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2023.11.30

ヘッセ他【教科書名短編 - 少年時代】

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著者:ヘッセ・竹西寛子他
価格:770円
カテゴリ:一般
発売日:2016/04/25
出版社: 中央公論新社
レーベル: 中公文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-12-206247-4

ヘッセ、永井龍男から山川方夫、三浦哲郎まで。少年期の苦く切ない記憶、淡い恋情を描いた佳篇を中学教科書から精選。珠玉の12篇。文庫オリジナル。

 

中学の教科書に採られただけあって、まさに珠玉の掌編集。

いずれも懐かしく思い出せる物語だったが、もう30数年前のこと。当時まだ受講生だった頃に教材として取り上げられた【夏の葬列】(山川方夫著)は、今も忘れることが出来ない一篇だ。

長く訪れることの無かった疎開地に、出張帰りに立ち寄った「わたし」。そこで出会った葬列の写真は、戦争中の苦い思い出を一瞬にして覆してくれるはずのものだったのだが。
より一層罪を感じて、その葬列を見送るしかなかったのだ。

自分のせいで死んだと思い込んでいた少女が、実は助かっていた。それを知ってホッとしたのもつかの間、より真実を知ってしまって絶望する。
これはかなり衝撃的だった。

 

三浦哲郎の【盆土産】。出稼ぎの父親が土産に持ち帰った「海老フライ」を食した少年の、素直な喜びが心地よかった。

 

ほかに、

少年の日の思い出】ヘルマン・ヘッセ(高橋健二訳)
【胡桃割り】永井龍男
【晩夏】井上靖
【子どもたち】長谷川四郎
【サアカスの馬】安岡章太郎
【童謡/吉行淳之介
【神馬】西寛子
【幼年時代/柏原兵三
【あこがれ】阿部昭
【故郷】魯迅(竹内好訳)

 

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2023.11.29

ドラマ「きのう何食べた?」第8回

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今回は、それぞれの選択をした三組の夫婦が描かれる。

その1

シロさんが受け持った、夫からのかなり条件のいい離婚に応じないという女性の話。
夫はどうやら国際ロマンス詐欺に遭っているようで、彼の目を覚まさせたいというのが依頼だ。

夫と一緒に関空にまで出かけていくシロさん。誠意があるなぁ。

 

その2

ケンジの店長夫婦の話。浮気癖が抜けない店長に愛想を尽かせているれい子さんだが、最近はよりを戻しているように見える。
一緒にベトナム行きを計画したり、店長もまんざらではない様子。

ところが、ある日帰宅したら離婚届の用紙が置いてあって、家の中はもぬけのからになっていた。
子どもたちも、れい子さんに味方をしている。
傷心の店長は、一人でベトナムへ旅立つ。

 

そして、シロさんの両親。

家を売って老人ホームへ入りたいといって、シロさんに詫びる。
家を残してやれない事への罪悪感のようだ。

勿論シロさんはそんなことを当てにしておらず、幸せな老後を祈っている。

 

今回の料理は、ベトナムがらみでエスニック。
鶏もも肉をまるごと炊飯器で一緒に炊くとは!鯛飯だって同じような発想だから、ありかもしれない。

上記三組の夫婦には、これまでで思い出す色々な出来事があった。
「その1」の事例では、子どもが小さかったとき、夜泣きをする赤ん坊を仕事のある妻をいたわって負ぶって公園へ行ってくれたこと。
そんなことが、自分勝手な夫を救う気持ちに繋がっていた。

シロさんはふと、ある夜、食材の一つ「タマネギ」を買いに行ってくれたケンジのやさしさを忘れることが出来ないのだった。
小さなしあわせ。でも、かけがえのない出来事といったものはある!

 

画像は、12年前の11月29日。落葉降り敷く図書館前。

 

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2023.11.28

夏樹静子【雨に消えて】

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著者:夏樹静子
価格:770円
カテゴリ:一般
発売日:2018/02/08
出版社: 光文社
レーベル: 光文社文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-334-77606-0

愛する我が子へ、様々な思いに翻弄される母親たちの姿を描いたミステリー短編傑作集。

 

表題作【雨に消えて】は、母親が必死になって探す「我が子」の正体を知って驚いたのだが……。

この一篇を始め、かなり「こわーい」話ばかりだった。

最後の【ガラスの絆】が一番良かったかな。かなり偶然が支配しているのが気になったが。

他に、

亡くなった人への【陰膳】

【水子地蔵の樹影】

【火の供養】

【砂の殺意】

いずれも、幼い子どもを亡くした母の執念のようなものを感じた。

これらは、夏樹静子独特の世界と言える。

 

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2023.11.27

達人戦表彰式

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羽生善治九段が「達人戦」初V 丸山忠久九段との決勝制し棋戦優勝数を歴代最多46回に更新 

