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2023.03.31

上田健次【銀座「四宝堂」文房具店】

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著者:上田健次
価格:770円
カテゴリ:一般
発売日:2022/10/06
出版社: 小学館
レーベル: 小学館文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-09-407192-4

銀座のとある路地の先、円筒形のポストのすぐそばに佇む文房具店・四宝堂。創業は天保五年、地下には古い活版印刷機まであるという知る人ぞ知る名店だ。

 

最初は、文房具紹介の本かと思った。

店主は、宝田硯。
そしてお決まりの、悩みを抱えた客の登場。それらを硯が解いていくといった展開である。
と書いたが、実際には「悩みを解く」ということにはなっていないかもしれない。

収録作は、【万年筆】【システム手帳】【大学ノート】【絵葉書】【メモパッド】と、いずれも魅力的なタイトルが並ぶ。

やはり冒頭作【万年筆】がよかったかな。

しかしこの祖母は、もう70代。
このあとも一人暮らしを続けるのだろうか?凜自身、結婚などで生活スタイルも変わっていくだろうし。

 

【大学ノート】は、弓道部の主将と副主将を務める二人の、お役目が終わってからの「大学ノート」を祝福したい。
コクヨのキャンパスノートというのが、懐かしい。

 

【絵葉書】には、あまり共感出来なかった。

しかし最後で、店主の硯と幼なじみの近所の喫茶店の娘良子との関係が進んだようでホッとする。

 

【メモパッド】

ロディアの「12」版のメモパッド。
たしかに、これは色々と使えて便利だ。

行くところもなくてウロウロしていた主人公は、拾ってくれた「大将」から、このメモパッドを活用することを命じられる。

色々あって時を経て、今や立派な寿司職人になった彼は……。

 

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奈良岡朋子さんご逝去

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奈良岡朋子さん「これが別れではないですよ」 生前にしたためた文章

奈良岡朋子さん

素敵な方だったけど、この「又会えますよ」の言葉もこの方らしい。

 

画像は、10年前の4月1日。
多摩川にて

 

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2023.03.30

光原百合【時計を忘れて森へいこう】

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著者:光原百合
価格:817円
カテゴリ:一般
発売日:2006/06/28
出版社: 東京創元社
レーベル: 創元推理文庫
利用対象:一般
ISBN:4-488-43202-6

ミステリ作家・光原百合のデビューを飾った心やさしい物語。

 

実は再読

光原百合さんは好きで、特に本書は大好きだった。
一時絶版かなと危惧していたが、同じ体裁の文庫本が見つかった。2006年発行だから、随分古い本だ。

 

若杉翠と深森護
主人公の名前だが、何だか名前そのものが主人公たちを表しているようだ。

殺伐とした事件が起きるわけではない。

日常の謎を、翠が話し、護が解く。

只それだけの話だが、信州の自然とあいまって、なんとも言えず気持ちが温かくなる。

第一話では、翠の級友が担任にぶたれたのを許さないというもう一人の級友の思い違いを、護が解く。
それ以来、3人はごく仲良しになる。

楽しいのは、翠の護への想いがバレバレなのを、平気なことだ。

第二話は、婚約者を事故で亡くした草平の疑惑を、護がひもとく。

第三話は、冬のキャンプ。ここでも翠は、チャッカリ護の隣の席を占めたりしている。

きれいなところ、素敵なところではあるが、冬の寒さを思うと、暮らすのは難しそうだ。

 

著者の光原百合さんは、昨年亡くなっておられた。お若い方の死は、悲しい。
もう新しい作品には、お目にかかれないのだ。

古い本も、ほぼ古書でしか残っていない。

 

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【時計を忘れて森へいこう】(06.08.23)

 

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2023.03.29

名探偵ポワロ「メトロポリタンホテル盗難事件」

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仕事のストレスが溜まって体調を崩したポワロは、とうとう医者から静養するようにと言われる。
この医者は、「イタリア貴族殺害事件」でも出ている。ヘイスティングスがイタリア車を買って壊した事件だった。

ミス・レモンの指示で向かったのは、ブライトンというところ。そこのメトロポリタンホテルに滞在することになる。お目付役は、勿論ヘイスティングスだが……。

結局事件解決に乗り出し、ヘイスティングスはミス・レモンにこっぴどく叱られる。

短編はここまでで、次からは長編が放映されていく予定。

今回、オスカーワイルドが事件の鍵になっていた。

一つ、矛盾点。

メイドが二度も自室へ行くかどうか、はっきりしない。一度ならともかく、二度も偶然をあてにするとは、かなり苦しいのではないか。

 

画像は、10年前の3月30日。ご近所の定点スポットから。
この年は、この辺でも比較的早く咲いたようだ。

 

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2023.03.28

青山美智子【お探し物は図書室まで】

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著者:青山美智子
価格:814円
カテゴリ:一般
発売日:2023/03/02
出版社: ポプラ社
レーベル: ポプラ文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-591-17601-6

自分が本当に「探している物」に気がつき、明日への活力が満ちていくハートウォーミング小説。

 

東京のとある区では、住民のためのコミュニティーハウスという建物があり、そこでは色々な講座が開かれていたり、図書室もある。

さまざまな悩みを抱えて生きている人たちが、ここを訪れて、自分で道を見つけていく。
それは、まさに「図書室で捜し物が見つかった」ことによる。

この図書室のレファレンス係という女性が非常にユニークなのだが、ピタリの本を教えてくれるのだ。この女性、小町さゆりさん。名前からは想像できない偉丈夫(?)で、始めはみんなビックリする。

 

悩んでいる人はさまざまだ。同じセンターへ行くのだから当然だが、章を超えてつながりがあったりする。

【一章 明香 二十一歳 婦人服販売員】

【二章 諒 三十五歳 メーカー経理部】

諒の恋人が、いい感じだった。諒とはかなり年の差があるが、しっかりと自分を持っている。

【三章 夏美 四十歳 元雑誌編集者】

子育ては、予想もしてなかったことの連続だ。

【四章 浩弥 三十歳 ニート】

絵が好きで、デザイン学校を出たのに、絵の仕事には就けなかった浩弥。

コミュニティーセンターに通ううち、小町さんに勧められた本を読んで、少しずつ自分を取り戻していく。
高校時代に自分の絵を褒めてくれていた友人は、書くことが好きで、いつも小説を書いていた。

その友人は、違う出版社に転職した夏美との縁で、作家デビュー出来ることになった。

浩弥は、実は母親が自分をソッと見守ってくれていたことに、今さらながらきづくのだった。

この章で、司書見習いの過去に少し触れて、小町さんの姿がより鮮明になった。

【五章 正雄 六十五歳 定年退職】

趣味も何も持たない男の定年後は、かなり厳しいものである。

妻はIT企業で働いていたこともあり、今はコミュニティハウスでパソコンの講師をしている。
冒頭作で、明香の先生になった女性だ。

そんな中、コミュニティーハウスの図書室に通ううちに、正雄も自分を見つけていく。

 

