降りる。
原作では、水木を光輔たちの元へ送り込んだのは祖父の津島で、彼こそが黒幕だ。(しかし、これも本当かな?)

光輔が「にいちゃん」と呼ぶ人物は、まだ声のみで姿を現していない。
この人物が原作どおりなら、彼こそが(敵側の)最大の裏切り者だが……。

 

さてこの先、どういう展開を見せるのか?まだ半分にも達していない。
原作の最新刊は、2月22日頃発売だと思うが、ドラマはそれもあらかじめ分かって撮影しているのか。

そして原作は、その巻で完結するのか?
やたら引っ張る作家さんだからなぁ。

 

画像は、3年前の1月30日。
富士川から望む富士山。

 

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2023.01.27

柴田よしき他【おいしい旅 想い出編】

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著者:柴田よしき 他
価格:792円
カテゴリ:一般
発売日:2022/07/21
出版社: KADOKAWA
レーベル: 角川文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-112597-7

魅力あふれる旅先と、その土地ならではの美味しいものがたっぷり詰まった、実力派作家7名による書き下ろしアンソロジー。

 

冒頭は、柴田よしきの【あの日の味は】。

学生時代か卒業した頃、「花園会館」という小さなマンション(というか下宿屋)で一緒に過ごした三人。

その彼女らが、50代になって京都で会って懐かしい味を楽しむ。
ではあっても、歳月は完全に彼女らを変えていた。

三人とも言いたいことがあって、でも全てをアッケラカンと話せるわけでもない。
結局、作家になった美奈も、過去の失恋や今の体調についても語らぬまま、別れた。

「あの日の味」は、多分変わっていないのに、「花園会館」は、無くなっていた。

 

次は福田和代の【幸福のレシピ】はよかった。

パティシエをしていた夫とともに、生まれ育った神戸を離れて東京へ移った琴子。

その夫も亡くなり、30年ぶりに訪れた神戸で出会ったもの。

いい話だった。

こんなおいしそうなケーキ、いくらでも食べられそう。

 

【下戸の街・赤羽】矢崎存美

これも楽しかった。

勤め先のブラックぶりと夫の浮気に疲れ果て、美琴はふるさとの埼玉へ帰ってきた。

中学時代の友だちがカフェを開きたいと聞き、その準備探索(?)に一緒に赤羽に行く。

色々な店を廻って、ひたすら菓子を食べ続けた一泊二日の旅。

彼女を手助けしながら、自分のこともゆっくり考えようと思った美琴。

とにかく、出てくるお菓子がみんなおいしそうで、「ああいいなぁ」と一人つぶやく。
こうした探索に出かけることも、もう無いのかもしれないが。

 

【旅の始まりの天ぷらそば】光原百合

ここで言う天ぷらそばは、山陽本線の糸崎駅で売られているのだという。

ラジオ局の嘱託職員永瀬真尋と局長の他愛のない話に出てくる「天ぷらそば」。
真尋にとって、この蕎麦は、祖父母のところへ行くときしか食べることの出来ない食べ物だった。なぜなら、帰途は糸崎から下車駅まで二駅しか無く、蕎麦を完食できないから。

そして真尋にとって、祖父母宅へ行くことは、夏休みの「旅の始まり」だったのだ。

糸崎駅だが、子どもの頃郡上へ行った帰りに岐阜駅から乗る列車は、ほぼ「糸崎行き」だった。往路の「国府津」もそうだが、その時には縁が無くても、長く覚えている駅名ではあった。

著者は、尾道市出身だ。

 

【ゲストハウス】新津きよみ

昔住んでいた白馬の家がゲストハウスになったことを聞いて、訪ねていった小田切だったが。

実はこの白馬行きは、「あなたの娘より」という手紙が来たからだが、小田切には離婚した妻との間に娘がいた。

それを搦めての話だが、実はもう一ひねりしてあった。同じような年頃のお客が揃う日を狙っての計画だったのだが、かなり偶然に頼りすぎの感がある。

また、小田切から元の妻に連絡が行けば、即企みがばれてしまう。あまりスッキリとした終わり方ではなかった。

 

【からくり時計のある町で】秋川清美

7年ぶりに、ミュンヘンへ一人でやってきた七緒。

7年前は、親友の立花と一緒だった。
その後彼女とケンカ別れをして、今回は一人で来た。

立花が結婚するという噂は聞いた。しかし当然、自分に招待状は来ない。

そして、ミュンヘンへ一人でやってきた。
だが、行く先々で立花とのやりとりを思い出す。

ミュンヘンでは食べる話ばかりだ。

そのあと話は急展開。ま、いい感じで終わった。

 

【横浜アラモード】大崎梢

母の旧友に頼まれて、その方の姑さんを横浜へ案内することになった明穂。

旅行会社に勤めていたこともあって、高知まで迎えに行って横浜へ。

息子たち始めずっと仕事をしてきた散髪屋の常連さんたちにも暖かく送られての旅だったが。肝心の清子さんは二日目の予定をキャンセルしたいという。

しかし何とか本心を聞き出し、清子さんの両親や弟の眠るお墓へ詣でることが出来た。

さらに、息子が予約しておいてくれたホテルのレストランではその弟の娘たちとも再会出来たのだった。

皆で食べたアラモードは、最高の味だっただろう。

 

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「三谷幸喜のありふれた生活」

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毎週木曜日の朝日新聞に掲載されているコラム。もう何年続いているのだろう。
最初の方ではトビ という犬がたびたび出てきて楽しかった。

22年後半は「鎌倉殿の13人」の話題が多かったが、最近は自身の舞台のことが多くなっている。

三谷幸喜と言えば、「古畑任三郎」だが、これはかなり観ていたし、面白かった。
古畑任三郎を演じた田村正和さんの力も、大きかっただろう。
日本では(多分)初の倒叙もので、「刑事コロンボ」の影響だという。

しかし三谷はサスペンスは面白いが、喜劇はあまり面白いと思ったことがない。
その自身の喜劇についてのこのコラムも、独りよがりで面白くない。

映画に言及している話も、こちらにあまり馴染みがない作品や監督については、「ああ、そうですか」という感があった。

ところが昨夕の話はビデオからブルーレイまでのディスクと配信の話で、「ジャケットが好き」というのは非常に納得出来た。

また、最後に書かれていた「五つの銅貨」は、映画館でも観たし、VHSも持っている。
たしか本屋で毎月500円で売られていて、かなり集めた記憶がある。

だから、この話は面白かった。

 

画像は、6年前の1月27日。午前の陽が穏やかだ。

 

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2023.01.26

青木祐子他【とっておきのおやつ。 5つのおやつアンソロジー】

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著者:青木祐子他
価格:616円
カテゴリ:一般
発売日:2018/09/20
出版社: 集英社
レーベル: 集英社オレンジ文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-08-680213-0

甘くてかわいいだけじゃない、人気作家が描くスパイスの効いた“おいしい"話。

 

青木祐子さんのものを読みたくて購入、こういう短編集は好きだ。

冒頭作は、その青木祐子「レンタルフレンド バニラクッキーは砕けない」。

レンタルフレンドという、変わった人材派遣会社に所属する七実。相手の希望に合わせた設定と服装で、楽しく午後を過ごす。ここで大切なのは、まったくその気になって付き合うこと。

一人では行けない「食べ放題ケーキ」を、友だちと一緒になら行けるかと申し込んできた香住だったが。どうも彼女はコミュ障があるようだ。

それにしても、依頼料の高いこと。一介の大学生なのに利用するとは、そっちの方が驚きだった。

 

二つ目の「 たぬきとキツネと恋のたい焼き」は良かった。

サラリーマンを辞めて故郷で「たいやき屋」を始めた父。

その父に反発しながらも、店がうまくいってないと知って、神頼みに出かける主人公。
そこで出会った「キツネさん」とだんだん親しくなっていくうちに、アドバイスを得て工夫したたいやきを売るようになる。

その「キツネさん」は、ある日突然いなくなった。

何年も経って、二人は再会する。

そして「たいやき」の味は、娘や孫娘にも受け継がれて……。

しっぽまで餡子が入った鯛焼きは本物では無いとか聞いたこともあるが。でも、おいしい餡子が詰まった鯛焼きなら、しっぽまで食べたくなるよね。

 

次の「明日のおもひでフレンチトースト」は、イマイチだった。フレンチトーストはおやつというより食事のような気がする。

姉が家を出るのが結婚のためだというのを最後まで明かさなかったのには、何か意味があるのだろうか?

