有栖川有栖【ロシア紅茶の謎】
著者:有栖川有栖
価格:704円
カテゴリ:一般
発売日:1997/07/14
出版社: 講談社
レーベル: 講談社文庫
利用対象:一般
ISBN:4-06-263548-8
エラリー・クイーンのひそみに倣った〈国名シリーズ〉第1作品集。
これまた再読だが、この「国名シリーズ」を未読・再読に関わらず全部読んでみようと思った次第。
【動物園の暗号】
【屋根裏の散歩者】
乱歩を思い出させるタイトルだが、こちらは単に暇な老人の嫌な趣味が高じた事件。
加害者の趣味はもっと悪質だったが。
【赤い稲妻】
これは他の短編集で何度か読んでいるのでスルー。
【ルーンの導き】
これに有栖は出てこず、火村の過去の体験を聞かせるという話。
それにしても、ダイイングメッセージが強引すぎないかな。
【ロシア紅茶の謎】
表題作
こちらも何度か読んでいる。
これは殺害方法に、かなり無理がある。
【八角形の罠】
元々戯曲だったのを短編にしたということだったが、本作では有栖の原作を劇団が上演する予定で、その稽古に火村と一緒に立ち会って遭遇した事件。
実際のホールの見取り図があり、それをヒントに「読者への挑戦」を設けている。
話の筋は、三角関係どころか八角関係といっていいほどの、劇団員同士の恋のもつれ。
第三者にとっては非常にくだらないことで殺人事件を起こしている。
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 吉田恵里香【恋せぬふたり】(2025.03.28)
- 仁木悦子【聖い夜の中で】(2025.03.27)
- 【本の雑誌 3月号】(2025.03.25)
- 江口恵子【普段使いの器は5つでじゅうぶん。】(2025.03.21)
- 堂場瞬一【英雄の悲鳴 ラストライン7】(2025.03.19)
コメント