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2023.03.27

よしながふみ【大奥】

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マンガのレビューではない。

本書のドラマ化されたものが、NHKで放映されている。
そのことに、ちょっと驚いた。ドラマは観ていない。

著者の【きのう何食べた?】は好きな漫画で、西島さん主演のドラマも欠かさず観ていた。
これも、同性婚を扱っている。

【きのう何食べた?】が最初に出版された頃は、今よりもっと偏見がきつかったろう。
ケンジは職場でも平気で話しているが、弁護士のシロさんはカミングアウト出来ない。

そういう状況から、ご近所の家族には話せるようになったりしていく。

朝日新聞の読書面「ひもとく」では、今回「同性婚をめぐって 差別を許さない社会を望む」として、小沼理さんが書いていらっしゃった。

一方、おかしな発言も後を絶たない。

【大奥】のような作品を通して、少しでも理解が進むことを望む。

 

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2023.03.26

【松本清張ジャンル別作品集 : 4 法廷ミステリ】

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著者:松本清張
価格:672円
カテゴリ:一般
発売日:2016/10/13
出版社: 双葉社
レーベル: 双葉文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-575-51938-9

著者が著した膨大な数の短編を、ジャンル別に集めた文庫オリジナル作品集第4弾

 

【証言の森】【脊梁】【一年半待て】【晩景】【奇妙な被告】の5篇からなる短編集。

【証言の森】は、かすかに記憶がある。

【一年半待て】はしっかり読んだ記憶(のみ)はあるのだが。

 

【脊梁】が、女心の機微をついて、面白かった。

女の気持ちの不思議というか、当然というか。

トモ子の心情は痛いほど解るような気がする。こういう女性心理にかけて、やはり清張はうまい。

ちょっとした動揺を付いてきた検事の勝ちかも知れないが……。

 

【晩景】は、素人が弁護士も立てずに大きな企業相手に戦う話。

こういう意固地な老人を書くと、おそらく清張の右に出るものはいまい。
なんともやるせない「晩景」だった。

 

【奇妙な被告】は、非常に面白かった。

高利貸しが殺され、金を借りていた一人が逮捕される。
最初は犯行を認めていた被告だが、検事には一転警察の誘導で自供させられた、自分は無罪だと主張する。

その主張の根拠を被告から聞かされた国選弁護人原島は、納得して法廷で戦う。

警察官がある種の偏見から、容疑を晴らす事実を充分斟酌もせずに、不当な手段で自白を強要したという事例はすこぶる多い。

という一文があって、恐ろしくなる。
これらの一例は、司法研究所の「事実認定に」についての教材にもあるといいい、事例を示した幾つかの本もあるようだ。

そして原島は、被告の無罪を勝ち取る。

だが……。ここからが、この話の恐ろしいところであった。

 

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2023.03.25

カラーチャート ドキュメントトート

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Facebookで、伊藤屋の「カラーチャート ドキュメントトート」というのを見つけた。

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トートバッグはかなりたくさん所持しているが、またもや気になって買ってしまった。
色は「Teal」、まさに「青緑」である。

柔らかい革製で、手にしっくり馴染む。
マチはやや細めで、その分かさばらない。
ずっしりするくらいまで入れるのではなく、大事な書類を少し運ぶときなどにいいかな。

まだ出番はないが、大切に使いたい。

 

画像は、伊藤屋さんのサイトからお借りしました。

 

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2023.03.24

標野凪【伝言猫がカフェにいます】

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著者:標野凪
価格:847円
カテゴリ:一般
発売日:2022/11/11
出版社: PHP研究所
レーベル: PHP文芸文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-569-90261-6

「会いたい」人からの言葉を“伝言猫”が伝えるべく奮闘するハートフルストーリー

 

この世とあの世を繋いだところにあるカフェ。

飼い主への未練が一杯の「あの世」の新参ネコふー太。
このカフェで「この世」の人たちの依頼に応える仕事をして、残してきた飼い主に会えるのか。

5件成功したら、元の飼い主に会えるという。
だがその仕事はなかなか難しい。

1件目は、個展を開く女性の、父親に見てほしいという願い。ふー太は「あの世」の父親に会って情報収集をする。

その上で、三途の川(かなぁ?)を逆に渡って、「この世」で父親の魂を託す人を見つける。
渡そうと思った人を間違えて失敗したかと思われたが、間違えて託した子どもが、うまく娘に出会ってくれた(って、本人にはまったく自覚がない)。

なんとか最初の案件をクリアして、次の仕事に向かう。

これの繰り返しで、残りの4件を片付け、ふー太は元の飼い主ミチルに会うことが出来た。

ふー太より少し後から来た黒猫は、魔法使いになる仕事を選ぶ。
仲介役の紅子さんから冷やかされたりして、赤面するふー太である。

そんなふー太も、黒猫が赤い首輪をつけて魔法使いデビューする姿を好ましく思って眺めている姿は、微笑ましい。

 

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2023.03.23

堂場瞬一【ボーダーズ】

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著者:堂場瞬一
価格:990円
カテゴリ:一般
発売日:2021/12/17
出版社: 集英社
レーベル: 集英社文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-08-744328-8

才能豊かな刑事チームを描く警察小説!

 

紙本を読んでいる息子からのおすすめ

物語の展開は違うが、個性豊かな5人ということで、【隠蔽捜査】のシリーズを思い出す、久しぶりの堂場瞬一。

同じ事件でも、一つの課だけで対応出来ないことがあるということで創設された「警視庁特殊事件対策班(SCU)」。
そこへ配属された八神は、自分が遭遇した後輩を死なせてしまった事件による左遷ではないかと、鬱々とした気持ちを払拭できない。

チームには、それぞれ違う課から移ってきた4人のメンバーがいた。

キャップは、何と公安から来た結城。
かなりの巨漢、岩谷。父親も岩手県の刑事だった。父子とも、将棋が強い。
 只一人の女性、由宇。リーダーシップにすぐれていて、周りもそれを認めている。
ITに強い、最上。運転の腕もいい。

 

途中、「落としの名人 鉄」や失踪課の高城、さらには脅しをかけて落とす「ガンさん」こと岩倉まで話題としてや矢神の記憶の中で登場する。

 

事件は40年前の過激派のことにまで遡り、しだいに内部の膿を出す方向へまで進む。

最後は何となくスッキリしない終わり方だったが、続きがあるみたいだ。

表紙絵はこの5人で、主人公はなんとなく冴えない。

 

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【ボーダーズ】(23.03.23)

【夢の終幕 ボーダーズ 2】(23.04.14)

