群ようこ【老いとお金】
著者:群ようこ
価格:682円
カテゴリ:一般
発売日:2023/04/24
出版社: KADOKAWA
レーベル: 角川文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-106143-5
「老後2000万円問題」が取り沙汰され老後の不安が増す中でも、読むだけで肩の力がちょっと抜ける。お金にまつわる視野が広がる実録エッセイ!
全編これ「お金の話」ではあるが、一人暮らしの老後の参考にはなるだろう。
自分は一人暮らしではないが、【お一人さまの老後】という上野千鶴子氏の本も読んでみよう。
今回、やはり実家との確執の話がすごかった。
他の本で概要は知っていたが、ここまで肉親のことを書くからには、相当のやりとりがあったのだろう。
文面からも覗えるが、「きょうだい」というのは成人すれば「他人」である。
自分自身、妹とは仲が良くない。
本書の弟ほどではない(と信じたい)が、この人に負けないくらい自分勝手である。
小さい頃から泣き落としは常のことで、嫌いだった。
それが反面教師になったのか、我が家の息子と娘一家の関係は良好だ。
チビさんたちも、叔父である息子を慕っている。これは、自分と叔父との関係を意識して、つとめてそうなればいいなと思ってきたところもある。(母親の弟を「お兄ちゃん」と呼び慣れていると、大人になって困ることもあるのだが……。)
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