将棋の「達人戦」というのが、今年から始まったようだ。

「50歳以上」というのが条件で、従って藤井君は勿論、渡辺さんも参加資格が無い。

その準決勝以上には、羽生さん始め、谷川さん、佐藤前会長など、そうそうたるメンバーが並ぶ。

そして、第1回目の優勝は羽生さんだった。

終わってからの総評を羽生会長がなさって、一旦降壇。

そして、【表彰式】。

何と、羽生会長が羽生九段を表彰するという、何とも楽しい式典になった。

表彰状を読み上げる「羽生会長」。会場からは爆笑が聞こえる。表彰状を受け取った「羽生九段」。
ご自分の名前を読み上げるのにちょっと照れたようなお顔だったが、とてもいい表情だった。

これらの進行を淡々と進める女流棋士の方も素敵だったな。

 

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2023.11.26

中村汐里【殻割る音】

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著者:中村汐里
価格:726円
カテゴリ:一般
発売日:2020/12/08
出版社: 小学館
レーベル: 小学館文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-09-406856-6

涙も愛も包み込む、奇蹟のオムレツ!
引っ込み思案な少女がその殻を打ち破っていく姿に、心が熱くなる成長物語。

 

きっかけは、さくらが時折見る夢。ハムエッグらしきものを母らしき人が作ってくれる場面だ。
その思いはずっとあって、そこへ調理実習という後押しがあった。

さくらの母は、料理をしない。
夕食はいつも、買ってきた惣菜で済ませている。

また、さくらは超難関校を目指す受験生でもある。

そんなさくらが、何とか料理と受験を両立させてがんばろうと奮闘する話。

親友の母のアドバイスや、父方の祖母の教えが支えになっている。

料理と音楽のコラボが何となく気になるが、これも一つの手法か?

最後は予定調和的に終わるのも、これはこれで良しとするべきだろう。
著者には、他に著書は無いようだ。

 

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2023.11.25

欠礼状

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11月は、欠礼状の届く時期でもある。

今年も何通か頂いたのだが、その中に亡きつれあいの教え子のお連れ合いからのが届いてビックリした。
赴任後初めての担任で中学一年生、家に事情があったためか、当初は随分苦労したようだ。
その後、結婚式にも参加してくれ、家へも度々訪れてくれていた。

彼の家にも行ったことがあるし、泊まったこともある。お母さまとも親しく話した。

つれあいは亡くなる2・3年前から年賀状は出さない旨連絡していたが、向こうからはその後も毎年届いていたのだった。

 

画像は、10年前の11月22日。明日香近辺。

 

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2023.11.24

【おいしい旅 しあわせ編】

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著者:大崎梢・
価格:814円
カテゴリ:一般
発売日:2023/10/24
出版社: KADOKAWA
レーベル: 角川文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-113871-7

心ときめく風景や絶品料理がここに。「しあわせ」溢れる旅×グルメ小説集!

女性作家6名による、幸せを感じる食の旅。どれもホノボノとよかった。

冒頭作【もしも神様に会えたなら】は、小学4年生が一人で伊勢へ旅する話。一緒に行くはずの祖母の都合が悪くなったので、思い切って初めての一人旅に挑戦する。

伊勢で偶然知り合った同じ小学4年生が、一緒に伊勢参りに付き合ってくれるのだが……。

子どもたちの交流と、密かに見守っている大人たちの配慮が気持ちよく読める一篇だった。

【失われた甘い時を求めて】自分が生まれた土地を一日で訪ねて、亡き父母から聞いた場所を訪れていく。

最後の車掌のことは、ちょっと偶然が過ぎる気がする。

【夕日と奥さんのお話】27年間も夫婦をしていて、結局お互いに相手が解っていなかったのか。

石垣島への一人旅で、色々思い返しながら、新しい自分を取り戻す。

「浜崎の奥さん」食べてみたいなぁ。そのために、石垣島へ行きたい!

【夢よりも甘く】

亡き祖母から繰り返し聞かされていたヴェネツィアへやってきた主人公。

「お話し」と現実のギャップに振り回されながらも、夢を大事にしている。

ほかに

【旅の理由】

【美味しいということは】

【オーロラが見られなくても】

 

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2023.11.23

ドラマ「きのう何食べた?」第7話

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近頃少しパソコンの画面や書類が見づらくなっているシロさん。
しかし、それを認めることはしない。

今回は、そのシロさんの老眼鏡あつらえ騒動と、ケンジが作った鍋焼きうどんの話。これは美味しそうだったなぁ。寒い夜にピッタリの、贅沢な鍋焼きうどんだった。

また二人一緒のバースデーのご馳走は、ちらし寿司始めやや派手目で綺麗な料理が並んだ。こちらも美味しそう。

 

画像は、この21日。
秋が深まってきた住宅街。

 

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2023.11.22

小路幸也【あの日に帰りたい 駐在日記】

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著者:小路幸也
価格:704円
カテゴリ:一般
発売日:2021/05/21
出版社: 中央公論新社
レーベル: 中公文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-12-207068-4


「東京バンドワゴン」シリーズの著者が贈る、ハートフル連作短篇ミステリー第二弾。
昭和五十一年。優しさとほんの少しの厳しさで、ワケありな謎を解き明かす!

