大崎梢【もしかして ひょっとして】
著者:大崎梢
価格:748円
カテゴリ:一般
発売日:2023/09/13
出版社: 光文社
レーベル: 光文社文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-334-10035-3
秘密が明らかになるとき、人生が少し、輝き始める。日常の謎解きの魅力がたっぷり詰まったミステリー短編集。
日常の謎解きミステリーで、殺人事件は一件だけ。
著者の解説で知ったのだが、一つ一つの短編にはそれぞれテーマがあったのだとか。
それらをまとめて「もしかして ひょっとして」と括っている。
どれもやさしいお話しで、好感が持てたものが多かった。
【体育館フォーメーション】が、一番好きかな。
冒頭作【小暑】は、七夕頃の東海道線車内。
最初赤ん坊を連れて乗っているのは、女性だと思った。表紙の男性らしい。
道中向かい側に座った上品な老婦人の回想録。
【体育館フォーメーション】で生徒会役員として活動している二年生の男子生徒が、なかなか格好いい。
姿形はそうではないのだが、冷静によく判断していて好感が持てる。
【都忘れの理由】
一転して語り手は、初老の大学教授。こちらは気が利かなくて、一人では何も出来ない。
妻亡き後も引きつづき来てくれている家政婦頼みだ。
それを、うっかり傷つける言動をして右往左往する話。
【灰色のエルメー】
これはネコちゃんのはなし。
こんな風に預かるだけでもいいから、ネコが来てくれないかなぁ。
【かもしれない】は、今ひとつ面白くなかった。
【山分けの夜】
唯一、不穏な事件が起きる。
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