西村京太郎【十津川警部 影を追う】
著者:西村京太郎
価格:692円
カテゴリ:一般
発行年月:2005.4
出版社: 徳間書店
レーベル: 徳間文庫
利用対象:一般
ISBN:4-19-892231-4
東京・井の頭公園の道路脇に停車していた車の中で、女性が殺害されていた。さらに記事を書いた編集長も殺害される。困惑する捜査本部。そこへ、犯人の名前が記された手紙が届いたのだ! 差出人の<シャドーX>とは何者か? 事件は予想外の展開を見せ始めた……。
随分こわい話だった。
通常のミステリーと違い、これは非常に頭のいい狂信者グループの犯行だから。
十津川の家にも盗聴器が仕掛けられ、彼の生活は犯人たちに筒抜けだった。携帯電話も、傍受されている。
携帯電話なんて、一時的にプリペイドのものを持って、それを関係者だけが使うようにすればいいのにと思うのだが……。
タイトルの「影を追う」というのは、正体の分からない犯人のことだろう。
十津川たちも警察組織からかなり外れて、脅しはするし暴力はふるうしで、これまでのものとは随分違った。
でその恐ろしさだが、もしかしたらこれは今の日本でもあり得る話ではないかと思えるから。
女性の顔の真ん中を新幹線が横切る表紙絵も、あまり頂けない。
新幹線なんて、メインじゃないし。
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