 

大好きな先生が学校を辞めないようにとの、児童の思い。それが不思議な事件(?)になった第一話は冬の【日曜日の雪は、落とし物】

春になって雪解けが進む。一旦落ちると決して浮かんでこない瀧の話、【木曜日の瀧は、逃亡者】

第三話、夏は【土曜日の涙は、霊能者】。
科学だけでは解決しないこともある。それは、医学を信じる花にとっても同じだった。

秋は【土曜日の愛は、銃弾】

ここで周平は、拳銃を放つ。

 

「横浜に非常に優秀な刑事がいる」と県外にまで名を知られた周平と、元外科医の妻花。

危険な事件にも立ち会っていた周平のことや、花の右手が不自由になった事件のことについては時折触れられているが、その詳細は判らない。
もしかしたら、このシリーズ以前に、そのことが書かれた本があるのだろうか?

 

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【駐在日記】(23.08.16)

 

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2023.11.21

カーペット

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新婚の頃、ボーナスが出たときに、デパートでほぼ衝動的に買ったカーペットがある。ベルギー製で、かなり高額だった。

つれあいの兄が結構詳しくて、「これはいいものだ」と言っていた。

ずっと大切に使っているが、一度クリーニングに出したら縁が少し痛んでしまった。

今は、ロボが結構苦労して登っているのと、そのせいで縁のピラピラがだんだんちぎれてきた。
これまでのお掃除ロボットでは生じなかったので、この子が悪いに決まっている。

ロボは拭き掃除も出来るのだが、カーペットを取り払ってフローリングだけにするか、少々悩んでいる。

いや、床置きを一掃するのが先決だろうが。

 

画像は、8年前の11月19日。東海道新幹線から伊吹山を望む。
時間は16時47分。こんな時間から東京まで行ってたんだ。

 

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2023.11.20

群ようこ【優しい言葉 パンとスープとネコ日和】

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著者:群ようこ
価格:550円
カテゴリ:一般
発売日:2017/07/14
出版社: 角川春樹事務所
レーベル: ハルキ文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-7584-4106-3

シリーズ」第三弾。のんびり幸せな風が吹いています。

 

どうも一冊飛ばしてしまったらしく、アキコの家には猫が二匹住んでいる。
タロが無くなってから「ペットロス症候群」に陥っていたアキコだが、今やこの二匹に振り回されている。

このネコズは、以前住んでいた家を追い出されたのを、(アキコの店の従業員)しまちゃんの恋人に紹介されて買うことに決めたものだ。

 

一方お店はかなり繁盛しており、常連客も多い。

近所によく似た、しかし大きな店が出来たが、幸い影響もあまり受けずに済んでいる。

向かいの喫茶店のママさんは、相変わらずじっと見ているが、以前より嫌な感じではなくなった。
ママさんなりに、小さい頃から知っているアキコを見守ってくれているのだ。

しまちゃんは恋人とつかず離れずの暮らしをしているが、彼女のサッパリした気性は変わらず健在で心地いい。

 

今回、猫との攻防(?)の描写が少しクドかったがのが残念だった。

それぞれのところで収束していくようで、このシリーズはここまでかな?

 

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【パンとスープとネコ日和】(23.02.20)

 

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2023.11.19

(歴史のダイヤグラム)消えゆく「山線」の魅力 原武史

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(歴史のダイヤグラム)消えゆく「山線」の魅力 原武史

22年9月3日のコラムなのだが、Twitterで流れてきて、あらまぁと思った。

「山線」というのは函館本線のことで、ということは「比羅夫駅」も無くなってしまうのか。
唯一駅が民宿になっている駅なのに、ホームでバーベキューなんてとても楽しそうなのに。

 

画像は、函館本線を走る特急「北斗」。

 

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2023.11.18

木村眞由美【私はわたし、Age83のストリートスナップ】

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著者:木村眞由美
価格:1,650円
カテゴリ:一般
発売日:2021/01/07
出版社: KADOKAWA
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-680024-4

かわいくてカッコいい、シニアのおしゃれが満載です。

 

たしかに、非常におしゃれだ。他にも同じような本を出していらっしゃるようだが。

グレイヘアというのは、染めている以上に手間暇がかかるものだと思う。単純に真似ると、いかにもな年寄りになってしまう。
幾つになっても、おしゃれというのはむずかしい。

この方の場合、勿論写真の背景がいいということもあって、どの場面でもさまになっている。
また、堂々としていらっしゃるのが、いい効果を生んでいるのだろう。
この社会情勢で太ってしまったというのも、堂々と見える理由の一つかもしれない。

ひょっとしたら、お年寄りは痩せているより、太り気味の方がきれいに見えるのかな??

