中山七里【スタート!】
著者:三浦しをん
価格:726円
カテゴリ:一般
発売日:2015/02/10
出版社: 光文社
レーベル: 光文社文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-334-76866-9
映画への情熱と、どんでん返しの妙が織りなす、一気読み確実のミステリー!
表紙絵にかなり引いてしまうが、これは撮影の現場だろう。カメラや白板が見えるし、腰掛けているのが主人公だろうか。
面白かったー。紹介文にある通り、一気読みした。
犯人が割れてからの、逆転・逆転・大逆転で、息をもつかせぬ展開。
同時に、主人公映一の、周りの人に助けられながらの成長物語でもあった。
宮藤映一は、何となく退廃的な毎日を送っていたが、伝説的映画監督の大森一家に呼ばれ、現場に合流する。
しかしスポンサーの一つテレビ会社との軋轢など、不穏な空気を醸し出している。
また、キャストの交代や予期せぬことが起きて、現場はなかなか全員一致とはいかない。
それが撮影が始まって、大森がメガホンを取っていく内に、しだいに大森に影響されていく。
古き良き映画の時代というのは、またこうした毎日が繰り返されていたのだろうか?
カメラの大きさや撮る範囲など、テレビと映画の違いも分かって興味深かった。
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