塩田武士【騙し絵の牙】
著者:塩田武士
価格:792円
カテゴリ:一般
発売日:2019/11/21
出版社: KADOKAWA
レーベル: 角川文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-102642-7
『罪の声』の著者・塩田武士が、俳優・大泉洋を主人公に「あてがき」。
圧倒されるほどリアルな筆致で出版界の<光と闇>を描く!&「速水=大泉洋」が表紙&扉ページの写真を飾る!
当初、表紙絵の大泉洋の姿に「??」と思い、読み進めて行く内に章扉にも出てくる大泉洋に「なんでやねん」だったのだが、途中で概要を読んで解った。映画にもなっていたとは!
この主人公は、本当に本が好きなんだなと思う。
そしてその原点が、子どもの頃(中学時代)の体験にあることで、彼の気持ちに寄り添えた。
また、そうした過去を持っていただけに、娘とのことは辛かったろう。いい父親だったのに。
最後の方で大逆転があったかと思ったら、さらにすすんだところで逆転があり、本当に「騙された」。決して「牙」を向かれたとは思わなかったが。
大泉洋の解説は映画が出来る前のことで、楽しかった。
章扉の写真が、その内容を表していたことに納得。
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