芦沢央、阿津川辰海、伊吹亜門、斜線堂有紀、白井智之【斬新 THE どんでん返し】
著者:芦沢央・阿津川辰海・伊吹亜門・斜線堂有紀・白井智之
価格:726円
カテゴリ:一般
発売日:2023/04/12
出版社: 双葉社
レーベル: 双葉文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-575-52657-8
いずれの作家さんも、多分初めてだと思う。
「どんでん返し」というからには、スマートな騙し方をしてほしいものだが……。
芦沢 央 【踏み台】
罠を仕掛けたつもりが、相手の方が上手だった。
少々足りないのではとバカにしていたツケが回ってきたのであろう、冒頭作。
阿津川辰海 【おれ以外のやつが】
伊吹亜門 【遣唐使船は西へ】
実際に遣唐使船が大変だったとは知っていたが、こういう状況もあったろう。
しかし、これはミステリ(しかも密室もの?)とは、ちょっと違うような。
「どんでん返し」ということなら、最後の最後はそうとも言えるか?
希望が、一転して絶望に変わりそう。
斜線堂有紀 【雌雄七色】
全編、手紙文からなっている。
虹の七色に掛けた七色の封筒に入っている、捨てられた妻からの夫への手紙。
恨みがましい文章で、正直面白くなかった。
ではあったが、冒頭の息子から、母親の手紙を同封するとの父親への手紙だけは、彼の怒りが感じられてよかったが。
白井智之 【人喰館の殺人】
これは文字通りの作品で、非常に気持ち悪かった。
舞台が北海道で、昨今ニュースになっているヒグマ関連はまだしも(??)、そのあとの展開は付いていけない。
著者は、(多分)同じようなのを書いているようだ。
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