宮脇俊三【終着駅へ行ってきます】
著者:宮脇俊三
価格:990円
カテゴリ:一般
発売日:2023/01/10
出版社: 河出書房新社
レーベル: 河出文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-309-41944-2
消えゆくローカル線の旅情を紡いだ「鉄道紀行文学の父」が届ける車窓の記憶。
タイトル通り、著者の終着駅探訪記。
冒頭が稚内駅で、この駅には撮影のためだけに寄った。北端駅だ。
その次が、何と片町駅。当然、片町線が現役の頃の話だ。
主要道に負けずに居据っているのだから、由緒ある駅なのであろうが、中に入ってみると閑散としている。
とあるが、この駅の一つ手前が京橋駅だからか、当時からここまで乗ることはほぼ無かった。降りたのは、府庁のある大手前に行く時くらいだったか。
大都市での「頭端式停車場」はここくらいではないか、という記述もあって、何となく誇らしい(いや、全然関係ないのだが)
そして、予定では「片福線」の起点になるはずだったのに。
と少々知っている駅のことを書き出したら、いつまで経っても終わらない。
そうした、どこか侘しい感のある終着駅ばかりを集めた本書。
どこを読んでも、楽しくなる。
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