西村京太郎【十津川警部 捜査行 東海道殺人エクスプレス】
著者:西村京太郎
価格:682円
カテゴリ:一般
発売日:2018/03/15
出版社: 双葉社
レーベル: 双葉文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-575-52087-3
東海道を東から西へ向かう十津川警部事件簿5編収録。
【運河の見える駅で】
この駅の話は、たしか宮脇俊三の本で読んだような。
敷地内を電車が走り、働く人たちを運んでいる。
だが休日には会社の関係者は乗らないから、物好きな観光客しか乗らない。
海を見ながらお弁当を食べたデイトがとんでもない話になってしまった悲劇。
【死を呼ぶ身延線】
元刑事の探偵が、自分の身代わりに殺された父親の仇を討つ話。
【殺人は食堂車で】
これは俳優がブルトレ「富士」で殺された事件だが、本編よりも「富士」に関心があった。
まだ「さくら」「富士」「はやぶさ」が全部運行されていた時代だ。
食堂車もあった。
「はやぶさ」に乗ったときはすでに「さくら」と「富士」は無くなっていたが、その時貰ったタオルには、三つのブルトレが印刷されていたっけ。
【長良川殺人事件】
せっかくの長良川が、殺人事件の現場になってしまった。
今回、十津川シリーズには珍しく(?)シリアスな内容になっている。
本書が書かれたのはブルトレが残っている頃だが、つい昨年もずさんな造成工事による雨の害が出ている。
こういうのは、根本的に改善されることはないのだろうか?
【十七年の空白】
最後は、十津川警部自身の友人が絡んでくる。
事件を嫌なものだったし、登場人物にも嫌悪感を抱く。
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