 

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大リーグ最高の打者vs世界の「二刀流」 夢の対決に勝った大谷翔平

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大リーグ最高の打者vs世界の「二刀流」 夢の対決に勝った大谷翔平

今日は出かける日で、運搬(?)してくれた方が車のテレビをつけていて(少々怖い)、大谷が最後の三振を取る場面をリアルタイムで目撃した。

すなおに、「おめでとう」と言いたい。

 

ダルの統率力、大谷のこれぞといったときの実力。

みんな素晴らしかった。

 

画像は、6年前の3月22日。
多摩川を渡ると、東京へ来たなぁと思う。

 

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2023.03.22

十三湊【かくしごと承ります。 ~筆耕士・相原文緒と六つの秘密~】

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著者:十三湊
価格:693円
カテゴリ:一般
発売日:2019/09/25
出版社: KADOKAWA
レーベル: メディアワークス文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-912577-1

筆耕士、相原文緒。彼女の仕事は、卒業証書や招待状の宛名などを、毛筆で書くこと。

 

お仕事小説かと思いきや、恋愛話部分もかなり多い。

文緒の祖母はかなり奔放な人で、祖父とは結婚していない。
その祖父から、文緒はかなり大きな影響を受けている。

母は祖母に反発しつつ、文緒を育ててきた。自身は、離婚経験がある。

文緒が師と仰ぐ都築とは、お互い距離を置いているつもりのようである。

途中、学生時代のおかしな同級生の行動と都築の危機。
それを救ったのが、文緒だった。
教授には内緒でと頼んでいたのだが、都築は筆跡から見破っていた。

たしかに、筆跡から誰の手か判ることがある。

そのストーカーがまたも現れるが、今度は都築が救ってくれる。

といった話は枝葉で、だが文緒が気持ちを抑えられなくなるほどには、影響がある。

 

三島市には知人が住んでいるのだが、こんなに素敵なところだとは知らなかった。
文人たちもよく訪れていたという。

柿田川のはじまりも、この市だという。

綺麗な文字には、憧れる。
小学一年生の頃から、書道の時間は苦手だった。
高校に入ってようやく解放され、ホッとしたものだ。

こうした技術を持っている人は、尊敬する。

 

表題の「かくしごと承ります」だが、内容を知って購入したはずなのに、表紙を見て「かくしごと」をつい「隠し事」と脳内変換していた。

 

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2023.03.21

ドラマ「警視庁アウトサイダー」最終話

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途中でつまらなくなって観ていなかったのだが、最終回ということで。

いつの間にか架川は殺人犯人として指名手配されている。
また光輔は、(本当は10年前の事件に関係していた)議員に、「次の日の12時に指名手配する」と脅迫される。落ち込んで、諦めようとそる光輔。

 

【警視庁アウトサイダー The second act 3】の解説はこのテレビ関係者で、小説とドラマでは終わり方が違うと書いておられたが、すでに黒幕が違っている。

ドラマでは、有働が直央の父親であり、黒幕だった。

途中、架川が刑事部屋に現れたとき、署員たちはもとより課長までもが「定年まで……」とつぶやきながらも知らんぷりしようとするのがおかしかった。

 

最後には、光輔も直央もしっかりと相手と向き合い、自分の仕事を全うする。

 

画像は、ちょうど10年前の3月18日。
東京行き「のぞみ」の車窓から、名古屋駅構内を望む。

 

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2023.03.20

高野連「不要なパフォーマンス」 ペッパーミル注意で見解 センバツ

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高野連「不要なパフォーマンス」 ペッパーミル注意で見解 センバツ

どうして、いつまでもこういうことがダメだというのだろう。
高校球児のあこがれ、WBCが今まさに行われている時なのに。

試合後に東北の佐藤洋監督は「なぜ、子どもたちが楽しんでいる野球を大人が止めるのかなと。ダメな理由を聞きたい」などと語った。

東北高校には、たしかダルビッシュに憧れて入学したという子がいるんじゃなかったかな?

 

画像は8年前の3月20日。
大分のホテルから、町並みを望む。

 

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群ようこ【福も来た パンとスープとネコ日和】

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著者:群ようこ
価格:550円
カテゴリ:一般
取扱開始日:2016/07/13
出版社: 角川春樹事務所
レーベル: ハルキ文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-7584-4020-2

愛猫のたろちゃんを失った悲しみを抱えつつも、周りの温かい応援に支えられ、日々を大切に生きています。

 

最初の【パンとスープとネコ日和】が面白かったので、続編購入。
タイトルと表紙の絵から、新しい猫が来るのだなとは想像できる。

店の客層も落ち着いてきている。
日によって少ないときには、アキコも落ち込むことがある。
それでもそんな時には、しまちゃんといつもより話しが出来たり、必ずしも悪いことばかりではない。

スープの種類を変えようかと試行錯誤してみたりしてみる。

それでも、しまちゃんのお給料とボーナス、必要経費と自分への給料を払ってなんとか行ければと、アキコは考えている。

そんな淡々とした日常だが、兄夫婦(と思われる)が住むお寺を訪れて静かな気持ちになったりもする。
この人たちとは、これからもずっとこういう関係が続くのだろうか?

しまちゃんのプライベート部分が少しだけ判って、アキコも安心し、読んでいるこちらも微笑ましくなる。

こういう小説は、気持ちが穏やかになっていい。

 

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【パンとスープとネコ日和】(23.)

 

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2023.03.19

テレビドラマ「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郞の憂鬱」最終話

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いよいよ、最終回。

 

星太郞とひかりの、新しい関係が生まれるのかな?

それにしても、鈍いというか、のほほんとした星太郞がかわいい。
高橋一生さんの違う魅力が覗えた。

時折Twitterで撮影風景などがあって、橋爪功さんが「今の間違えてなかった?」などと仰る場面に(それがNGでは?)、吹き出した。

 

楽しかった、ありがとう!
こんなドラマが、もっとあればいいなぁ。

 

画像は、最後らしく(?)、地元「第2回水都くらわんか花火大会」からお借りしました。
今年9月17日に行われる予定です。
娘の家(マンション)からは、遠く見えるようですが。

 

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米澤穂信【氷菓】

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著者:米澤穂信
価格:572円
カテゴリ:一般
発売日:2001/10/31
出版社: KADOKAWA
レーベル: 角川文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-427101-5

さわやかで、ちょっぴりほろ苦い青春ミステリ、登場! <古典部>シリーズ第1弾!