 

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2023.11.17

サンマの味、40グラムの重量差でどう違う? 食べ比べてみると…

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サンマの味、40グラムの重量差でどう違う? 食べ比べてみると…

先日も、サンマは秋の魚では無く冬の魚になりつつあるという記事を読んだ。
記者は毎日、花咲港に水揚げされるサンマを試食したとか。うらやましい。

単純に、大きい方が美味しいのかどうかは判らないが、一つの目安にはなりそうだ。
とは言っても店で色々売られているわけではないから、比較は自分の記憶とすることになるのだが。

 

画像は、山内鮮魚店さんからお借りしました。美味しそうですね。

 

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2023.11.16

夏目漱石【虞美人草 改版】

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著者:夏目漱石
価格:605円
カテゴリ:一般
発行年月:2010.5
出版社: 新潮社
レーベル: 新潮文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-10-101010-6

明治時代の若者たちの恋愛事情、人間模様を描く。真実の愛とは?職業作家としての夏目漱石、最初の作品。

 

こんな難しい本、中学時代に読んでいたのか!漱石が作家として独立して初の作品らしい。

「藤尾は北を枕に眠る」という表現だけを、何故か覚えている。事ほどさように、直裁ではない比喩的な言い回しが多い。
上記の言葉を覚えているほど、藤尾の印象は強烈だった。

藤尾が死んだとき、喝采をしたものである。
純な少女(涼のこと)は、こういう高慢ちきな女に我慢できなかった。

そうだそうだ、と今回読み進めて行く内に思い出す。
結局は割合複雑な三角関係でもある。

小野の優柔不断さにイライラしつつ、読んでいく。そりゃあ、貧しさから這い上がる必要もあろうが。

宗近君と糸子の兄妹が気持ちいい。

 

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2023.11.15

ドラマ「きのう何、食べた?」第6話

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第6話は、大晦日から始まる。
小日向さんたちと一緒に、神社でカウントダウンを待ってお参りし、元日の昼はジルベールからのお誘いで、二人は小日向さん家に赴く。

シロさんが持参した「豚の角煮」と「黒豆」が絶賛される。
例によってジルベールは散々嫌みを言うが、京都の料亭のお節に引けを取らないシロさんの料理には、脱帽の様子だ。

そして正月明け。

マンションのオーナーが、借り手についてシロさんに相談していたことが解決し、その流れでシロさんと同居人のことが話題になり……。

シロさん、とうとうケンジが恋人だと、そのオーナーに告げる。

一種の、新しい出発である。

駅近で安い部屋には、実は秘密があったのだったが。

 

画像は、9年前の11月15日。ご近所さん。

 

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2023.11.14

西村京太郎【長野電鉄殺人事件 十津川警部シリーズ】

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著者:西村京太郎
価格:836円
カテゴリ:一般
発売日:2023/03/10
出版社: 徳間書店
レーベル: 徳間文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-19-894843-6

事件の背後に蠢く戦時中の暗い裏面…。十津川&亀井、太平洋戦争の闇に挑む!

 

これは、かなり怖い話だった。

戦争中、日本でもアヘンが栽培されていて、それが戦費になっていたというのだ。

戦後も、その残りのアヘンを使って、大もうけをした人たちがいたとか。
その話と、戦争中の大本営移動の話とを絡めての、大胆な話だった。

著者はトラベルミステリーなど、軽い小説を書いていたような印象があるが、戦争に対しては随分ハッキリとした態度を示しておられる。
それに関しての本を書きたいと、どこかで仰っていた。

 

本編終了後、西村京太郎の著作一覧があった。
何と、649篇もの作品を書いておられたのだ。

もっぱらUnlimitted利用の読み手だが、それでもかなりありそうだ。

 

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2023.11.13

(歴史のダイヤグラム)「皇居前広場駅」はいかが

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(歴史のダイヤグラム)「皇居前広場駅」はいかが 原武史

ニューヨークに「タイムズ・スクエア駅」、ロンドンに「ピカデリー・サーカス駅」があるように、東京のメトロ千代田線の「二重橋前駅」を「皇居前広場駅」にしてはどうかという提案。

これ、いいなぁと思う。

 

画像は「皇居外苑北の丸地区」。Wikipediaからお借りしました。

 

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2023.11.12

群ようこ【かもめ食堂】

Photo_20231029073501 著者:群ようこ
価格:550円
カテゴリ:一般
発売日:2008/08/04
出版社: 幻冬舎
レーベル: 幻冬舎文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-344-41182-1

ヘルシンキの街角にある「かもめ食堂」。普通だけどおかしな人々が織り成す、幸福な物語。

 

たしか小林聡美で映画になっていたのではなかったか?