 

4つめの「悪友と誓いのアラモード プリンアラモード」は、あたりだった。
章扉がよく読めなくてウッカリしていたのだが、著者は小湊悠貴。

実業家の家に生まれた宗一郎の語りで進んで行く。
代議士の家でのパーティー。そこで同じ学校の誠を見かけて話すようになる。

二人は同級になってからよくつるむようになり……。

なのだが、そのパートナーのあった家の庭にバラ園があるあたりで、あれっ?とは思ったのだが。

その家の別館を下宿として二人で住み始め、その名を「猫番館」としたところで、ハッキリ気づいた。

これは、「ホテル猫番館が出来る前の、オーナーとホテルのパティシエの二人だ、と。

 

最後の「おじさんと俺 あんみつ」もよかった。

仕事を辞めてきた日に出会った、不思議な初老の男。
彼に誘われて甘味処であんみつを食べることになるのだが。

仕事への矜持を話すうちに意気投合し、新しい会社設立の話にまでいってしまった。
「あんみつ」恐るべし!

 

 

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2023.01.25

NHK「武田真一アナ」が退局へ

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こんな(↓)ニュースが流れてきた。

NHK「武田真一アナ」が退局へ 55歳でフリー転身を決意させた事情

この記事によると、かなり前向きな気持ちのようだ。

また、大阪局への異動についてポジティブな要因を挙げているが、当時は「クロ現」での発言で左遷されたのではと言う噂も聞いた。

武田君、ニュースを読んでいた頃から応援してたんだけどな。

今後もアナウンサーとして活動するとのことで、がんばってほしい。

 

画像は、堺市のとある施設の屋上にて。

 

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ドラマ「警視庁アウトサイダー」第三話

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若い女性の失踪事件が相次ぐ中、水木は母親が帰らないからと夜遅く探し回っている幼児を保護する。
その母親は、マッチングアプリに登録していたという。

その幼児と水木・架川は、水木が両親と食事の約束をしていた場所へ行く。

その後架川は、水木の父親が副総監であることを知る。

 

一方、架川が蓮見の過去を探っていることが本庁の上司にばれ、逆に蓮見の過去が彼らにわかってしまう。

 

原作では読んでいない話だった。どの辺の位置付けになるのだろうか。

架川の元上司藤原や、二人を監視するよう命を受けている羽村のことは、どういう役割になっているのだろうか?

 

画像は9年前の1月25日。堺にある施設の屋上から。

 

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ウー・ウェン【10品を繰り返し作りましょう】

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著者:ウー・ウェン
価格:1,760円
カテゴリ:一般
発売日:2022/10/21
出版社: 大和書房
利用対象:一般
ISBN:978-4-479-78569-9

 

これだけマスターすれば家庭料理は大丈夫。一生役立つ料理術
かなり個性的な作り方で、炒め物はそれぞれ別々に火を通してから合わせるという方法を取る。
これだと、キャベツなど鮮やかな色が保たれるとか。
実際に作ってみて、材料を丁寧に扱うということの大切さが解る。
お茶がわりのスープというのが、おいしくていい。
「白菜と豚肉」という二種だけの鍋物もおいしかった。
薄味にしておいて、スープを楽しむことも出来る。

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2023.01.24

小湊悠貴【ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人7】

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著者:小湊悠貴
価格:704円
カテゴリ:一般
発売日:2022/12/20
出版社: 集英社
レーベル: 集英社オレンジ文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-08-680480-6

いよいよクライマックス目前の第7巻!

 

シリーズ最後になるのかな?紗良と要の関係は進展するのか?

冒頭作「純白の職人道」では、要の元恋人が登場。

いつも要は相手から交際を申し込まれ、そして振られるというパターンで、この時もそうだった。

この元恋人はウエディングドレスのデザイナーであり、翌年に予定されているホテルの「ブライダルイベント」での衣装も担当。
モデルに紗良がなることに。

この辺が、一種の「予告」とも言える。

相変わらず話と話の間には、ホテルの看板猫マダムの話が入って展開していく。

二番目の「ホテリエの矜持」では、要のことというより、要の姿を見て憧れる学生アルバイトの心境など。

ここの最後の方で、要と紗良は気持ちを確かめ合う。
やれやれ、「ようやく」というところか。

 

三つ目の「師匠に捧げるフルコース」は、シェフ隼介の話。

そして第四話は「羽ばたきのプレッツェル」

 

いつも楽しいし、もう一巻くらいあってもいいかな。

 

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2023.01.23

原田ひ香【三千円の使いかた】

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著者:原田ひ香
価格:770円
カテゴリ:一般
発売日:2021/08/20
出版社: 中央公論新社
レーベル: 中公文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-12-207100-1

垣谷美雨さん 絶賛!
「この本は死ぬまで本棚の片隅に置いておき、自分を見失うたびに再び手に取る。そういった価値のある本です」

 

ドラマを見始めたので、再読してみた。

登場人物の整理

琴子:御厨家の祖母
和彦:その息子
智子:和彦の妻
真帆:和彦夫妻の長女
美帆:次女

安生:近所に住む青年 琴子の園芸仲間
みのり:その恋人

ドラマで琴子はハローワークに行く話があったが、そんな話原作にはなかったように思っていたが、しっかり働き出していた。

また琴子は和彦夫妻と同居しており、美帆もマンショを引き上げて戻って来ている。
しかし原作では、琴子は近所ではあるが別居しており、美帆も近所の家を借りている。

そうでないと、智子が退院してきたときの話がおかしくなる。
和彦は何もしない人間だが、同居している琴子や智子がここまでほったらかしにはしていないはずだから。

安生とみのりの諸々も、思い出した。ドラマではとうじょうするのかな?

美帆の新しい恋人の家族が凄すぎる。
これも、ドラマではどう表現させているのか。

最初に読んでから半年も経っていないのに、こんなにも忘れていることがむしろショックだった。

 

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【三千円の使いかた】(22.10.21)

 

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名探偵ポワロ「雲をつかむ死」

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ドラマを観るのも、三回目くらいだろうか?

テニスのフランス杯のことやポワロが飛行機でずっと寝ていたことなどは覚えていた。

登場人物の顔を名前が一致しなくて、困った。

フランス警察を差し置いて、ジャップが采配をふるっているのがおかしかった。
どの話だったか、フランス警察の偉そうなのがポワロと賭けをしたことがあったっけ。
その時はフランスの警部が負けて、潔く認めていたが。

他に、あまり多くはないが当時のフランスの風物も見られて楽しかった。

 

画像は、もう11年前の1月24日。新宿のホテルからの夜景。

 

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2023.01.22

ドラマ「三千円の使い方」第3回

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今回は、「熟年離婚の経済学」。

智子が検診の結果、初期の子宮体がんだと判明する。
手術のため入院するのだが、夫の反応に不満を募らす智子。

退院も一人でこなし、家に帰ってみると……。

原作では近所ではあっても別々に暮らしている姑琴子と、次女美帆。
ドラマでは同居しているのに、食べたものが流し台にほったらかしということはないだろう。と、ツッコミを入れる。

 

この回では、親友の離婚を聞かされ、その後の生活の厳しさに愕然とする智子が描かれている。
結局そこかな?という気もする。

 

画像は、3年前の大阪東線から見た淀川。
昔赤川鉄橋だったところだ。大阪東線は、この日初めて乗った。この日向かったのは、山口県。

 

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荻原浩他【おいしい旅 初めて編】

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著者:荻原浩他
価格:792円
カテゴリ:一般
発売日:2022/07/21
出版社: KADOKAWA
レーベル: 角川文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-112598-4

魅力あふれる旅先と、その土地ならではの美味しいものがたっぷり詰まった、実力派作家7名による書き下ろしアンソロジー。

冒頭作坂上司のは、楽しかった。

当番出勤日の仕事を終えてフリーになった「ぼく」は、ふらりと東急の特急に乗って伊豆下田へいってしまう。

見るところが色々あるようで、宿泊まで予約。
そのあと水族館で存分に楽しみ、ロープウェイに乗ったりして、下田という街を堪能する。

この著者、覆面作家だが、一体男性なのか女性なのか?