 

「読書メーター」で時々「イイネ」が付いてくるので、読み直したくなったもの。
今度は順番に読んでいくつもり。

 

一応長編だが、章ごとに奉太郎が小さな謎を解いている。従って連作短編集とも取れるわけで、前回読んだときはそういう認識だったようだ。

しかしメインは表題【氷菓】で、なぜ古典部の文集の名前がこれだったのか、4人で調べることになる。
併せて、千反田えるの積年の心のつっかえも取れた。

奉太郎の姉供恵が非常に印象に残っているのだが、冒頭から出てくるとは、完全に忘れていた。

「氷菓」とは「ICECREAM」で、この表記が大きなヒントになっている。

 

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【ふたりの距離の概算】(18.08.09)
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2023.03.18

テレビドラマ「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郞の憂鬱」第9話

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今回、星太郞はみんな(父・母・ひかり)にいじられまくりだった。かわいそうに!

30年前に離婚した、父と母。
だが、母は再婚相手を裏切って、父と密会していた。

母と一緒に行く選択をしなかった星太郞は、ずっと鬱屈を抱えて生きてきた。
それなのに……。

「あの二人……」と、星太郞はひかりに言う。
ひかりはサラッと受け止める。

次回は、もう最終回だ。

毎回30分というのは、案外よかったな。

 

今回は、星太郞の憂鬱を反映して、ブルーが勝った花火を。

 

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アガサ・クリスティ【ブラック・コーヒー】

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著者:アガサ・クリスティ
価格:946円
カテゴリ:一般
発売日:2004/09/01
出版社: 早川書房
レーベル: クリスティー文庫
利用対象:一般
ISBN:4-15-130034-1

クリスティー初のオリジナル戯曲の、チャールズ・オズボーンによる小説化版。

 

同名の戯曲を小説化したもの。

そのせいか、セリフ以外の地の文は、状況説明が多い。やはり、劇を見ているような感じである。

ポワロはもう引退していて、だからミス・レモンは登場しない。
代わりに、忠僕のロバートが仕えている。ヘイスティングスはアルゼンチン暮らしだが、たまたまロンドンに来ていたという設定。

そこへ、クロード・エイモリーという科学者から依頼が入る。
自分が発明した化学式が家の中のものの誰かに盗まれたというのだ。

そのあとエイモリー の邸が文字通り舞台になり、家族たちが登場する。

この家族の一人、クロードの妹というのは、甥の妻がイタリア人の血を引いているからということで、やたらとイタリアを話題にする。
しかも、上から目線で。
どうも「大陸の人たち」に対する偏見があるようだ。いや、英国人全体に対してかもしれない。

 

で、ポワロ登場なのだが、残念ながら少し遅かった。
クロードは、毒殺されてしまったのだ。

読書室でコーヒーが供される場面は、かなり細かく描写されていた。

亡くなった科学者だが、最初のイメージとは違って、かなり吝嗇な人間だったようだ。
それでも、姪が「死んでよかった」とまであからさまに言うとは。

ポワロは決して遅すぎはしなかった。
長男夫婦の思いやりがミスリードを引き起こしそうになるのを、ポワロが助けてくれる。

 

近くにいたからという理由で、ジャップ警部が登場する。ポワロ引退以来だ。
本書の冒頭当たりからは、引退後かなり経っているような印象だったが、たった二年前だったのだ。
しかしポワロにとっては、とても退屈な二年間だったのだろう。

 

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2023.03.17

里芋・長いも

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うん十年ぶりに、里芋の皮を剥いた。

ずっと生協の冷凍を使っていたし、そもそも(偏食屋)長男が食べないので、連れあいが亡くなってからは食すチャンスも減った。

それが、野菜の宅配をまたまた始めたので、入っていたのだ>里芋


これは想定内のことではある。

色々面倒な調理法は嫌なので、シンプルに炊いただけ。
これが、出汁がよかったのも手伝って、非常においしかった。ちょうど ↑ のような感じで炊けた。

子どもの頃は、里芋がキライだった。正月に母がたくさん作った里芋の煮物は、いつも余っていたっけ。
いつ頃から、里芋好きになったのだろう?
若い頃は、衣かつぎなど結構作っていたような。


もう一つの難物、長いも。
すりおろしは避けて、皮を剥いて短冊形に切って焼く。こちらも、おいしい!
一見長芋には見えない(はず)。

『これは何だ?』との(定番でない食材は必ず確認する嫌な奴)質問には、『ウド』と答えておく。
一口食べて、『何だか山芋みたい』のひと言が返ってきた。

こんなおいしいもの、いいよ 独り占めするから。

 

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2023.03.16

加藤実秋【警視庁アウトサイダー The second act 3】

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著者:加藤実秋
価格:792円
カテゴリ:一般
発売日:2023/02/24
出版社: KADOKAWA
レーベル: 角川文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-113317-0

桜町中央署刑事課に突然、新人刑事・水木直央の母、真由が訪ねてきた。
事故か自殺とされた知人が、殺されたかもしれないというのだ。一方、警察幹部や鷲見組が関わる不正事件にも動きがあり……。

 

【第一話 帰って来た罪人】の冒頭で、直央は疑念を感じた祖父に直接談判しに職場に行くが、当然適当にあしらわれて帰ってくる。

署へ帰ると、自分の母親が来ていた。

横領事件を起こして逃げていた容疑者が水死した事案があり、事故として扱われたが、妻が「夫は殺されたのでは」とたまたま知り合いの直央の母親に訴え、彼女が署にやって来たのだ。

これがまた騒々しくて非常識な女で、直央でさえ呆れている。

かなり危険なおとり捜査をして、事件の黒幕にたどり着くという話。

 

【第二話 正義よ秘密と】で、シリーズが終わる。

今回もドタバタしたが、大団円を迎えることが出来た。こういう癒合が、どうか現実にはありませんように。

3人が引っ越し業者に扮したとき、依頼主は誰?と思ったのだが、そうだったか。なるほど!

 

いろいろ文句ばかり付けてきたが、楽しかった!

 

 

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2023.03.15

名探偵ポワロ「イタリア貴族殺人事件」

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ヘイスティングスの車が大破したのは覚えている。

彼がわざわざイタリア車を買ったのは、何故だろう?
この話に持っていくためかな?

