塩田武士【盤上のアルファ】
著者:塩田武士
価格:704円
カテゴリ:一般
発売日:2014/02/14
出版社: 講談社
レーベル: 講談社文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-06-277706-3
背水の陣でプロ棋士を志す男が巻き起こす熱い感動の物語。
【騙し絵の牙】が面白かったので、同じ著者の【罪の声】(これが本命)を読む前にこちらを読了。
秋葉隼介と真田信繁。二人とも『性格が悪い』と、再三本文で書かれている。
第一章と第二章で、二人のこれまでを紹介。
信繁は中学時代の先輩女生徒に非常に好感を抱いたのだが、まさかの形で出現した。
そう言えば、秋葉の行きつけの飲み屋でいつもの席に座っていた真田は、どうしてその場所を知ったのかが不思議だった。
また、女流棋士同士の意地悪なやりとりに、ちょっとげんなり。
過去の出会いに、意味のないものは一つもなかった。
タイトル【盤上のアルファ】の意味が、終盤近くになってようやく分かった。
谷村新司の「天狼」を思い出した。
最後、隼介と女流棋士との交流が救いになった。
NHKでドラマ化されていたようで、そちらでは羽生さん初め棋士たちが多く出演していたようだ。
関連確認
【騙し絵の牙】(23.08.12)
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