 

【遠くの縁側】近藤史恵

これは著者らしい、心温まる一篇だった。

縁側の景色は、だれしもが郷愁を覚えるものらしい。肝心の縁側のある家は少なくなってきているが。

縁側は、やはり外に開けているほうがいいかな。通りかかった人が庭に入って来て一緒に腰をかけられるような。


我が家の縁側は、裏庭に面しているの。それでも、冬の縁側は暖かいし、お月見は出来るが。

 

【糸島の塩】松村比呂美

小さな旅行会社で働く幸。格安海外旅行を売りつけて前金を取り、あとは倒産に持ち込むという会社の方針に加担させられている。
そんな時に小学校の同級生だったと偽って誘った相手優子は、海外旅行の方には乗ってこず、ボツになった「糸島への旅行」に幸を誘う。

糸島をはじめ北九州のあちこちに二人でレンタカー移動している内に、優子の正体もわかり二人は次第に打ち解けてくる。
糸島の塩をまぶしたおにぎりがおいしそうだ。

 

【もう一度花の下で】篠田真由美

人間関係がかなりややこしい家庭の、過去と現在の物語。

函館で喫茶店を巡り、マトリョーシカを集めて廻るという異色の展開だった。

笑いは「笑み」でもあるということ。

 

【地の果ては、隣】永島恵美

「ノスタルジック・サハリン4泊5日の旅」というのに参加した萌衣は、参加者に一人も同世代がいないことにショックを受ける。
「ノスタルジック」とあるように、昔サハリンで暮らした人たちが対象だったようだ。

それでも、街を歩いている内に同行者と口をきくようになり、ほんの少し、その頃のことを知る。
懐かしい土地が「外国」になってしまった彼らの気持ちは、どんなだろうか?
それぞれが、自分の過去を思い出しているようだった。

こうしたツアーの同行者には色々な人がいて、ちょっとだけ踏み込んで話が出来れば楽しいものだが。

 

【あなたと御茶漬けを】図子彗

これも楽しかった。

家族に虐げられてきたもの同士の、暖かなふれあい。

つらいことを自分から話せる相手は大切だ。

松山空港の「鯛茶づけ」がおいしそうだったけど、もう今はないのだな。

 

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2023.01.21

ドラマ「三千円の使い方」

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以前読んだ、原田ひ香の【三千円の使いかた】がドラマ化されるというので、観てみた。

 

3世代四人の女性たちのお金に対する考え方を描いているのだが、原作とはかなり違うようだ。もっともストーリーは、ほぼ忘れている。

77歳の琴子。夫の死後息子の家で同居を始め、庭仕事を趣味にしているが、夫の遺産はしっかり守っている。

その息子の嫁、智子。しっかり者の主婦で、夫や後に同居する次女の弁当も作ってやっている。典型的な良妻賢母だ。

長女真帆は、消防士と結婚して娘もあり、堅実な家庭を築いている。

次女美帆は銀座でおしゃれなマンションで一人暮らし。そんなに高給取りではないが、恋人もいて青春を謳歌している。

それぞれのお金に対する考え方が、なかなかに面白かった。

ご近所で祖母の家に住みつつ、アルバイトでお金が貯まったらフラッと海外へ赴く青年の描き方も、いい感じだ。
この青年は、琴子のボーイフレンド的存在と捉えても嫌な感じはしない。

 

智子が、戻って来た次女のお弁当作りも文句も言わず引き受けたとき、ちょっと違和感があった。
小さな不満がやがて爆発するようだが……。

夫は口数が少なく、妻の少しずつ溜まっていた不満にも気がつかない。

 

祖母琴子役が、中尾ミエさんだったことに驚いた。【60歳すぎたらやめて幸せになれる100のこと】での素敵な表紙絵から、いい老後を送っていらっしゃるとは思っていたが。
往年のヤンチャぶりとはまったく違う落ち着いた老婦人役で、なかなか好感が持てる。

 

関連記事

原田ひ香【三千円の使いかた】(21.10.21)

【60歳すぎたらやめて幸せになれる100のこと】(21.12.29)

 

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王将戦

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将棋の「王将戦」第二局が、今日から川向こうの「山水館」で行われる。

羽生さんの通算タイトル100期も見たいし、藤井君が防衛して5冠を維持してもほしい。

タイトル戦出場だけでも大変なのだから、こういう機会はもうなかなか来ないだろう。
でもやはり、5冠維持はしてほしいし。

悩むなぁ。

 

画像は「山水館」の温泉。サイトからお借りしました。

 

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2023.01.20

中島たい子【漢方小説】

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著者:中島たい子
価格:572円
カテゴリ:一般
発行年月:2008.1
出版社: 集英社
レーベル: 集英社文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-08-746256-2

仕事も、恋愛も、なんとなく疲れちゃった…。大丈夫! そんなときの処方箋。

 

【院内カフェ】の著者による、それより前の著書。

これもまた、想像(期待?)していたものとは違った。

救急車を呼ぶほどの胃痛でなやんだみのりが、漢方医へ行って、「本当に」診察してもらえた。
最近の病院では、パソコン画面だけを見ている医者が多いのはうなずける。

そこで示された「陰陽五行説」の話は、興味深かった。
中医学というのは、人間におきるあらゆることをこの「五行に当てはめることが出来る。
「行」は、万物の元になる元素をあらわすのだとか。

 

自分自身、漢方の処方が欲しいなと思うことも多く、こういう中医学に触れてみたい。

 

肝心の物語の展開は、みのりやその友人たちに今ひとつ魅力を感じることがないまま終わってしまったが。

しかし、最後の漢方医とみのりのくだりはよかった。

 

関連記事

【院内カフェ】(23.12.21)

 

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2023.01.19

有栖川有栖【山伏地蔵坊の放浪】

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著者:有栖川有栖
価格:704円
カテゴリ:一般
発行年月:2002.7
出版社: 東京創元社
レーベル: 創元推理文庫
利用対象:一般
ISBN:4-488-41404-4

土曜の夜、常連相手に地蔵坊の体験談が始まる。常連諸氏は〈黒後家蜘蛛の会〉よろしく真相を当てようと談論風発。

 

腕利きのバーテンでもあるマスターがいる「えいぷりる」には、土曜の夜ともなると常連が集まってくる。

ダンディな出で立ちを崩さない洋品店の主、藪歯医者、写真家で写真館経営の床川夫妻。そしてレンタルビデオ屋の、僕 青野。
そこへは、地蔵坊という山伏がゲストとしてやってきて、彼の体験した事件を話す。

山伏が探偵という、一風変わったミステリ。山伏は事件の概要を詳しく話し、事件の謎解きを常連客に投げかける。

収録作品は、

「ローカル線とシンデレラ」
「仮装パーティーの館」
「崖の教祖」
「毒の晩餐会」
「死ぬ時はひとり」
「割れたガラス窓」
「天馬博士の昇天」

の6篇。
いずれも短いものなので、サクサク読める。

【仮装パーティーの館】では、よく似た仮装をした二人の入れ替わりが肝だが、これらを知らないと面白さは半減してしまうかな(自分は知らなかった)。

【崖の教祖】は、よく似た話が新聞紙面を賑わしている。

【死ぬ時はひとり】は、せっかくの息子への愛が、真相を暴かれて報われることがなさそうだ。
警察は解決できそうにないし、地蔵坊は、見逃したのだろうか?