ストーリーは、よく解らないところもあった。

犯人がポワロに近づくためにミス・レモンと親しくなったということだが、別に意味はなかったと思う。
それから、医者にかかってきた電話だが、普段診ている患者なら、声で判りそうなものだが。

 

画像は、伊吹山。今回は11年前で、まだまだ雪が残っています。

 

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2023.03.14

十三湊【ちどり亭にようこそ】

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著者:十三湊
価格:715円
カテゴリ:一般
発売日:2016/07/23
出版社: KADOKAWA
レーベル: メディアワークス文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-892274-6

ここは、昔ながらの家屋が残る姉小路通沿いに、こぢんまりと建っている仕出し&弁当屋「ちどり亭」。

 

初めての作家さん。まだWikipediaも無いみたい。

収録作は、以下の短編六つ。

いずれも語り手は、京都の大学生(恐らく同志社大)の彗。わけあって、この「ちどり亭」でアルバイトをしている。

毎日、日めくりカレンダーを捲るのも仕事の一つだ。そこには季節の言葉が書かれており、各章の副題に取られている。

店主は、花柚さんという女性。いいところのお嬢さまらしいが、小学生の頃から師匠と仰ぐ祖母に料理を習って、それをノートに記録していた。
それは将来の「旦那さま」の為だったのだが……。

【桜始開、花見といつかのオムライス】

彗が好感を持っている女子学生が、先輩に恋をした。先輩は当たりが良く、彼女は花見デートに持ち込むことが出来たのだが……。

事件が起きたり謎を解いたりという展開は無いが、この花柚は人の心の中を見抜く才を持っている。

女子大生の初デートの首尾は……、で、彼女の傷心を慰めたのが、かの「オムライス」だった。

【玄鳥至、「黄色い麻薬」と……。

ここでは、変わった郷土料理が登場する。

そして、花柚の「将来の旦那さまのため」がダメになった話も。

旧家というのは、個人の意思など無視した残酷な制度を押しつけてくる。それに反発して花柚の兄が出奔してしまったため、花柚は「将来の旦那さま」を失うことになってしまったのだが。
最初は決められた婚約者であったが、いつしか相手を恋していたのに。

あと

【虹始見、飾り切りと青菜のおひたし】

【牡丹華、だし巻き卵と献立帖】

【紅花栄、練習帖と最後のお弁当】

と進んで行く内に、彼 永谷の出番も増えてくる。

そして花柚は週末のお見合いを止め、二人は一大決心をする。

と、最後の最後で、彼の決断が潔かった。
それには、花柚の師匠である彼の義理の祖母の存在が大きかったと言える。

従兄弟も、上手なウソで二人を応援していたのだろう。

 

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2023.03.13

名探偵ポワロ「チョコレートの箱」

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これはまた、何とも若いポワロ。
そして、彼は恋をしたようなのだ。

ポワロは、表彰されるジャップ警部にお供して、ベルギーに帰っている。本当はジャップ夫人同席のはずが、「コロンボあるある」と同じ。

そこで、現職時代のポワロ登場。
宗教と政治の対立が、一番信頼すべき家族にまで及んでしまった悲劇だった。

当時、ポワロは真実を隠していた。そして、今、当時の同僚もいる前で、物語を話す。

最後のシーンは、よく覚えている。

 

現在(?)のポワロは、太っていることを示すために洋服の中で膨らませているのだとか。
ベルギー時代の姿が、本来のスーシェらしい。

 

画像は、8年前の伊吹山。

 

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2023.03.12

西村京太郎【十津川警部 L特急やくも殺人事件】

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著者:西村京太郎
価格:682円
カテゴリ:一般
発売日:2014/07/07
出版社: 双葉社
レーベル: 双葉文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-575-51689-0

十津川警部は亀井刑事と三上部長刑事の特命を受け、警視庁を退職した岡部道夫の事故死に関する捜査のため岡山に向かった。

 

いずれも鉄道に関する4つの短編集

表題作【 L特急やくも殺人事件】

「やくも」の中で起きた殺人事件ではなく、利用された感じ。

この列車には7年くらい前にも乗った。
この時は、浜田まで行ったのだった。

それより前、ブルトレの「いずも」(東京発)で、つれあいと出雲まで行ったっけ。
この時は、駅近くの温泉に入って、そのまま帰阪した。

もっと昔は、娘が小学校へ上がる前に大山へ行ったときに利用したなぁ。
伯備線は好きだ。振り子が嫌いな人もいらっしゃるが。

【イベント列車を狙え】

こんな「お座敷列車」って、たまに見かけたような気がするが。
しかしここで出てくるような座敷だと、子どもたちが騒ぎ廻ってうるさそうだ。

【挽歌をのせて】

夫婦間の修復を求めて、新婚旅行と同じコースを選んで旅を提案した夫。

しかし、彼の他人に対する薄情さに触れた妻は、結局彼を置き去りにして立ち去ってしまった。
多分、自分のことしか考えていない夫には「なぜ?」しか残らなかったと思う。

【青函連絡船から消えた】

これは他の短編集で読んでいた。

青函連絡船がもうすぐ無くなるという時期の話。
それでも、乗客は少なかったようだ。

今回は鉄道好きの刑事西本が巻き込まれてしまった。
西本は、若手だが十津川警部が信頼している刑事だ。

そんなに乗客が多く無い連絡線で姿を消すというのは難しいだろうと思われるのだが、なるほどそういう方法があったか。

 

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2023.03.11

テレビドラマ「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郞の憂鬱」第8話

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今回は、ほぼ星太郞と父親の対話で終始する。

星太郞は、航が離婚した母親と会っていたことを責めて、経緯を知ろうとする。
この二人のやりとりが、非常に楽しい。

星太郞にとっては楽しいどころか頭の痛いことなのだが、見ていて吹き出してしまうのだ。

一方、ひかるは喫茶店へ出向いている。
今回から、星太郞の母親役で、原田美枝子さん登場。

星太郞は、母親への復讐を決意したのだったが……。

 

画像は今回も、

「泉州夢花火」さんからお借りしました。

 

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2023.03.10

原田ひ香【口福のレシピ】

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著者:原田ひ香
価格:792円
カテゴリ:一般
発売日:2023/02/07
出版社: 小学館
レーベル: 小学館文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-09-407224-2

隠し味のルーツをめぐる「食」の家族小説。

 

留希子は、品川料理学校の跡取り娘。学園は今、祖母と母が仕切っている。
そこへ外部から、理事長として迎え入れられた坂崎。彼は自分の婿候補だと、留希子は思っている。

それが嫌さに家を飛び出し、高校時代の級友風花とシェアハウスに暮らしている。

IT企業に勤めていたが、その「勤務」することにも耐えられず、今はフリーで仕事を請け負ったり、趣味で料理のSNSを開いたりしている。
留希子の提案する「簡単レシピ」は非常に人気で、フォロワーも多い。

物語の最初の方に、多分大正時代の話が出てくるのとは、どう繋がっていくのか?
その部分では、大家の女中らしい女性の料理に関する話しが語られる。彼女の作る料理は主に気に入られ、西洋食堂に連れて行ってもらって、肉料理にも挑戦するよう促される。
主は、家庭料理でも肉が利用されることを願っており、それには高価な牛肉ではなく、安い豚肉を使うのがいいと思っていたようだ。

途中でも彼女の話を挟みながら、留希子と家族との葛藤や、坂崎との関係などが綴られていく。

 

さて、話はどう展開していくのか?