看板メニューが「おにぎり」というのに惹かれる。おいしい「おにぎり」は、いつでも誰にでも嬉しいものだから。
著者の作品を色々読んできて、ようやく原点(?)に戻った気がする。

サチエがヘルシンキで開いた食堂が、「かもめ食堂」。
しばらくしてミドリとマサコという二人の日本人女性も加わる。

開店後しばらくは、なかなかお客が来てくれず、それでもサチエが結構平気なのは、何と開店資金が宝くじで大当たりしたから悠長に構えていることが出来たのだ。

やがて少しずつお客も増えてきて、現地の女性との交流も描かれる。

映画ではサチエが小林聡美で、ミドリが片桐はいり、マサコがもたいまさこだったようだ。この三人が浮かんできて、セリフも演技も頭の中で再生されていた。
いずれも個性的な女優さんだし、映画も面白そう。今度、アマプラで探してみよう。

 

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2023.11.11

ドラマ「きのう何、食べた?」

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もう第6話が放映されているのだが、第5話 は「史朗の元カレ登場!幸せ…涙のクリスマス」

シロさんの元カレノブさん役は、及川光博だった。
これが実に嫌みな男を演じていた。こんなの、原作ではどこで出ていたのだろう?

今年のクリスマスは、ケンジの体重増加やシロさんの年も考えて、少しメニューを変えたシロさん。

メインはビーフシチューで、25日の土曜日にじっくりと料理する。
シーザーサラダ も、カリカリベーコンがいい感じ。

そして、本当は少々危ないのだが、ケンジの大好きな「明太子サワークリームディップ」もバゲットに合わせるために用意している。

ケーキも、いつもと同じものを買ってきた。

食事の場面でケンジが『俺たち、以心伝心だね』と言う。
シロさんも、『同じものがあって、少しずつ変化もあるな』と応える。

次の週(多分火曜日)、突然の割り込み仕事で遅くなった日のことも、過去と比較して幸せを実感するシロさんだった。

 

画像は、8年前の11月11日。東京での講習会の日。

 

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2023.11.10

森村誠一【死の軌跡】

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著者:森村誠一
価格:550円
カテゴリ:一般
発行年月:1998.8
出版社: 徳間書店
レーベル: 徳間文庫
利用対象:一般
ISBN:4-19-890948-2

不動のアリバイの前に、手も足も出ない刑事たち。だが、不可能犯罪を可能にするトリックが一冊の時刻表に隠されていた!(「剥がされた仮面」)。全四篇収録。

 

上野発21時40分寝台特急「新星」
上野発23時43分快速列車「尾瀬4号」

「新星」の客が刺殺された。容疑者は「尾瀬4号」に乗っていた。
3分遅れで出発した列車から、如何にして事件のあった列車に入れるか?
さらに、そこから「尾瀬4号」に乗っていなければ到達しない目的地に立つことが出来たか?

こういうアリバイ崩しは、本当に面白い。

収録作は

【剥がされた仮面】【殺意の接点】【浜名湖東方十五キロの地点】【歪んだ空白】の4篇。

この内【剥がされた仮面】と【殺意の接点】は、いずれも時刻表を駆使した容疑者と刑事たちの手に汗握る(?)攻防が描かれていて、一気読み必至。
これだから、時刻表トリックは楽しいのだ。

【浜名湖東方十五キロ】は昨日書いた「(歴史のダイヤグラム)対向列車、警備の盲点」(23.11.07)のリンク先でネタバレがされている。
ここでは仕掛け人は東海道新幹線の上りでA席に陣取るのだが、隣に客がいるということは普通車なのだろうか?金は充分持っているのだから、グリーン車を使ったら隣席は空いている可能性が高いのに。

 

関連記事

(歴史のダイヤグラム)対向列車、警備の盲点(23.11.09)

 

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2023.11.09

(歴史のダイヤグラム)対向列車、警備の盲点

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(歴史のダイヤグラム)対向列車、警備の盲点 原武史

今回は金正恩総書記やかつて中国の毛沢東 が列車で移動するとき、専用列車であるのはもちろんだが、警備上の理由から専用列車のダイヤは公表されないという話。中国の場合は、主席の旅行中、通過するコースの全線にわたって他の列車は運行がすべて禁止されていたという。

それでは日本の場合はと、話は続く。

これまで一番警戒が厳重だった場合でも、お召し列車の行程は披露され、他の列車も通常通り運転されている。
ただ、対向車のすれ違う側の窓ガラスの鎧戸は下ろされていたとか。

ここからは、本の話。

本編で、森村誠一の小説が紹介されていた。さっそく読んでみたのは、言うまでもない。

 

画像は、東海道新幹線の「ひかり」。N700系である。

 

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2023.11.08

西村京太郎【西村京太郎自選集(3) 空白の時刻表】

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著者:西村京太郎
価格:692円
カテゴリ:一般
発行年月:2004.6
出版社: 徳間書店
レーベル: 徳間文庫
利用対象:一般
ISBN:4-19-892080-X

千歳空港近くのモーテルで若い女の絞殺死体が発見された。容疑者には、犯行時刻、釧路ゆきの特急〈おおぞら3号〉に乗車していたという鉄壁のアリバイが!? 時刻表トリック、列車乗っ取り……鉄道推理の名作中の名作六篇を収録。

