長月雨音【キッチン常夜灯】
著者:長月雨音
価格:814円
カテゴリ:一般
発売日:2023/09/22
出版社: KADOKAWA
レーベル: 角川文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-113987-5
住宅街の片隅に佇む小さなビストロ、今宵もオープン。
寡黙なシェフが作る一皿は、疲れた心をほぐして、明日への元気をくれる――共感と美味しさ溢れる温かな物語。
夜中営業しているから「常夜灯」なのか。
チェーン系のレストランの店長みもざは、焼け出されて会社の元寮で暮らす羽目になる。
その元寮長だった管理人に教えられて行ったのが、この「キッチン常夜灯」だった。
店にはいつもスープを飲みながらスマホの画面を気にしている女性がいた。
ここが終電を逃した人たちの避難所のようなところだったり、夜遅くまで働いて、ここでホッとしてから家路につく人たちもいる。
その内に、店のシェフと助手らしい女性が、どうしてこの店をオープンさせたのかも分かって来る。
みもざが助手の女性に自分のことを話したり、働き方を考えてみたりするきっかけにもなっていくのだった。
その助手が、昼と夜が逆なだけで、普通のくらしだというせりふがあったが、確かに夜遅くても行くところがあるのはありがたい話だ。
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