 

何だか、大変な話になった。当時は当たり前のことだったのかもしれないが、「跡継ぎ」というのはそんなに大事なことなのか?

「ポークジンジャー」を工夫した(そして結局跡継ぎを生んだ)すみえの生き方が哀しい。

 

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2023.03.09

加藤実秋【警視庁アウトサイダー The second act 2】

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著者:加藤実秋
価格:704円
カテゴリ:一般
発売日:2022/12/22
出版社: KADOKAWA
レーベル: 角川文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-113116-9

時効5日前。桜町中央署刑事課の凸凹トリオのもとに、10年前の強盗事件の再捜査依頼が舞い込んだ。

今回は、いつものトリオに鑑識課員仁科も加わった表紙絵。

【第一話】時効五日前

架川の元ヘ、鑑識課の仁科から「時効五日前」の事件について調べ直してほしいという依頼が来る。
いつもぶっきらぼうな仁科が、架川に頭を下げた。

最後の方で、直央はまた祖父の津島と食事をしている。それを下の街路から監視している光輔と羽村。

津島は直央から以前与えたボールペンを、メンテするからと預かる。今度は何を仕込むつもりか。
しかしこの胡散臭いボールペン、何か細工がしてあるのなら使っているうちに気がつくだろうが……。
架川も光輔たちに合流し、多摩の土地について改めて調べる決意をする。

 

【第二話】裏の裏】

この話しの最期に、直央の持っているボールペンが暴かれる

さて、2月に出版される第三巻で事件は解決するのか?
ドラマの方が、早く結論が出そうだ。

だがドラマでは、登場人物がかなり変わってしまっている。
そちらの方が、あまり馴染めない気がする。

「裏の裏」というから裏関係の話かと思ったが、やはりそうだった。
しかし1月26日放映でのはなしとは、つながらなかった。

 

そう言えば、架川のスーツとサングラスについての描写。
【退職刑事のシェアハウス】での高野(だったかな?)のアームカバーが毎回変わるのと同じ趣向だ。
少々げんなりする。

 

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森修焼の食器

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ずっと以前に、この森修焼のマグカップ3個と小さな湯飲みを買った。
つれあい用のは、娘が来たときに使っている。

材料に鉛やカドミウムなどを含んでいない、安全な食器とのこと。

他にハリオのガラス製マグカップを使っていたのだが、どうもゴシゴシスポンジでこすってから食洗機で洗っても透明度が低くなったような気がする。

そこで、一個しかない森修焼のマグカップを一つ増やすことにした。
買った当時の絵柄のものはなくて、白一色のものにした。

勢い余って、ポットまで買ってしまった。

いずれもAmazonのポイントを使ったので、いいとしよう。

 

でも、ポットは結構気に入っているのが幾つかあるんだけどなぁ。

 

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2023.03.08

笹沢佐保【一方通行 夜明日出夫の事件簿】

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著者:笹沢佐保
価格:607円
カテゴリ:一般
発行年月:1995.11
出版社: 講談社
レーベル: 講談社文庫
利用対象:一般
ISBN:4-06-263097-4

隠されたトリックを次々と暴き、元刑事のタクシー運転手が大活躍!

 

暮れに読んだ【アリバイの唄】の続編のようなので、読んでみる。

少々ご都合主義的。

夜明のタクシーに乗ってきた男の行き先は、川崎埠頭。
そこからフェリーで日向に行くというのだが、何故か同行を頼まれる夜明。

陸路往復の料金+フェリーや行き先での宿泊費、それに手当も付くと聞いて承諾する。

フェリーから下船して向かったのは長崎で、その宿泊先には笹沢佐保が出版社の編集者たちと忘年会をしていた。
ここで著者自身が「ご出演」とは、驚き。出版社名も、それぞれ実在の大手だ。

というちょっとしたお遊びを挟みつつ、しかしストーリーは「交換殺人」という重いものだった。それも、 5年もの歳月を掛けて。

冒頭部分でタクシーの客が最近のニュースをあまり知らず、だが外国へ行っていたらしくもない辺りで、どこにいたかは想像つくのに、あれだけ推理が働く夜明が言われるまで気づかないとは。

 

ドラマ化もされていたようで、主演は渡瀬恒彦さんだった。

 

関連記事

【アリバイの唄】(22.12.26)

 

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2023.03.07

無印良品「桜のお菓子」

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無印良品のSNSで知った、「桜のお菓子」。

珍しいのと手軽なので、幾つか買ってみた。

すべてに「桜の……」と入っている。
「桜のスコーン」が気に入ったけど、やや歯に粘つく感じがマイナス点かな。

 

無印のカレーやこうしたお菓子類・お茶類は、洋服などを購入したときの「送料無料」にやや届かない折りに便利だ。

えっ?それが無駄遣いの元だって??
でも、毎日のおやつの一品になるんだからいいじゃない。それにお茶やカレーはストックになるし。
いや、その「ストック増やし」がいけないんだってば……??

 

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2023.03.06

群ようこ【れんげ荘】

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著者:群ようこ
価格:586円
カテゴリ:一般
発売日:2011/05/01
出版社: 角川春樹事務所
レーベル: ハルキ文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-7584-3557-4

キョウコは、お愛想と夜更かしの日々から解放されるため、有名広告代理店を四十五歳で早期退職し、都内のふるい安アパート「れんげ荘」に引っ越した。

 

会社を辞めて、「年金生活」ならぬ「貯金生活」に突入したキョウコ。

仕事が辛かったのと、口うるさい母親から逃れたかったため、実家を出てアパートで一人暮らしを始める。

月10万円でしのげば、30年余は暮らせるだけの貯金はあった。

引っ越し先は、築40年超(いや50年程?)のぼろアパート。
家賃3万円、風呂・トイレ共同という代物。

しかし、共同トイレと風呂(シャワールーム)は、大家の娘さんが掃除をしてくれる。

6畳一間に狭い台所と一間の押入が付いている。

一度着物姿で見に来た母親は、散々罵倒して帰って行った。自分の家のご近所に知られでもしたら、恥ずかしくて歩けないという認識だろう。

この母親だが、著者ご自身の体験も反映されているのではないか。
対して出来のいい兄は、理解もあり、また妻もその息子や娘も素直に育っている。

 

このキョウコがいいなと思ったのは、よくある「月10万円暮らしています」系の、やけに節約した暮らしではなく、食もちゃんとしているし、ちゃんとしたコーヒーを出す喫茶店に行くこともあること。

だが、それで果たして10万円で暮らせるのか、だんだん不思議になって来た。

それとは別に、春になって尋ねてきた姪が「ここはホッとしていい住まいだ」と言った言葉には、本当に救われる。

シリーズになっているということは、このあともここで暮らしていくのだろう。
どういう展開になっていくのか、もう少し付き合ってみたい。

 

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2023.03.05

テレビドラマ「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郞の憂鬱」第7話

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時々出てきていた男の子は、星太郞の幼い頃ではなく、父航の幽霊だった?
ということは、今まで登場していた航は??

