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2023.09.18

中山七里【おやすみラフマニノフ】

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著者:中山七里
価格:618円
カテゴリ:一般
発行年月:2011.9
出版社: 宝島社
レーベル: 宝島社文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-7966-8582-5

ラフマニノフの名曲とともに明かされる驚愕の真実!美しい音楽描写と緻密なトリックが奇跡的に融合した人気の音楽ミステリー。

 

とあるレビューに、「さよならドビュッシーほどの読後感の悪さも無いが、」とあったので読んでみることに。「が、」のあとは「さわやかな読了感もない」というのが気になったのだが……。

上記の通りだった。

【さよならドビュッシー】とほぼ同じ時期。物語は、ほぼ音楽学校内で進む。

冒頭、秋の大学祭目指して練習していた女子大生が借りていたストラディバリウスが盗まれる。警備は万全の専用室でだ。

彼女は学長の孫で、主人公晶の恋人でもある。

音大で講師を務める岬が、割合早い段階で登場する。それは【さよならドビュッシー】で岬が出たチャリーティーコンサートに、二人とも参加していたからだ。

晶の生い立ちなども織り込みつつ、途中、愛知県を襲った大きな台風の話にも及ぶ。
ここで出てくる2000年の災害や、半世紀以上も昔の伊勢湾台風など、名古屋近辺は意外と台風の被害を受けている。

最後の謎解きが、やはりあまりスッキリとはいかなかった。

このあとショパンとベートーベンがあるが、少し間をおこう。

 

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