タイトルも、哀れを誘う。

一見仲良く暮らしている隣人同士。
その中にも殺意が潜んでいた【割れたガラス窓】は、あまり読後感がよくなかった。

「えいぷりる」に集まる常連が、必ずしも地蔵坊の話を信じているわけではなく、しかし酒の肴としてその日の飲み代を持つという設定はどうかなぁ。
地蔵坊が気の毒な気がした。

 

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2023.01.18

ドラマ「警視庁アウトサイダー」第二話

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12日放映のビデオ取りに失敗して、第二話を観られなかった。とガッカリしていたら、TVerというところで配信されていた。

今回は「パリピ殺人事件」とかで、「パリピ」って?
パーティー好きを意味する「パーティー・ピープル」の略語らしい。

この話は、原作で読んだ範囲にはなかったのだが。現在全5巻の内、2巻目までしか読んでいないし、あまり食指が動かない。

「爆誕祭」という、芸能人を祝うパーティーがあるらしい。
そこへ参加していた一人が殺された。

架川たち三人は、関係者に取材に行く。
一緒に捜査する女性刑事が、何となく邪魔。これは上層部の娘で、後に重要な役どころになるのだろうか?

この三人のやりとりがコメディ調なのも、あまり好きではない。

真相追究は、なかなかよかった。

何故か鑑識の優秀な女性が架川に脅されて(?)協力しているのだが、彼女の鑑識眼が鋭い。
結果、事件の解決に大きく貢献している。

でもこのドラマ、何だかなぁ。真面目なのかふざけているのか??

 

画像は、ちょうど10年前の今日。大阪市内の某ホテルにて。前日からの会議へ向かうところらしい。

 

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小川洋子【海】

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著者:小川洋子
価格:539円
カテゴリ:一般
発売日:2009/03/02
出版社: 新潮社
レーベル: 新潮文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-10-121524-2

「今は失われてしまった何か」をずっと見続ける小川洋子の真髄。

 

「何とも懐かしい」と思える風景(自然とは限らず)を思い出させてもらった。

中にはあまりいいと思わないものもあったが、概ねその世界へ行ったような気持ちになれるもの。

冒頭の表題作【海】では、海風が鳴らしてくれる楽器の音が聞こえるようだ。

「銀色のかぎ針」の祖母と孫。

【缶入りドロップ】での色別に同じ色ばかりのドロップ缶を用意しておいて子どもを喜ばす話。どこかでも聞いたなぁ。

【ひよこトラック】での、言葉を失った少女とドアマンとの心の交流が哀しい。

【ガイド】もよかった。これも、少年と老紳士との交流が心温まる。人を信じることの大切さ。

 

全体に、古いもの(人)と現在との対比とも言えるかな。

 

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2023.01.17

1月17日(火)

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95年のあの日から、28年が過ぎた。

あの年も、火曜日だった。
成人の日が日曜日で、16日(月)を入れて三連休だった学生も多く、下宿先へ戻ってきて被災した人もいる。

その後テレビでは色々な特集をしているが、心に残っている番組が或る。いつぞやも書いていると思うが……。
父母を失って、叔母の家でやっかいになった、中学3年生の少年。

徹也と同い年だった。そして、すごく気を遣っているように感じた。
あの子はどうしているかなぁと、ふと思い出すことがある。今も書いていると、涙が出てくる。

 

画像は、これも9年前の1月17日。市民の森にて。

 

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モース警部

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「読書メーター」で、過去記事の【ウッドストック行最終バス】に「ナイス」が付いてきた。

コリン・デクスターの「モース警部」ものだ。
このモース警部というのが好きで、多分シリーズは全部読んでいる。勿論、紙本でだ。

そもそもモースが好きになったのは、偶然だが【オックスフォード運河の殺人】を必要があって読んだことから。

少々非道徳的で、思い込みがはげしく、しばしば捜査を間違った方向に導く。
その度に部下のルイス警部は右往左往し、モースの叱責に耐えている。

このモースだが、イギリスではホームズ並みに人気なのだという。
自分はマイナーもののファンかなと思っていたので、意外だった。

Kindle版も出ているようなので、読み返してみよう。
イギリスのいろいろなことが描かれていて、ホームズやポワロとは違った魅力があるのだ。

 

関連記事

コリン・デクスター【ウッドストック行最終バス】(17.08.27)

 

画像は9年前の1月17日、当市の「市民の森」にて。この日、彩雲が見られたのだった。

 

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2023.01.16

森絵都【出会いなおし】

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著者:森絵都
価格:726円
カテゴリ:一般
発売日:2020/03/10
出版社: 文藝春秋
レーベル: 文春文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-16-791453-0

人々の出会いと別れ、そして再会を描く珠玉の六篇をおさめた短篇集。

 

冒頭作【出会いなおし】は、チョコッと想像されるような、恋愛感情とは無縁の話である。

美術作家と、雑誌の編集者。それだけの関係でしかない。
仕事を通して相手が変わっていく様が面白く、こういう「出会いなおし」はいいものだなと思えた。

年を重ねるということは、同じ相手に、何回も出会いなおすということだ。会うたびに知らない顔を見せ、人は立体になる。

 

【カブとセロリの塩昆布サラダ】

おっ!おいしそうなサラダ!

ちょっとしたハプニングのせいで、デパートのお惣菜を買った主婦。
カブでは無く、大根が入っていたサラダだったため、ガッカリして惣菜売り場に電話をするのだが……。

ここで一番おかしいのは、名前と違う材料を入れた惣菜会社ではないのか?

多分、ここに出てくるようなサラダ専門店の食品を買うことはある。

そういった場合、商品名ほどメインのものが入ってないなぁと思うことはよくある。

 

次の【ままん】は、かなり切ない話かもしれない。

幼少期から母親の愛を充分に受けなかった(夫の方は死別)夫婦が、それぞれに自分だけの「ムーミンママ」を見つけていたのだった。

この気持ち、よく解るなぁ。

冒頭で妻が家を出て行く場面で、どんな修羅場があったのかと思ったのだが、話はだんだんと違う方向へ行った。

 

【むすびめ】では、15年間悩んでいたことが解決される。

案外、学生時代のこうしたちょっとしたことを引きずっている人は多いかもしれない。
思い切って同窓会に出てよかった!

 

【テールライト】は、二つに分かれている意味が解らない。

また、後半に至っては、なぜこんな話を書いたのか疑問に思う。
解説も、何だか触れにくそうだった。

 

最後の【青空】はよかった。

解説氏曰く、「時の流れはその人次第で変わる」というのも、うなずける。
きっと、息子と二人、妻(息子にとっては母)の思い出とともに生きていくだろう。

 

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2023.01.15

西村京太郎【十津川警部 犯人は京阪宇治線に乗った】

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著者:西村京太郎
価格:627円
カテゴリ:一般
発売日:2017/05/09
出版社: 小学館
レーベル: 小学館文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-09-406160-4

 同棲中の谷村有子と葛西信は、売れない役者同士。ある日有子は、渋谷で自動車運転免許証を偶然拾った。それは、今人気の女優新藤美由紀のものだった。

 

この二人に運が向いてきたのか、二人一緒にかなりいい役どころを貰った辺りから、物語が動き出す。
そして舞台は京阪へ。

別に京阪電車でなくてもいいのではというレビューもあったが、沿線でカメラを構えても邪魔にならない位置を確保出来、しかもほどほどに田舎ではないところではある。

有子が拾った運転面居所の持ち主新藤美由紀がこの配役の裏にあるのかと勘ぐったが、さすがにそれはなかった。

 

京都で起こった事件ではあるが、登場人物がすべて東京人であることから、十津川警部の登場となる。
あとは定番通り。

著者が昨年亡くなられたこともあり、十津川ものをもう少し読んでみようか。
気晴らしには、ササッと読めていい。

もっと時刻表トリックものがあればいいのに。

 

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2023.01.14

掛布雅之氏がバース氏の殿堂入りを祝福

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掛布雅之氏がバース氏の殿堂入りを祝福「助っ人ではなく、仲間だった。我慢強く、いたずら好き」

 

懐かしい三人組。
やはりあの「三連発」を思い出すなぁ。

 

画像は、当地の「市民の森」。

 

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天祢涼【葬式組曲】

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著者:天祢涼
価格:825円
カテゴリ:一般
発売日:2022/11/08
出版社: 文藝春秋
レーベル: 文春文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-16-791960-3

20代の女社長が率いる北条葬儀社には、ある「変わった」一面があった

 

