松田 哲夫【悪人の物語 (中学生までに読んでおきたい日本文学 1)】
著者:松田哲夫 (監修, 編集)
価格:1,980円
カテゴリ:中学生
発売日:2010/11/01
出版社: あすなろ書房
利用対象:中学生
ISBN:978-4-7515-2621-7
山村暮鳥「囈語」/森銑三「昼日中/老賊譚」/芥川龍之介「鼠小僧次郎吉」/
宮沢賢治「毒もみの好きな署長さん」/中野好夫「悪人礼賛」/野口冨士男「少女」/
色川武大「善人ハム」/菊池寛「ある抗議書」/小泉八雲「停車場で」/
吉村昭「見えない橋」/柳田国男「山に埋もれたる人生ある事」
このシリーズ、初っ端が「悪人」という括りなのは、何とも皮肉な気がするが……。
「悪人」というのはこんなもんだから、中学生になるまでに勉強しておこう、ということか??
この中では、野口冨士男の【少女】が良かった。
ネタバレになるが、たしかに誘拐は犯罪だ。しかももっとも卑劣な。
しかしこれを読むと、主人公に肩入れしたくなってくる。
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