 

以下、ネタバレあります。

 

ひかりには、幽霊が見えるらしい。
これまで星太郞が見ていた父親は、ひかりには見えていなかった。

ということは……。

そう言えば、ひかりが『お父さんって、本当に幽霊ですか?』と言ったことがある。

これまで幽霊だと思っていた人物は、実は星太郞が作り上げていた妄想だったとは!

と、話がどんどんややこしくなっていった。

 

画像は、「泉州夢花火」さんからお借りしました。

 

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2023.03.04

中山七里【静おばあちゃんにおまかせ】

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著者:中山七里
価格:803円
カテゴリ:一般
発売日:2014/11/07
出版社: 文藝春秋
レーベル: 文春文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-16-790240-7

最後まで予断を許さないストーリー展開で一気に読ませる痛快アームチェア・ディテクティブ連作。

 

5作からなる連作小説。

第一話を読んだ限りでは、かなり面白い。
例によって(?)、表紙絵はどうかと思う絵だが、これまで拒否感のあったものよりは若干マシか。

警視庁捜査一課の刑事 葛城。
その恋人(未満)の円。
円の祖母 静の三人がメインの登場人物。

静は元検事。女性で20番目に検事になった人物だとか。

葛城の「困った」を円が聞き、それを静に話して、その話しだけで静が解決するという、少々まだるっこい安楽椅子探偵もの。

【第一話 静おばあちゃんの知恵】

尊敬する先輩が犯人にされた。葛城は三日間休暇を取って、神奈川県警に乗り込む。

この(身近なところに真犯人)展開、第五話もだったが。
静の分析あってこその真実だが、それをキチンと説明出来る葛城は、自分で思っているほど凡庸な刑事ではない。

 

【第二話 静おばあちゃんの童心】

ここでは、犯人以外には遺産が転げ込む。
何とも理不尽だ。

こんな話、夏樹静子のにもあったなぁ。あの時は何人かが共謀していたが……。

 

【第三話 静おばあちゃんの不信】

これは宗教がらみだが、手品(魔術)のトリックを使うという、かなり安直な犯罪。

そう言えばよく、室外から誰かが中にはいる。と、室内の人物は壁沿いに立っていて、人が入ってきたのをソッと見送って外へ出る。
というのは、たまに出てくる密室もののトリックだ。

それよりも、これを契機に葛城の恋人未満だった円は、無事恋人になったようだ。

 

【第四話 静おばあちゃんの醜聞】

外国人労働者への差別意識がもたらした犯罪。
冤罪は絶対に防がなければいけないと説く静だが、彼女自身、現役時代に冤罪を起こしていた。
その反省からの、重い言葉だ。

 

【第五話 静おばあちゃんの秘密】

とんでもない、秘密だった。
予想もしない展開で、こちらも見事に騙された。

 

結構面白かった。
話しの結末からして、続刊は出ないだろうな。ちょっと残念。

 

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2023.03.03

テレビドラマ

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感染症のせいで怠惰に過ごした正月に、撮りためていたビデオを消化した。

また、見始めた連続ドラマもある。

堕落したなぁと思う。

何年ぶりかで見た大河は、一回切りで止めてしまった。録画してはいるが、そのうち消すだろう。

また、西島さん主演と聞いて見始めた(そして原作も読み始めた)「警視庁アウトサイダー」だが、あまりにもふざけた場面があるので、こちらも見なくなった。

週間ランキングに入っていたこともあるのに、いまは番外だ。

 

以前から時間を見つけては観ている「名探偵ポワロ」は、続いている。何度観ても新しい発見があって、面白い。

原作を読んでいたので興味を持った「三千円の使い方」も、最後まで観た。こちらは土曜夜の放映なので、日曜日に観られるからだ。

同じ時間帯にかぶってしまった「花火師星太郞の憂鬱」は、ネットでの視聴。これは楽しみにしている。

 

「三千円の使い方」は終わってしまったので、また元の「テレビ見ない暮らし」に戻りそうだ。

 

画像は、市役所の横かな?5年前のものだが……。

 

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2023.03.02

都筑道夫【退職刑事1】

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著者:都筑道夫
価格:662円(Kindle価格)
カテゴリ:一般
販売開始日:2018/12/26
出版社: 東京創元社
レーベル: 創元推理文庫
ISBN:978-4-488-43402-1

国産の《安楽椅子探偵小説》定番中の定番として揺るぎない地位を占める、名シリーズ第1集。

 

一巻目なのに、読んでいなかったようだ。
同じような話だしとは思ったが、表紙絵を気に入っているのでポチった。

全部で、短編7編。短いからすぐ読める。しかし割合きつめの事件が多く、本書を一番に読んでいたら、シリーズを読んでいないかもしれない。

 

【写真うつりのよい女】

一番最初のもの。ここから、退職刑事と現職刑事の話が始まる。

しかしのっけから、かなりえげつない事件だ。

住民の戸口のところで声が聞こえたのを階下の人が聞いたとしても、住民が部屋にいるとは限らない、という発想が面白かった。
さすが、百戦錬磨の硬骨の元刑事。


【妻妾同居】【狂い小町】【ジャケット背広スーツ】と、あまり面白くなかった。


【昨日の敵】あたりからはまぁまぁだったかな?

他に


【理想的犯人像】と【壜づめの密室】

 

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2023.03.01

2月の読書メーター

2月の読書メーター
読んだ本の数:25
読んだページ数:7017
ナイス数:2424

紙屋ふじさき記念館 結のアルバム (角川文庫)紙屋ふじさき記念館 結のアルバム (角川文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/02/post-779a33.html
世界的な環境の変化で、百花もリモート環境で大学の卒論制作と就活を始めざるを得なくなりました。
読了日:02月28日 著者:ほしお さなえ


スイス時計の謎 (講談社文庫)スイス時計の謎 (講談社文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/02/post-abb24d.html
表題作【スイス時計の謎】は、違う短編集で読んでいます。国名シリーズ7番目だそうです。
なかなか、順番には読んで行けそうにないです。
読了日:02月26日 著者:有栖川 有栖


ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人 7 (集英社オレンジ文庫)ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人 7 (集英社オレンジ文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/01/post-dd4409.html
ようやく、要と紗良は気持ちを確かめ合ったのでしたが。いつも楽しいし、もう一巻くらいあってもいいかなぁ。
読了日:02月26日 著者:小湊 悠貴,井上 のきあ


論理仕掛けの奇談 有栖川有栖解説集 (角川文庫)論理仕掛けの奇談 有栖川有栖解説集 (角川文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/02/post-1d595c.html
色々面白い本の紹介がありましたが、再読したい本がいっぱい見つかりました。
読了日:02月26日 著者:有栖川 有栖