冒頭作【父の葬儀】の父親は、あまりにも自分勝手だ。
杜氏という仕事に関しては尊敬される存在ではあったが、人物としては最低だった。
その真意を見抜けとは、あまりにも自己中心的な考えではないか。

そのために多くの人(息子二人はその最たるもの)を傷つけている。
あまりスッキリしない話だった。

 

【祖母の葬式】は、親代わりで育ててくれた祖母を失った新見が、大学を出てから葬儀社に勤務してからの話。

少々オカルトめいた依頼者は、火を極端に嫌っていたが、その理由は。
何だか怪しげな宗教も登場するし、人物入れ替わりという、これまたあまりあり得ない話。

 

【息子の葬式】では、わずか7歳の息子を交通事故で亡くした母親の、少々狂気じみた行動が語られる。

ここは、葬儀場の職員の視点からだが、相変わらず葬儀社の餡子はちょっとした相手の言葉から小さな謎を見つけ出す。

 

全編通して、語り手も何らかの葬儀を体験しており、その時とおなじ状態(祖母であったり息子であったり)が語られるという形を取っている。

 

最後の【葬儀屋の葬式】では、これまでの雰囲気をガラリと覆してしまった。
こんな終わり方でいいのだろうか?
それに、いわゆる犯人の意図が今ひとつ掴めないままだったし。

 

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2023.01.13

格安スマホ 検討中

Iphone

毎月のスマホ代が、ばかにならない。
そろそろ、検討する方がいいのではないか。

多分、一番のネックがLINEかなぁ。
でもLINEはいまでこそ必須のツールだが、フリーになれば家族と少数の友人だけでよくなる。

そのタイミングで格安スマホ導入が一番簡単だが、出来れば早くしたい気持ちも強い。

これまで、iPhoneは二年に一度は買い替えが当然だと思っていた。
それがこの情勢で、ついに「12」に出来ないまま今の「10」を4年間近く使っている。

これは重たくて好きではないのだが、仕方ないというか、「12」でminiにしようかと迷っていた。
小さくて軽いのはいいが、字も小さいのが苦しいかなぁ。

結局今は、そのまま使っているのだが……。

 

画像は「iPhone 14」だが、最近のは色のバリエーションが少ないかな?
自分好みの色があまり無いような気がする。

 

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川上未映子【春のこわいもの】

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著者:川上未映子
価格:1,760円
カテゴリ:一般
発売日:2022/02/28
出版社: 新潮社
利用対象:一般
ISBN:978-4-10-325626-7

こんなにも世界が変ってしまう前に、わたしたちが必死で夢みていたものは――

 

短編集

タイトルの【春のこわいもの】というのは無くて、全体が「ある春(どうやら2020年)のこわいもの」で覆われている。

「あなたの鼻がもう少し高ければ」は、人気のSNSに登場したくて、修正した写真を送って面接にこぎ着ける少女の話。

出てきた面接者は主催者の腰ぎんちゃくらしいが、「整形もしないで来るな」と追い返す。
一緒に来たあちこち整形で顔を整えている少女には、一顧もしない。完全無視。

いくら礼儀知らずの十代でも、随分と無礼なやりかただ。

しかしこの面接で、少女がさほど傷ついていないらしいのには、少し救われるが。

 

【淋しくなったら電話をかけて】は、二人称で進んでいく。「あなと」と呼びかけられている女性の日常と思い。まるで一人称のような語り口だ。

平気で差別用語を用いているし、嫌な表現も多い。

少し大きめの病院を見て、「なんとか人が死ぬことのできる病院」と言い、それ以前では小さな病院を「死ぬことのできない病院」と書いていた。

 

【ブルーインク】も、訳の分からないまま終わった。

「ぼく」に手紙(実際には創作)を渡した女子高生は、随分勝手な思考回路を持っているようだ。

終わりは何となく想像つくし、しかし必然性はまったくない。
ただ嫌な読後感だけが残った。

 

最終話【娘について】は、高校時代に仲良しだった二人のその後の物語。

家庭環境がまったく違った二人は、仲良しに見えてお互いを陥れていた。
という、まったく「こわい話」だった。

 

この著者のものは、以前に読んだことがあっただろうか?
何かを読んで嫌いになって、遠ざけていたような気もするが。

以前、短編集の中の一作だけを読んでいた。
その時も、嫌な感じがして他を読まなかったのかもしれない。

 

表紙カバーは大きな袋のようだが、「この袋には、いやなものが一杯詰まっているぞ」と言っているようで、不気味である。

 

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2023.01.12

加藤実秋【警視庁アウトサイダー】

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著者:加藤実秋
価格:748円
カテゴリ:一般
発売日:2022/11/22
出版社: KADOKAWA
レーベル: 角川文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-113114-5

警視庁桜町中央署刑事課のエース刑事・蓮見光輔は、本庁の組織犯罪対策第四課から異動してきた架川英児とコンビを組むことに。風貌も言動もまるでヤクザの架川に桜町中央署のメンバーが困惑。

 

【メゾン・ド・ポリス】シリーズが終わったときに、同じ著者の本書にちょっと惹かれたのだが、読むまでには至らなかった。

それが元旦の新聞で、西島(秀俊)さんがドラマの主役をなさると知り、急遽読み始めたもの。

中編三篇で、

【第一話  スネにキズ持つ男たち】【第二話  ミッドディラン】【第三話  裏切り者に罠を張れ】からなる。

第一話【スネにキズ持つ男たち】では、刑事の父に憧れて勉強している高校生が登場。ある日突然、その父が殺人容疑で逮捕されてしまったところからはじまる。これは長野県の話で、そのあとは直接とうじょうしない。

西島さんの役は、表紙絵の右側、ダブルのスーツにサングラス、態度もどこか威圧的な刑事架川英司だ。マル暴関係の部署だったのが、何か不具合があって所轄に飛ばされてきたようだ。

画面左側の若手は、この署のホープと見なされている蓮見光輔。

二人が組んで捜査に当たるのだが、光輔は架川の常識外れの行動にしばしばとまどう。

この途中で、光輔が実は長野県の高校生で、名前を偽って警視庁の途中採用に応募してきたことが判明。
それを架川に利用され、架川が4課に帰るための行動に協力するよう脅される。という奇妙な協力体制が出来上がる。

 

第二話【ミッドディラン】が、ドラマの第1回で放映される話のようだ。

被害に遭ったのはある金持ちの家政婦で、その家の引きこもり息子が犯人らしい。彼は姿を消していて、警察は心当たりを捜していく。

「この家の人たちには秘密があって……」というのがドラマのテーマになっているそうだが、話はそんな複雑なことではなく、よくある「いい人」の裏の顔が覗いてくる。
息子は本当は純な若者で、罪を償ってちゃんと自分の気持ちを伝えられるようになることを祈る。

 

【第三話  裏切り者に罠を張れ】では、警察内部の暗部が浮かび上がってくる。

ドラマではかなり簡単な構図になっているようだが、実際は本当の黒幕ははっきりしない。

 

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2023.01.11

はらだみずき【海が見える家 それから 】

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著者:はらだみずき
価格:715円
カテゴリ:一般
発売日:2020/08/05
出版社: 小学館
レーベル: 小学館文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-09-406796-5

果たして、都会を捨て、田舎に逃げてきただけなのか? あれから一年。自問の末、文哉が踏み出す新たな一歩とは?

 

最初の【海が見える家】がよかったので、続きを読みたくなった。

こちらも、表紙絵がいい。

前巻と違うのは、家の前の畑にトマトが育っているらしいこと。

この場所で便利屋のような仕事をしていた文哉だったが、次第に仕事のやり方について考えて増やしていく。

母親が海で死んでから心を閉ざしていた凪子は、センスの良さから自作の工芸品が文哉の協力で売れるようになり、次第に心を開いていく。

土地の人に対しても愛想が悪いが野菜作りの名人幸吉とも、教えを請うことで懇意になり、色々なことを学ぶようになった。野菜作りも好調になっていく。

そんな中、姉がほったらかしにしたまま出奔した雑貨屋も少しずつ客がつきだし、文哉の家はサロンのようになっていく。
地元民と別荘族、双方の親睦を目指した集まりも大成功し、文哉はこの土地で生きていくことに手応えを感じていく。

全体に、いい話だった。
すこしうまくいきすぎの感もあるが、読んでいて気持ちが良かった。

現在読んでいる本が、夫のUターンで故郷に帰った女性が地域で苦労している話と、つい比べてみる。

文哉は地域に積極的に溶け込もうとしたのが、うまくいった理由だろうか?

