米澤穂信【いまさら翼といわれても】
著者:米澤穂信
価格:748円
カテゴリ:一般
発売日:2019/06/14
出版社: KADOKAWA
レーベル: 角川文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-108164-8
千反田の知られざる苦悩が垣間見える表題作ほか、〈古典部〉メンバーの過去と未来が垣間見える、瑞々しくもビターな全6篇。
表題作での千反田の苦悩に非常に共感したことを覚えている。
奉太郎と摩耶花の交互の語りで綴られていく。
【鏡には映らない】は、【学園ミステリー】でも読んだ。
その時は本書で読んでいたことはまったく失念していたが、今は好ましい一篇として記憶に残っている。
奉太郎は高校入学で初めてその才能(?)を開化させたのではなく、すでに中学時代にその一端を見せていたのだ。
【連峰は晴れているか】
【わたしたちの伝説の一冊】
摩耶花の苦悩と決断。
ドロドロしたサークルにいるよりは、自分の気持ちに正直である方がいい。
【長い休日】
そして
表題作【いまさら翼といわれても】
そりゃそうだよね
旧家の跡取りとして色々な制約を受けてきた千反田
突然「自分の好きにしてもいい」と言われて、「ああ、そうですか」とはならないだろう。
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