塩田武士【罪の声】
著者:塩田武士
価格:1,012円
カテゴリ:一般
発売日:2019/05/15
出版社: 講談社
レーベル: 講談社文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-06-514825-9
「ギンガ萬堂事件」の真相を追う新聞記者と「男」がたどり着いた果てとは。渾身の長編小説
実際の事件を下敷きにしている。
被害に遭った会社の名前も、見当が付くものばかりだ。
当時は、結構毎日ニュースを追いかけていた。実際に市井の人たちにも影響が及ぶことが、懸念されたから。
あの「キツネ目の男」の似顔絵は、随分ながく駅前に置いてあった。
本書では、自分の声が脅迫に使われていたのではと疑い始めた敏也と、別のルートから事件の真相を探っている事件記者の話が、ほぼ交互に語られる。
話を聞きに立ち寄った先から敏也の存在を知った記者は、ついに彼に会いに行く。
実際の事件もこうだったかと思わせられるような力作だった。
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