 

関連記事

【海が見える家】(22.12.24)

 

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ドラマ「どうする家康」

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もう何年間も(何十年間も?)、大河ドラマを観ていない。

ところがどういう風の吹き回しか、8日初回の「どうする家康」を観てみた。

大河でお馴染みの家康だが、いつも偉そうな男としてしか認識していなかった。
「へたれ家康」というキャッチコピーが少々面白くて録画したのだが、いつまで観るかは自分でも不明。

 

一回目は、やはり野村萬斎が圧倒していた。この人は好きではないのだが、典雅で勇猛な氏家はピッタリでよかったのではないか。
どうやら初回後半で討ち死にし、出演は一回切りのようだ。(登場が少ないから引き受けたとは、ご本人の弁。)

 

主役の松潤は、お手並み拝見というところ。
嵐では二宮和也しか買っていない自分だが、今回は初々しい元康でなかなか良かった。
家臣役の松重豊がよく引き立てていたとも言える。

 

画像は日光東照宮、Wikipediaよりお借りしました。
日光は、行ったことないんだなぁ。

 

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2023.01.10

平野威馬雄【新版 レミは生きている】

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著者:平野威馬雄
価格:880円
カテゴリ:一般
発売日:2022/08/10
出版社: 筑摩書房
レーベル: ちくま文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-480-43832-4

ぼくは「日本人」じゃない? 生涯「混血児」を救い続けた文学者の青く切ない自伝小説。今こそ読みたい名著復刊!

 

料理愛好家、平野レミさんの父上の自伝的小説。「復刊」とあるように、最初はかなり昔の出版らしい。

Wikipediaなどの著者略歴も、多く本書から取っているようだ。

横浜という(勝手な推測だが)かなり開放的な土地にあって、なおこの差別があったのかと唖然となる。

小さい頃からの謂われなき差別に苦しみ、戦争中は特高に引っ張られもした。

戦後、彼らが物資をいっぱい持って来て自分たちが何とか罪を逃れようとした姿勢には呆れてしまう。

「あいのこ」問題は戦後も続き、いや戦後進駐してきたアメリカ兵との子どもたちの悲劇は、より悲惨だったのかもしれない。

著者はそれに心をくだき、「レミの会」という組織を作って手を差し伸べる。
当時家には常時その子たちが来ていて、妻や子ども(平野レミさん)は一生懸命料理を作っていた。

平野レミさんは、自分が料理好きになったのは、この頃のことが大きいと解説に書いていらっしゃる。

一方、著者はその生い立ちのこともあって、かなり奔放な暮らしをしてきたようだ。

戦争中に苦労をともにした妻や子を捨てて、レミさんたちの母親と再婚したのかな?
戦争中は、すでに再婚後かな?

そのあたりは、よく判らなかった。

日本が好きで、ずっと着物で通し、京都訪問が好きだった著者。
外国へ行ったのは、レミさん夫婦が新婚旅行で著者の父上の墓を見つけてくれてからだという。

そして自身は、横浜の外人墓地に眠っておられる。

 

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2023.01.09

ドラマ「警視庁アウトサイダー」

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初回は色々盛り込んであった。

架川と蓮見のチームに合流するのは、実は副総監を父に持つ水木。
こんな偉い人が、食堂で食事をするのかなと思うが。

彼女が父からプレゼントされたのは、ボールペン。
このボールペンについては、多分後々大きな小道具になるだろう。原作では、随分あとまで登場していない。

 

今回は第1巻の「家政婦殺人事件」だが、これまた原作にはなかった被害者宅の「裏の顔」がゾロゾロ出てくる。
父親が、こうまで息子を突き放せるものだろうか。

この家で一番まともだったのは、実は息子ではなかったか。

 

光輔の正体についても、架川は調べている。
ざるそばに唐辛子をかけて食べる習慣や、時折つぶやく光輔の言葉に反応したり。

架川の手下たちの動きが、結構楽しい。

 

画像は、ちょうど10年前の1月10日、雪の伊吹山。

 

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2023.01.08

原田ひ香【人生オークション】

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著者:原田ひ香
価格:671円
カテゴリ:一般
発売日:2014/02/14
出版社: 講談社
レーベル: 講談社文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-06-277760-5

『三千円の使いかた』の著者による、
部屋が片づく、心が軽くなる、"デトックス小説"!


表題作【人生オークション】と【あめよび】の、中編二篇収録。

【人生オークション】は、紹介文にあるような「部屋が片づく、心が軽くなる、"デトックス小説"ではないような。
いや、これまでの著作から見ると、本作の趣旨はそこにあるのだろうか?

だがしかし、主人公の叔母の不器用な生き方が、何故か愛おしい。


本書も、表紙が中身を台無しにしている。

もう一つの【あめよび】とは、「雨呼び」ではなく「雨予備」のこと。

眼鏡店に勤める実直な女性と、ラジオ番組に投稿する「ハガキ職人」と呼ばれる男の、ダラダラと続くお話し。
女性の周囲の人たちは、いつまでもそういう状態を続けないで別れるように言う。

男性は、何故か彼女の「結婚しよう、一緒に住もう」に応じようとしない。
この辺の男の気持ちが、まったく分からない。

所詮は、「雨予備」だというのが、関係するのか?

最後まで、あまり入り込めない小説だった。

原田ひ香というのは、もっと面白いものを書くのだと思っていたのだが。

 

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2023.01.07

名探偵ポワロ「猟人荘の怪事件」

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これはかなり覚えている。

家政婦の入れかえ、盗まれた自転車、賢い猟犬。この犬、本当におりこうさんだわ。

そうそう、冒頭の狩場の場面も。
ポワロも、ライチョウの肉を楽しみに寒がりなのにはるばるやってきている。
狩人たちは等間隔に離れて、それぞれ銃を撃つ。ヘイスティングスは上手ではないようだ。

被害者は、えげつないやり方で金を貯め、それをちらつかせながら周りの人たちを支配している。
誰からも嫌われている金持ちで、同情する人はいないだろう。

 

画像は「春の七草」

 

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2023.01.06

西村京太郎【十津川警部 影を追う】

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著者:西村京太郎
価格:692円
カテゴリ:一般
発行年月:2005.4
出版社: 徳間書店
レーベル: 徳間文庫
利用対象:一般
ISBN:4-19-892231-4

東京・井の頭公園の道路脇に停車していた車の中で、女性が殺害されていた。さらに記事を書いた編集長も殺害される。困惑する捜査本部。そこへ、犯人の名前が記された手紙が届いたのだ! 差出人の<シャドーX>とは何者か? 事件は予想外の展開を見せ始めた……。

 

随分こわい話だった。

通常のミステリーと違い、これは非常に頭のいい狂信者グループの犯行だから。
十津川の家にも盗聴器が仕掛けられ、彼の生活は犯人たちに筒抜けだった。携帯電話も、傍受されている。

携帯電話なんて、一時的にプリペイドのものを持って、それを関係者だけが使うようにすればいいのにと思うのだが……。

タイトルの「影を追う」というのは、正体の分からない犯人のことだろう。

十津川たちも警察組織からかなり外れて、脅しはするし暴力はふるうしで、これまでのものとは随分違った。

でその恐ろしさだが、もしかしたらこれは今の日本でもあり得る話ではないかと思えるから。

女性の顔の真ん中を新幹線が横切る表紙絵も、あまり頂けない。
新幹線なんて、メインじゃないし。

 

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2023.01.05

ドラマ「岸辺露伴は動かない」ジャンケン小僧

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今回は、子供が登場。
達者な子役だが、こういう子は好きではない。