グルメ警部の美食捜査3 美味しい合コンパーティーの罠 (PHP文芸文庫)グルメ警部の美食捜査3 美味しい合コンパーティーの罠 (PHP文芸文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/02/post-672e77.html
残念な婚活の話やセレブ妻たちのうわべだけのお付き合いなど、疲れる案件が多かったです。警部もカエデも、おつかれさま!
読了日:02月24日 著者:斎藤 千輪


警視庁アウトサイダー2 (角川文庫)警視庁アウトサイダー2 (角川文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/02/post-4c8a6b.html
結局何も解決せず、話は3巻目へとつづきます。
読了日:02月23日 著者:加藤 実秋


海の見える理髪店 (集英社文庫)海の見える理髪店 (集英社文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/02/post-eb0f31.html
表題作【海の見える理髪店】。尋ねてきた客に、店主は昔話をします。途中で「これはもしかしたら」と思わせられますが、読む側も、最後まで騙されていましょう。
また、最後の【成人式】が、特に身に染みました。親にとって、子どもを失うほど辛いことはありません。それでも勇気を出して参加した、娘が出るはずだった「成人式」。亡き娘の友人たちの心配りに泣けます。
読了日:02月22日 著者:荻原 浩


本のない、絵本屋クッタラ: おいしいスープ、置いてます。 (ポプラ文庫 し 11-1)本のない、絵本屋クッタラ: おいしいスープ、置いてます。 (ポプラ文庫 し 11-1)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/02/post-f114a0.html
ヤギさんも語り手をつとめる、ちょっと変わった本でした。
読了日:02月21日 著者:標野 凪


パンとスープとネコ日和 (ハルキ文庫 む 2-4)パンとスープとネコ日和 (ハルキ文庫 む 2-4)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/02/post-6d15cf.html
愛猫とのお別れの場面が辛かったです。
読了日:02月20日 著者:群 ようこ


ためない暮らし (だいわ文庫)ためない暮らし (だいわ文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/02/post-29892f.html
思ったよりレシピが多かったです。
読了日:02月18日 著者:有元 葉子


かるい生活 (朝日文庫)かるい生活 (朝日文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/02/post-8d25b5.html
【ゆるい生活】で健康を取り戻してからの、日々を軽くすごしていく暮らしについて書かれています。
読了日:02月16日 著者:群 ようこ


点と線 (新潮文庫)点と線 (新潮文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/02/post-7b2286.html
今回は、刑事鳥飼のこだわりについて考えてみました。
読了日:02月14日 著者:松本 清張


ゆるい生活 (朝日文庫)ゆるい生活 (朝日文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/02/post-473db7.html
こういう漢方薬局に出会ったことが、幸せだったと思います。
読了日:02月13日 著者:群ようこ


ふたたびの虹 (祥伝社文庫)ふたたびの虹 (祥伝社文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/02/post-c18393.html
今過去記事を読み直してみても、当時とまったく同じ感想を抱きました。
読了日:02月12日 著者:柴田 よしき


十津川警部十年目の真実 (祥伝社文庫)十津川警部十年目の真実 (祥伝社文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/02/post-1c145e.html
真犯人がほぼ特定出来てからの、その証拠固めが大変そうでした。
読了日:02月10日 著者:西村 京太郎


明日の友 262号 早春 2023年 03月号 [雑誌]明日の友 262号 早春 2023年 03月号 [雑誌]感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/02/post-7b6120.html
かなり具体的な提示があって、参考になることが多かったです。
読了日:02月09日 著者:


赤と白の賭け (講談社文庫)赤と白の賭け (講談社文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/02/post-391576.html
やはり、仁木悦子さんの描く子どもたちは生き生きしているなぁ。
読了日:02月08日 著者:仁木悦子


リケジョ探偵の謎解きラボ 彼女の推理と決断 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)リケジョ探偵の謎解きラボ 彼女の推理と決断 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/02/post-7e5444.html
あまり好きになれない本でした。表紙絵もキライです。
読了日:02月07日 著者:喜多 喜久


ぬるい生活 (朝日文庫)ぬるい生活 (朝日文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/01/post-1a1697.html
今から10年ほど前の、若い頃の体力が次第に無くなってきたことを自覚された頃のお話しでした。
このあと、【ゆるい生活】へと続くのでしょうか。
読了日:02月06日 著者:群 ようこ


退職刑事3 (創元推理文庫)退職刑事3 (創元推理文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/02/post-7beed4.html
人の思い込みを利用した殺人など、毛色の変わった事件が扱われていました。
読了日:02月06日 著者:都筑 道夫


ここだけのお金の使いかた (中公文庫 あ 98-1)ここだけのお金の使いかた (中公文庫 あ 98-1)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/02/post-76ef07.html
七名の作家による「お金」にまつわる色々なお話しです。たかがお金、されど必要なお金。悲喜こもごもでした。
読了日:02月05日 著者:大崎 梢,図子 慧,永嶋 恵美,新津 きよみ,原田 ひ香,福田 和代,松村 比呂美


福猫屋 お佐和のねこだすけ (講談社文庫)福猫屋 お佐和のねこだすけ (講談社文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/02/post-fc31f4.html
江戸時代の「猫カフェ」のお話しでした。
読了日:02月04日 著者:三國 青葉


山伏地蔵坊の放浪 (創元推理文庫)山伏地蔵坊の放浪 (創元推理文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/01/post-129ef7.html
「えいぷりる」に集まる常連が、必ずしも地蔵坊の話を信じているわけではなく、しかし酒の肴としてその日の飲み代を持つという設定はどうかなぁという気もします。
読了日:02月02日 著者:有栖川 有栖


紙屋ふじさき記念館 春霞の小箱 (角川文庫)紙屋ふじさき記念館 春霞の小箱 (角川文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/01/post-d6af33.html
ふじさき記念館が、いい形で再開出来ますように!
読了日:02月02日 著者:ほしお さなえ


迷犬マジック (双葉文庫)迷犬マジック (双葉文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/02/post-619a1c.html
マジックは、行く先々でみんなの暮らしを応援してくれました。
読了日:02月02日 著者:山本 甲士


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【パンとスープとネコ日和】商店街など

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ドラマのロケ地は実際の商店街で、それぞれのお店もあるようだ。
かなり賑わっている商店街で、スーパーがない商店街というのも珍しいのではないか。
松陰神社というのもある。

路面電車が走っていたが、東急の路線?こちらは、よくわからない。

 

アキコの父がいたお寺は「大慈山円照寺」といって、実際に存在する。↑の画像がそう。
境内のお庭には、花が一杯なのかな?
お寺だから、木々は茂っているようだが。

 

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