有栖川有栖【論理仕掛けの奇談 有栖川有栖解説集】
著者:有栖川有栖
価格:990円
カテゴリ:一般
発売日:2022/03/23
出版社: KADOKAWA
レーベル: 角川文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-112174-0
本格ミステリのプロフェッショナルが愛をこめて執筆した、国内外の名作に寄せた解説集! 優れたミステリ・ブックガイドとしても最適の1冊。
他作家の解説集ということで、有栖川有栖さんの独特の見方を知りたくなった。
本書を読んで未読の本を手に取って貰えればと仰っているが、既読本の解説を読むと再読したくなる。
特に圧倒されたのが、松本清張著【点と線】の解説。
中学生の頃読んだときの話は面白かった。ケチョンケチョンにけなしておられるのだが。いわゆる本格派としては、粗ばかりが目立ったのだろう。
自分が初めて読んだのは20代に入ってからだと思うが、「移動方法」についての無知ぶりなど、同じように感じた部分はある。
だが、なんといっても、自分にとっては聖典的存在の本書。著者が認識をあらためられたのが、素直に嬉しい。
連城三紀彦【暗色コメディ】、篠田真由美【原罪の庭】、クリスティー【オリエント急行の殺人】、坂木司【仔羊の巣】、クイーン【Xの悲劇】と、他にも再読したいもの山積みで、新しい本には手が出そうにない。
再読を決めた本
【Xの悲劇】エラリー・クイーン
【暗色コメディ】連城三紀彦
【原罪の庭】篠田真由美
【オリエント急行の殺人】アガサ・クリスティ
【仔羊の巣】坂木司
【ローマ帽子の謎】エラリー・クイーン
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