露伴に執拗にジャンケンをせがみ、勝つと露伴を超えることが出来ると信じている。
最初は無視していた露伴だが、うっかり乗ってしまったばかりに酷い目に遭ってしまった。

これも、四つ辻に住まう一種の妖怪(?)のようなものの仕業だったようだ。

古来、色々な言い伝えがあって、タブーとされていることも多い。
「四つ辻には気をつけろ」と、前回出てきた神主親子は警告している。

「辻占占い」というのは子どもの頃聞いたことがあるが、実際に手に取ったことはない。

 

8年前の元旦は、雪で明けた。

 

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2023.01.04

柴崎竜人【三軒茶屋星座館 1 冬のオリオン】

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著者:柴崎竜人
価格:
カテゴリ:一般
発売日:2016/02/13
出版社: 講談社
レーベル: 講談社文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-06-293046-8

この星座館には、家族の夢が詰まっていた――。

 

プラネタリウムは好きだ。
小学校3年生の頃、転校した学校で春休みに先生が連れて行って下さって以来の大好きな場所だ。

本書は、「オリオン座」「おおくま座」「山羊座」「水瓶座」が取り上げられている。

店主の和真は、娘月子を連れて転がり込んだ双子の弟創真と暮らしている。
常連たちも、なかなか個性的な人物ばかりだ。

バーもやりながらのプラネタリウム経営は、あまりはやっていない。
しかし和真はその少ない客にも、丁寧に星座の説明をする。
ただ、神話の神様たちの会話は、とても上品なものとは言いかねるが。

姪の月子がかわいい。

 

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「賽銭は100円以上で…」都内の寺が異例のお願いをした理由は……

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こんな(↓)ニュースが、年末にあった。

「賽銭は100円以上で…」都内の寺が異例のお願いをした理由は、物価高じゃなかった

金融機関が、小銭入金に手数料をとるようになったし、その費用がバカにならないのだとか。
そう、預ける金額より手数料の方が大きくなることもあるから。

神社では、お賽銭もキャッシュレスにするところがあるとか聞く。
なんだが、ありがたみが薄れるように感じるのは、古い人間だからか?

いや、普段の買物では出来るだけ現金を使わないようにしているのだが、小さな店では現金で、それも小銭は積極的に使うようにしている。といっても、10円玉で100円以上を払うとか、100円玉を10個以上使うといったことはしていないが。

ある程度のバランスを保って、小銭を使ったり、また非常用の10円玉を保管しておいたりはしているのだが、何だか世の中いろいろと世知辛いと、新年早々感じたことであった。

 

画像は、枚方市牧野にある「片野神社」。「一宮」ともいい、大阪城の鬼門鎮護の社でもある。
ちなみに市内には、「二宮」「三宮」もある。

 

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2023.01.03

垣谷美雨【あきらめません! 】

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著者:垣谷美雨
価格:1,705円
カテゴリ:一般
発売日:2022/05/25
出版社: 講談社
利用対象:一般
ISBN:978-4-06-527768-3

ミサオ(80代)、郁子(60代)、由香(30代)は世代をこえて「私たち」を取り巻く問題に立ち向かう!

 

夫の田舎への移住を決めたときから、これは困難を引き寄せるなと思った。

そして現実は、想像以上に厳しかったようだ。

途中でイライラしてしまった。読み続けるのが嫌だが仕方ない、投げ出せないから。

 

そんな中でも、いわば「同志」を得て奮闘する郁子を応援したい。
そしてその「同志」であるミサオや由香も、潔い。

対して、男どもの「あるある」にゾッとする。

「男ども」と一括りにするのは良くない。
郁子の夫は、中学時代の恩師に「男はこうあるべし」と説得されて一時おかしくなっていたが、高校時代の友人に諭されて、元の夫に戻った。それどころか、積極的に郁子を応援してくれる。

この地で生まれ育った由香も、職場でのセクハラや義父の理不尽に対決していく。その夫も、夫の母もしっかりした人物だ。

郁子の義母も、しっかり気働きが出来ていて、由香の義母が家出してきたのをかくまったり、因習に囚われない生き方の出来る人だ。

それぞれの人物がかなり類型的に描かれており、結末が見えるという欠点はあるが、なかなか痛快な展開だった。


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映画「検察側の罪人」

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年末に大風邪をひいて寝正月だし、何もする気になれないので、かなり前に気になってアマプラで登録していた本作を観る。

木村拓哉と二宮和也の競演がすごかった。

新米検事として、木村演じる最上を尊敬している沖野(二宮)。最初の方では、礼儀正しく最上に接している。

最上には、学生時代の下宿の娘が殺された事件が迷宮入りになってしまっという過去の苦い思いがある。

そして、今起きた老夫婦殺害事件。当時容疑者の一人として挙がっていた人物が、またもリストに。

過去の事件は時効になっていたが、最上は何としても今回の容疑者を有罪にしたい。

 

やがて最上の強引なやり方に、沖野は少しずつ疑問を抱いていく。
沖野が成長してきたとも言える。

二人の絡みが悲しい結果になったのは辛いが、二宮は木村をしっかりと喰っていた。

今さらながら、「ニノってうまいなぁ」と思う。
キムタクも、さすがの貫禄だったが。

検察側の「罪人」というのは、そういう意味だったのか。

重い!

 

途中何度か最上の祖父の話が出てくる。
きっと原作ではもっと詳しく述べられているのだろうが、あの戦争を引きずっていることと、現代との対比が今ひとつ判りにくかった。


この戦争中の回想(最上の想像?)場面では、キムタク自身が兵士に扮していた。おそらく祖父の役なのだろうか?
映像化の時間制約やもしれぬ。

 

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2023.01.02

宮崎徹【猫が30歳まで生きる日】

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著者:宮崎徹
価格:1,980円
カテゴリ:一般
発売日:2021/08/04
出版社: 時事通信出版局
利用対象:一般
ISBN:978-4-7887-1755-8

本書は、最新医療の研究現場のリアルを伝えます。

 

何とも魅力的なタイトルに惹かれて読む。

前半は宮崎先生の経歴から、なぜネコの腎臓病の研究をなさるようになったかの説明が大半を占める。

最終的には、宮崎先生は人間の医師なので、人間の病気に使えることを目指していらっしゃる。

だが、大学での研修を実際に使える薬するまでには、やはりお金の問題が大きいのだった。

ヒトの腎臓病にこの「AIM」が使えるようになった後は、アルツハイマー病にも有効ではないかと考えておられる。
アルツハイマー病の原因にもタンパク質の異常が言われて久しいが、治療薬はまだまだ開発されていない。

この「AIM」を含む薬が製品化されたら、こんな嬉しいことはない。

これらだけでなく、あらゆる病気の治療薬にもなってほしいものだ。

 

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12月の読書メーターまとめ

12月の読書メーター
読んだ本の数:18
読んだページ数:4483
ナイス数:1955

少女たちの戦争 (単行本)少女たちの戦争 (単行本)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/12/post-c0f2da.html
もうこういうエッセイを書くような時代が来ませんように!
読了日:12月29日 著者:石井好子ほか


殺し屋、続けてます。 (文春文庫 い 89-3)殺し屋、続けてます。 (文春文庫 い 89-3)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/12/post-a0bd8b.html
【殺し屋、やってます】の続編ですが、こうした変わった趣向をシリーズ化するのはむずかしいのではと思います。
読了日:12月27日 著者:石持 浅海


仙台ぐらし (集英社文庫)仙台ぐらし (集英社文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/12/post-bab425.html
実は再読。あらためて、伊坂さんは心配性だなと思います。
読了日:12月27日 著者:伊坂 幸太郎


アリバイの唄 (講談社文庫)アリバイの唄 (講談社文庫)感想
夜明は、タクシードライバーですが、元警視庁捜査一課の刑事という過去を持っています。その夜明が解く、前代未聞の大トリックとは?
過去にも例はありましたが、やはり大きなトリックでした。
読了日:12月25日 著者:笹沢 左保


海が見える家 (小学館文庫)海が見える家 (小学館文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/12/post-fe018f.html
主人公は、この海の見える家が気に入ったようです。
読了日:12月24日 著者:はらだ みずき


