« 無印良品「桜のお菓子」 | トップページ | 森修焼の食器 »

2023.03.08

笹沢佐保【一方通行 夜明日出夫の事件簿】

Photo_20230203122501

著者:笹沢佐保
価格:607円
カテゴリ:一般
発行年月:1995.11
出版社: 講談社
レーベル: 講談社文庫
利用対象:一般
ISBN:4-06-263097-4

隠されたトリックを次々と暴き、元刑事のタクシー運転手が大活躍!

 

暮れに読んだ【アリバイの唄】の続編のようなので、読んでみる。

少々ご都合主義的。

夜明のタクシーに乗ってきた男の行き先は、川崎埠頭。
そこからフェリーで日向に行くというのだが、何故か同行を頼まれる夜明。

陸路往復の料金+フェリーや行き先での宿泊費、それに手当も付くと聞いて承諾する。

フェリーから下船して向かったのは長崎で、その宿泊先には笹沢佐保が出版社の編集者たちと忘年会をしていた。
ここで著者自身が「ご出演」とは、驚き。出版社名も、それぞれ実在の大手だ。

というちょっとしたお遊びを挟みつつ、しかしストーリーは「交換殺人」という重いものだった。それも、 5年もの歳月を掛けて。

冒頭部分でタクシーの客が最近のニュースをあまり知らず、だが外国へ行っていたらしくもない辺りで、どこにいたかは想像つくのに、あれだけ推理が働く夜明が言われるまで気づかないとは。

 

ドラマ化もされていたようで、主演は渡瀬恒彦さんだった。

 

関連記事

【アリバイの唄】(22.12.26)

 

|

« 無印良品「桜のお菓子」 | トップページ | 森修焼の食器 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 無印良品「桜のお菓子」 | トップページ | 森修焼の食器 »