平川克美【共有地をつくる】
著者:平川克美
価格:1,980円
カテゴリ:一般
発売日:2022/02/25
出版社: ミシマ社
利用対象:一般
ISBN:978-4-909394-63-7
ミシマ社創業15周年記念企画
この社会を安定的に持続させてゆくためには、社会の片隅にでもいいから、社会的共有資本としての共有地、誰のものでもないが、誰もが立ち入り耕すことのできる共有地があると、わたしたちの生活はずいぶん風通しの良いものになるのではないか
このミシマ社というのは、かなり固い本をだしているが、今回も私有を廃し「誰のものでもない共有地をつくる」ことで得られるであろう暮らしについて語られている。
それは社会主義的な国家という堅苦しいものでもなければ、武者小路実篤が唱えた「共同村」のようなものでもない。
いわば緩衝地帯としての「共有地」ということのようだ。
最近、文字通りそういった役割をも持っていた「里山」の減少によって、野生の動物が人の暮らす地まで出現するようになったと聞く。
直接の関係はないが、こうした緩衝地帯は必要なのかもしれない。
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