派遣社員あすみの家計簿 (小学館文庫)派遣社員あすみの家計簿 (小学館文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/12/post-6ea741.html
最初の方で、この「あすみ」というアラサー女子のおバカぶりにあきれ果てたのでしたが……。
読了日:12月22日 著者:青木 祐子


虹果て村の秘密 (講談社文庫)虹果て村の秘密 (講談社文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/12/post-067646.html
講談社の「ミステリーランド」シリーズの中の一冊ということで、こういう主人公も対象も小学生なのを、ジュブナイルと呼ぶそうです。
読了日:12月21日 著者:有栖川 有栖


院内カフェ院内カフェ感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/12/post-7f079f.html
院内カフェには、必ずしも患者や医者ではない、色々な人が来ます。
読了日:12月20日 著者:中島たい子


今日は心のおそうじ日和2 心を見せない小説家と自分がわからない私 (メディアワークス文庫)今日は心のおそうじ日和2 心を見せない小説家と自分がわからない私 (メディアワークス文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/12/post-45e7ef.html
「癒やし系」の本だと思って読んだのですが、とんだ「嫌な奴」登場でした。
読了日:12月19日 著者:成田 名璃子


Rのつく月には気をつけよう (祥伝社文庫)Rのつく月には気をつけよう (祥伝社文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/12/post-efa93c.html
全編通して大きなミスリードがあったのですが、あまりフェアとは言えない気がします。
読了日:12月18日 著者:石持 浅海


スタートライン (喜多川 泰シリーズ)スタートライン (喜多川 泰シリーズ)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/12/post-48eae6.html
「未来には、今君らが考えている以上に、楽しいことであふれた毎日が待っている」というのは、素敵な言葉ですね。
読了日:12月15日 著者:喜多川 泰


忘れる脳力 脳寿命を伸ばすにはどんどん忘れなさい (朝日新書)忘れる脳力 脳寿命を伸ばすにはどんどん忘れなさい (朝日新書)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/12/post-ecb863.html
「忘れること」への不安が少しでも和らぐなら、それは良書なのかもしれません。
読了日:12月13日 著者:岩立 康男


【Amazon.co.jp 限定】作りたい女と食べたい女 3(特典:描き下ろし漫画ペーパー付き) (it COMICS)【Amazon.co.jp 限定】作りたい女と食べたい女 3(特典:描き下ろし漫画ペーパー付き) (it COMICS)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/12/post-d254ac.html
表紙絵にも、何となく野本さんの気持ちが溢れているように感じますね。
読了日:12月11日 著者:ゆざきさかおみ


ちょっとそこまで旅してみよう (幻冬舎文庫)ちょっとそこまで旅してみよう (幻冬舎文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/12/post-f31b7b.html
ホントに「ちょっとそこまで」という感じの旅が多いです。
読了日:12月09日 著者:益田 ミリ


パソコンで困ったときに開く本2023 (アサヒオリジナル)パソコンで困ったときに開く本2023 (アサヒオリジナル)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/12/post-d3f604.html
このシリーズはずっと昔から出ていて、ごく初心者の頃にはよく利用していました。
読了日:12月08日 著者:朝日新聞社


殺し屋、やってます。 (文春文庫)殺し屋、やってます。 (文春文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/12/post-472ef8.html
依頼人と殺し屋の間には二人いるので、双方互いに知り合うことはないのです。リスク回避ですね。
読了日:12月06日 著者:石持 浅海


弱い力でも使いやすい 頼もしい文具たち弱い力でも使いやすい 頼もしい文具たち感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/12/post-9c748b.html
この本の素晴らしいのは、ページを抑えなくても、本がペタンと開くことです。
読了日:12月04日 著者:波子


エリザベス女王-史上最長・最強のイギリス君主 (中公新書)エリザベス女王-史上最長・最強のイギリス君主 (中公新書)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/12/post-a55482.html
女王の歴史をたどりますが、同時に近代のイギリス史だとも言えます。
読了日:12月02日 著者:君塚 直隆



読書メーター

 

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2023.01.01

紅白歌合戦

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年末に風邪をひいて、年が開けても引きずっている。

それでも一応雑煮とお節を少々食べて、今日は(今日も?)のんびりしよう。

Twitterで福山雅治が大トリだったと知って、ふと「紅白」を見てみようかと思い立つ。

便利な「NHKプラス」で、昨夜の放映をそのまま流す。

つれあいがいた頃は、テレビはついていたので、チラチラと見ていた。
2年前からはそれもなくなり、昨日は一度もテレビをつけていない。

まったく久しぶりの紅白だったが、結構楽しめた。

黒柳徹子がマイクと間違えて(確かに間違えたよね)ペンライトを取り上げたのを、隣にいた羽生結弦がソッとマイクを差し出してフォローしていた。そういう気配りが効く子だな(と言っても、もう三十路近くか)。

 

いきなり(二番目くらい?)の、郷ひろみ。何年も見ていなかったが、随分老けたなぁ。

工藤静香が24年ぶりで出演。娘のCocomiがフルートで盛り上げていた。

篠原涼子が28年ぶりとか、「恋しさと せつなさと 心強さと」、懐かしいなぁ。

若大将が22年で引退するとかで、昨夜が本当のライブ最後になった。仕方ないけど、やはり往年の元気さはない。

ユーミン50周年も楽しかった。荒井由実との競演という、IT技術を使った演出をしていた。
ゲスト審査員の坂東彌十郎 さんが「卒業写真」を口ずさんでいらっしゃるようだったのが、意外だった。

 

出演者の若い人たちは殆ど知らないが、「50周年を迎えた」とか「25周年」とかで、わりあいおじさんたちも出ていたのには驚いた。
ま、加山雄三はその筆頭だったが。

 

司会の櫻井翔と、今年の大河「どうする家康」主演の松本潤とのツーショットもよかったな。司会者たちは、結構安定していてよくやっていたと思う。
今年は大河を見ようかな。

 

そして本命の、福山雅治「桜坂」。熱烈なファンというのではないが、福山は好きだ。安心して聞ける。

 

という、年の初めを過ごしている。

 

画像は、昔よく初詣に行った「法隆寺」。

 

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ほしおさなえ【紙屋ふじさき記念館 故郷の色 海の色】

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著者:ほしおさなえ
価格:704円
カテゴリ:一般
発売日:2021/08/24
出版社: KADOKAWA
レーベル: 角川文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-111418-6

物語はついに、「活版印刷三日月堂」と完全リンク! 紙が繋ぐ絆の物語

 

前回読んでからかなり経っているので、思い出すのに少しかかった。

主人公「わたし」の語りで進んで行く。

今回は、その「わたし」百花の大学のサークル仲間との交流から、昔読んだ【活版印刷三日月堂】とつながっていく。
こちらはさらに、思い出せない。

なんでも、活版での印刷に拘っている会社の話だったのか。
ここでアルバイトをしている学生が、百花の大学に入学してきた。その縁もあって、サークルで見学を兼ねた新入生歓迎遠足へ行くことになる第一話「活版印刷」

川越は一度ご縁があったのだが、結局行けずじまいだった。

「小江戸」と呼ばれているそうで、今の東京では見られない、江戸時代の風物が残っているようだ。

 

表題作「故郷の色 海の色」は、藤崎や出版社の人と京都まで出かけて、古い紙屋さんなどを訪問する話。

「故郷の色 海の色」とは、インクの色を表している。同時に、それをモチーフにしたノートの表紙も。

百花は前社長夫人(藤崎の祖母)や色んな人の話を聞いて、サイトを立ち上げたりネット販売についても勉強していく。

ふじさき記念館の入っているビルは壊されることが決まっており、そのあとをどうするか?

単に持続させることを目指すのではなく、より「求められるもの」を目指しての、サイト活用や、その後の実店舗への夢など。

百花自身のこれからの生き方もからめて、次へと繋いでいく。

 

こういうのを読むと、思い切って断捨離した万年筆やインクなど、また欲しくなってしまう。
断捨離も、こうした小物ではなく、場所を取る大きなものを先に片付けて、小さいものは最後に廻せばよかった。

 

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