柴田よしき【猫は引っ越しで顔あらう~猫探偵 正太郎の冒険4~ 猫探偵正太郎】
著者:柴田よしき
価格:616円
カテゴリ:一般
発行年月:2006.6
出版社: 光文社
レーベル: 光文社文庫
利用対象:一般
ISBN:4-334-74076-6
下町の情緒に馴染み、正太郎が活躍する四つの事件。好評シリーズ、第4弾!
正太郎は、とうとう住み慣れた琵琶湖のほとりを去って、東京へやってきた。
勿論、同居人が引っ越したからだが。
何しろ、あまり売れない推理作家の同居人のこと。ちゃっかり自分に気のある編集者糸川を使って、「バス・トイレ付き」「3階以上」「居間・仕事部屋・寝室のあること」「猫を飼ってもいい」「家賃は安いこと」といった条件を突きつけ、家探しをした上だ。
幸い、築年数はいくらともしれないが、大家の家と地続きという小さな家を探し当てて貰えた。
正太郎は大家さん宅の二匹の猫とも仲良しになり、近所の探検に出ていく。
そしてそこで遭遇する冒険談が、今回の主題。
冒頭作【正太郎と天ぷらそばの冒険】では、その家探しの一幕。
次の【正太郎と古本市の冒険】では、大家猫の二匹と古本市での出来事を推理する。同居人の本も登場し、無関心ではおれなかったのだ。
第三話【正太郎と薄幸の美少女の冒険】に出てくる、大阪弁を話すワンちゃんがいじらしくて可愛かった。
関西での話が終わったのは少々寂しいが、新天地での正太郎からも目が離せない。
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