 

こういう時刻表トリックは面白い。

 

冒頭の【おおぞら3号殺人事件】は、一つの列車が「上り」と「下り」になるというもの。

列車がある地点へ向かっていて、その途中駅で一旦他所へ行き、戻って来て再び続きを走るというもの。
急ぐ人には無駄な時間かもしれないが、「行って帰って」というのは楽しそう。

この手のトリックが、もっとあればいいのに。

【死への旅「奥羽本線」

それにしても、一時期は上野から東北方面へ向けて、随分たくさんの夜行列車が走っていたんだなぁ。
もっと乗っておきたかったなぁ。

【ATC作動せず(L特急「わかしお)】

いまだ国鉄時代の話で、楽しかった。

外房線・内房線はかつては繋がっていて環状に走っていた。それが地下へ潜る部分が出来て、別々に走ることになった。

ATCのことが、若干わかった。

【急行「だいせん」殺人事件】

こちらは大阪発のブルートレイン。主人公は大阪で結婚して、ハネムーンで「だいせん」に乗車。
ところがその中で、新郎が刺し殺されてしまう。


大阪駅で見送った後、後続の列車では追いつけないはず。それをいかにして可能にするかの話だった。

 

他に

【殺意を運ぶ列車】

【復讐のスイッチバック】

 

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2023.11.07

阪神タイガース日本一

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まずは、阪神タイガース日本一、おめでとうございます。
今や別にファンではないけれど、悲願達成はおめでたい。

38年前は、息子たちを連れて阪神百貨店へ行ったなぁ。
色々買ったけど、「六甲おろし」のカセットテープも買った。歌っていたのは、正統派立川澄人さんだった。

あの頃は、息子たちも素直に阪神ファンだったのだ。

 

画像は、ちょうど10年前の11月7日。
この日はこれに乗って、浜田まで行ったのだった。

 

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2023.11.06

伽古屋圭市【クロワッサン学習塾】

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著者:伽古屋圭市
価格:759円
カテゴリ:一般
発売日:2023/06/07
出版社: 文藝春秋
レーベル: 文春文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-16-792054-8

教員をやめ、小学4年生の息子とふたり、東京から地元に戻った黒羽三吾は、父が営むパン屋で働きはじめる。

三吾は、教師を辞めて実家のパン屋の手伝いをしている。

そこで万引きをする小学生を発見。それが縁で、その子を中心に定休日に塾を開くことにする。基本的な学力の無いその少女に、基礎学力をつけるのが目的だ。

息子の真司も加わって、宿題などしている。
その真司の親友隆之介は、学校で問題が起きたとき、ちょっとした手がかりで事を解決することがあるらしい。

だが、本やマンガも読まず、知識はもっぱらテレビやyoutubeからのようなのと、学校の成績は悪いらしいのがちょっと気になる。

三吾は彼と接している内に、ある可能性に気づく。

 

このパン屋は、「クロハパン店」と言う。名字の「黒羽」から来ているのだが、三吾と言う名前は「クロワッサン」から来ている。
で、塾の名前も「クロワッサン学習塾」となる。

こうした日常の中で、三吾が教師時代から抱いていた疑問、「何のために勉強するのか」といったことも、少しずつだが生徒にわかって貰おうとしている。言葉を選んで、決して上から押しつけるのではない三吾の姿勢は、とても好もしい。

また、三吾の父康太郎が、いい味を出している。

 

一つ気になったのは、三吾の妻、真司の母親の話が出てこないこと。
たまに「妻はどうした、こうした」という思い出の中では触れられているが、彼女は亡くなっているのか?読み飛ばしてしまったのか?
再読する必要がありそうだ。

 

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2023.11.05

伯備線「やくも」に約40年ぶりの新型特急お披露目

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「乗り物酔いを最大23%改善」伯備線「やくも」に約40年ぶりの新型特急お披露目 もう酔わずに済む?

新しいやくもは、「ブロンズやくも」という。

これまでのやくもの「振り子式」だが、自分はまったく平気だ。むしろ楽しんでいた。
でも「酔う」人が多いなら、今度の改善は歓迎されることだろう。

コンパートメントがあったり、座席も快適なようだ。
「ブロンズやくも」乗りたいなぁ。

 

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2023.11.04

長月雨音【キッチン常夜灯】

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著者:長月雨音
価格:814円
カテゴリ:一般
発売日:2023/09/22
出版社: KADOKAWA
レーベル: 角川文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-113987-5

住宅街の片隅に佇む小さなビストロ、今宵もオープン。
寡黙なシェフが作る一皿は、疲れた心をほぐして、明日への元気をくれる――共感と美味しさ溢れる温かな物語。

 

