柴田よしき【猫は密室でジャンプする~猫探偵 正太郎の冒険1~ 猫探偵正太郎】
著者:柴田よしき
価格:704円
カテゴリ:一般
発行年月:2004.12
出版社: 光文社
レーベル: 光文社文庫
利用対象:一般
ISBN:4-334-73797-8
猫好き、ミステリー好き絶対満足。猫探偵の六つの事件簿!
今回は、短編集。表紙は、最も正太郎らしさが溢れた一枚だ。
【愛するSへの鎮魂歌(レクイエム)】
冒頭作なのに、正太郎の語りではない。
何故か同居人の本を読んで勘違いした男が、ストーカーになって自滅する話。
最後の同居人への事情聴取以外は、その男の一人語りで進んで行く。
あまり感じのいい展開ではなかった。
かなり以前に読んでいたので、ほぼ中身を忘れてしまっていた。
東京暮らしになってしまったことが、何となく残念だ。
琵琶湖畔のマンションからの風景もいいし、時々最初の飼い主とその愛犬サスケが登場するのも楽しかったのに。
もっとも東京には、正太郎が恋い焦がれる「深窓のニャンコ」も住んでいるのだが。
収録作は、以下の通り。
【正太郎とグルメな午後の事件】
【光る爪】
【正太郎と花柄死紋の冒険】
【シングルベル】
【正太郎と田舎の事件】
あとがきは、「読者代表より」と名乗る川口真氏。
まさに読者の気持ちを代弁していて、好感が持てた。
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