西村京太郎【十津川警部 仙石線殺人事件】
著者:西村京太郎
価格:906円
カテゴリ:一般
発売日:2017/05/12
出版社: 双葉社
レーベル: FUTABA NOVELS(フタバノベルズ)
利用対象:一般
ISBN:978-4-575-00801-2
2億円のプラチナを巡る黒い陰謀を暴け!
あの日、豪華客船で何が行われようとしたのか――復興が進む宮城を舞台に、トラベルミステリの巨星が描く傑作推理小説。
海に浮かぶ、超豪華客船ホテル。
でも、航行しないのはつまらないのでは?
そのホテル(?)が、あの津波で海に持って行かれて沈んでしまった。
ようやく金を出してくれるグループが現れて、引き上げることに。
ところが、鍵のかかっていた船室から、女性の白骨遺体とプラチナ2億円分が見つかった。
女性は船の持ち主である会社の職員。
会社は、プラチナなど預けた覚えはないという。
その調査に赴いた社員と、亡くなった女性の妹は、色々調べはじめる。
警視庁とは直接関係ない話と見えて、後に繋がってくる。
宮城県警が、殺人事件よりプラチナの方を重要視しているようなのは、どんなものだろう?
と、十津川たちも不満そうだったが。
戦争中、軍が資金調達のために中国でアヘンを栽培して売っていたとか。
そして関係者の残党が暗躍しており、プラチナもその関係ではとか。
話はますます大きくなったが、結局プラチナはどこへ落ち着くのだろう?
〈女川 いのちの石碑〉の文言が突き刺さる。
女川町の女川中学の卒業生たちが、2014年3月、千年後に備えて建てたものだという。
直接関係の無い人たちも、絶対に心すべき言葉だ。
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