夜中営業しているから「常夜灯」なのか。

チェーン系のレストランの店長みもざは、焼け出されて会社の元寮で暮らす羽目になる。
その元寮長だった管理人に教えられて行ったのが、この「キッチン常夜灯」だった。

店にはいつもスープを飲みながらスマホの画面を気にしている女性がいた。
ここが終電を逃した人たちの避難所のようなところだったり、夜遅くまで働いて、ここでホッとしてから家路につく人たちもいる。

その内に、店のシェフと助手らしい女性が、どうしてこの店をオープンさせたのかも分かって来る。

みもざが助手の女性に自分のことを話したり、働き方を考えてみたりするきっかけにもなっていくのだった。

その助手が、昼と夜が逆なだけで、普通のくらしだというせりふがあったが、確かに夜遅くても行くところがあるのはありがたい話だ。

 

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2023.11.03

ネット環境を変える

20121103-131744

ニフティのメールが何故かリニューアルしてしまって、うまく機能しなくなった。
併せてShurikenも、受信は出来るが送信不能になってしまった。

元々ネットがやや不安定だったこともあり、ネットを変えることにした。ルーター変えなきゃなぁとは、ずっと思っていたのだったが。

友人たちに聞いて、選んだのはeoネット。ルーターもレンタルで。

その工事が済んで、ちょうど二週間。

色々まだ整備しなければいけないことはあるが、早く慣れていこう。

 

画像は、11年前の11月3日。
この日、仕事上の友人たちと一日近江八幡市で遊んだ。わざわざ名古屋から来た人もいた。彼女、今どうしているかなぁ。
そうそう、行きの電車の中で、小さな鉄坊やと出会ったのだった。

 

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2023.11.02

群ようこ【おネコさま御一行 れんげ荘物語】

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著者:群ようこ
価格:616円
カテゴリ:一般
発売日:2023/08/07
出版社: 角川春樹事務所
レーベル: ハルキ文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-7584-4588-7

早期退職したキョウコは、月十万円の暮らしを今も続けています──その彼女が愛してやまない近所の飼い猫・ぶっちゃん。さらに嬉しいことに、キョウコの兄夫婦の家に突然やってきたおネコさま御一行。「れんげ荘」の住人・チユキさんの彼が飼い始めたイヌのえんちゃん──ひとり身のキョウコは、大好きなネコやイヌや花、図書館で借りた本や優しき隣人たちに囲まれて、日常に小さな喜びを感じながら生きていく──大ロングセラーシリーズ、第六弾!

 

表題でもあり表紙絵に描かれている「おネコさまご一行」は、兄夫婦の家に住み着いた猫の一家のこと。左上のは、ぶっちゃんのようだ。
ただし登場するのは、半分ほどいったところだ。

前半は、キョウコがうだうだと色々思いながら過ごす日常を描いていく。
どうしても、ぶっちゃんのことが忘れられず、思考はともすればそちらへ行く。

その矢先、義姉からネコ一家のことを聞いて、会いに行く。
ネコをなでることで随分癒され、キョウコはまた自分の住処へ帰ってくる。

今回は、隣人チユキさんの悩みやパートナーが犬を飼いだした話も入る。田舎での暮らしも、なかなか苦労が多いようだ。
今回熊谷さんの出番は、少しだけ。
更に子連れの男と一緒になった元住民の話も織り込まれて、キョウコも他人のことで忙しい。

最後はおまけのように、散歩中で出会ったおじさんが犬を飼いだした話まで飛び出して終わった。

 

今回一番良かったのは、兄夫婦が母親の死後に本当の安らかな生活を取り戻したことだろう。
それにしても、こんなひどい母親というのは、そうあるものでは無いと思う。
兄夫婦の優しさが、事態をひどくしなかったのだろうが。こんな母親は、誰が諭しても絶対に変わることはないのだから。

 

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2023.11.01

10月の読書メーター

10月の読書メーター
読んだ本の数:18
読んだページ数:5454
ナイス数:1598

背表紙は歌う (創元推理文庫)背表紙は歌う (創元推理文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/10/post-30b34a.html
書店巡りをしている、出版者の新人井辻。拍子の絵は井辻をいつも「ひつじくん」と呼ぶ他者の先輩の言葉からのものでしょう。
読了日:10月31日 著者:大崎 梢


麗しき疑惑―西村京太郎自選集〈2〉 (徳間文庫)麗しき疑惑―西村京太郎自選集〈2〉 (徳間文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/10/post-736c39.html
著者のものはほぼ十津川警部ものしか読んできませんでしたが、本書は色々な分野のものが収録されていました。
【アンドロメダから来た男】は、趣向が変わっていて面白かったです。
読了日:10月30日 著者:西村 京太郎


蝶々殺人事件 (角川文庫)蝶々殺人事件 (角川文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/10/post-fb78eb.html
横溝正史に金田一耕助以外の探偵がいたとは、知りませんでした。シリーズのようです。
読了日:10月28日 著者:横溝 正史


