« 柴田よしき【猫は密室でジャンプする~猫探偵 正太郎の冒険1~ 猫探偵正太郎】 | トップページ | 名探偵ポワロ「ひらいたトランプ」 »

2023.09.04

中山七里【スタート!】

Photo_20230819000601

著者:三浦しをん
価格:726円
カテゴリ:一般
発売日:2015/02/10
出版社: 光文社
レーベル: 光文社文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-334-76866-9

映画への情熱と、どんでん返しの妙が織りなす、一気読み確実のミステリー!

 

表紙絵にかなり引いてしまうが、これは撮影の現場だろう。カメラや白板が見えるし、腰掛けているのが主人公だろうか。

面白かったー。紹介文にある通り、一気読みした。

犯人が割れてからの、逆転・逆転・大逆転で、息をもつかせぬ展開。

同時に、主人公映一の、周りの人に助けられながらの成長物語でもあった。

宮藤映一は、何となく退廃的な毎日を送っていたが、伝説的映画監督の大森一家に呼ばれ、現場に合流する。

しかしスポンサーの一つテレビ会社との軋轢など、不穏な空気を醸し出している。

また、キャストの交代や予期せぬことが起きて、現場はなかなか全員一致とはいかない。

それが撮影が始まって、大森がメガホンを取っていく内に、しだいに大森に影響されていく。

古き良き映画の時代というのは、またこうした毎日が繰り返されていたのだろうか?

 

カメラの大きさや撮る範囲など、テレビと映画の違いも分かって興味深かった。

 

|

« 柴田よしき【猫は密室でジャンプする~猫探偵 正太郎の冒険1~ 猫探偵正太郎】 | トップページ | 名探偵ポワロ「ひらいたトランプ」 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 柴田よしき【猫は密室でジャンプする~猫探偵 正太郎の冒険1~ 猫探偵正太郎】 | トップページ | 名探偵ポワロ「ひらいたトランプ」 »