サンティアゴの東 渋谷の西 (講談社文庫)サンティアゴの東 渋谷の西 (講談社文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/10/post-696147.html
いつもの著者から受ける印象とは、ちょっと違いました。少しほろ苦いというか、後味があまりよくないというか……。
読了日:10月26日 著者:瀧羽 麻子


十津川警部の困惑 (講談社文庫)十津川警部の困惑 (講談社文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/10/post-943567.html
十津川ものでUnlimittedのものを幾つか読んできているのですが、読了後タイトルを見てもさっぱり内容が思い出せないものが多いのです。
ただ、新幹線に食堂車があったり、懐かしい時刻表トリックがあるのは楽しいです。
読了日:10月24日 著者:西村京太郎


うちのレシピ (新潮文庫)うちのレシピ (新潮文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/10/post-3e22dd.html
表紙絵は、これら登場人物と6つの話に出てきた料理。いずれもおいしいのです。
読了日:10月22日 著者:瀧羽 麻子


切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人 (角川文庫)切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人 (角川文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/10/post-9b584b.html
こんな犯人は、本当に恐ろしかったです。
読了日:10月20日 著者:中山 七里


人間力を高める読書法 (小学館文庫プレジデントセレクト)人間力を高める読書法 (小学館文庫プレジデントセレクト)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/10/post-0ff2dc.html
【日本語が世界を平和にするこれだけの理由】というのが、抜群に面白かったのです。日本語への認識を新たにしました。
読了日:10月16日 著者:武田 鉄矢


十津川警部 告発 (双葉文庫)十津川警部 告発 (双葉文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/10/post-43d549.html
今ではごく普通に使われている「人に反応しての合成音声案内」を、非常に珍しいものとして描写しています。
しかし、とても怖いお話でした。
読了日:10月15日 著者:西村京太郎


かすがい食堂 (小学館文庫 か 50-2)かすがい食堂 (小学館文庫 か 50-2)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/10/post-6857c1.html
広い意味での「子はかすがい」かもしれません。
読了日:10月14日 著者:伽古屋 圭市


ソロキャン! (朝日文庫)ソロキャン! (朝日文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/10/post-7f1a04.html
学生時代にはキャンプにはまっていた千晶が、30歳間近にして再開するに至った経緯などから始まります。キャンプご飯がおいしそうです。
読了日:10月12日 著者:秋川滝美


もしかして ひょっとしてもしかして ひょっとして感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/10/post-d51f3e.html
日常の謎解きミステリーで、殺人事件は一件だけ。どれもやさしいお話で、好感が持てたものが多かったです。
読了日:10月12日 著者:大崎梢


泡の女 (講談社文庫)泡の女 (講談社文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/09/post-61e40b.html
なんとなく頼りなげなヒロインの夏子でしたが、芯はしっかりしていて、最後の場面は痛快でしt。
読了日:10月08日 著者:笹沢左保


猫目荘のまかないごはん (角川文庫)猫目荘のまかないごはん (角川文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/10/post-a6a98e.html
表紙にいるのは、ここの看板ネコでしょうか。
読了日:10月08日 著者:伽古屋 圭市


連続殺人鬼 カエル男 (宝島社文庫)連続殺人鬼 カエル男 (宝島社文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/10/post-a1983a.html
何とも気持ちの悪い本でした。これでしばらくは、著者の本を敬遠するかもしれません。
読了日:10月06日 著者:中山 七里


十津川警部 出雲 殺意の一畑電車 (双葉文庫)十津川警部 出雲 殺意の一畑電車 (双葉文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/10/post-5be896.html
地方の鉄道の色々な努力が楽しく、それが会津白虎隊の話とも結びついていたことも興味深かったです。
でも、推理にはかなり無理がありました。
読了日:10月04日 著者:西村京太郎
殿さま狸殿さま狸感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/10/post-d14cc1.html
徳島城落成の折に家臣と共に踊り、阿波踊りの元を作った殿さま。特産の藍を広めたのも、この方だったようです。
読了日:10月02日 著者:簑輪諒


アンと青春 (光文社文庫)アンと青春 (光文社文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/09/post-15240a.html
前作の【和菓子のアン】が非常に面白かったので、今回は残念感がありました。季節のお菓子は、どれも魅力的でしたが……。
読了日:10月01日 著者:坂木 司


読書メーター

 

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ドラマ「名探偵・明智小五郎」

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アマプラで何となく引っかかって、西島さん主演ということもあり、つい観てしまった。

小林少年は警視庁のサイバー課勤務という設定で、別に少年探偵団らしき「大人」もいる。
怪人20面相は「ファントム20」と名を変えており、かつて殺人を犯した人物たちを裁こうとしている。

といった設定で、何だかおふざけ気味だが、結局最後まで観てしまった。(観てしまったと、二度も言う)

二晩連続で放映されていたようだが、これ1本だけでいいや。

 

画像は、12年前の11月1日。
郡上市、宗祇水近くの川にて。

 

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