西村京太郎【西村京太郎自選集(3) 空白の時刻表】
著者:西村京太郎
価格:692円
カテゴリ:一般
発行年月:2004.6
出版社: 徳間書店
レーベル: 徳間文庫
利用対象:一般
ISBN:4-19-892080-X
千歳空港近くのモーテルで若い女の絞殺死体が発見された。容疑者には、犯行時刻、釧路ゆきの特急〈おおぞら3号〉に乗車していたという鉄壁のアリバイが!? 時刻表トリック、列車乗っ取り……鉄道推理の名作中の名作六篇を収録。
こういう時刻表トリックは面白い。
冒頭の【おおぞら3号殺人事件】は、一つの列車が「上り」と「下り」になるというもの。
列車がある地点へ向かっていて、その途中駅で一旦他所へ行き、戻って来て再び続きを走るというもの。
急ぐ人には無駄な時間かもしれないが、「行って帰って」というのは楽しそう。
この手のトリックが、もっとあればいいのに。
【死への旅「奥羽本線」
それにしても、一時期は上野から東北方面へ向けて、随分たくさんの夜行列車が走っていたんだなぁ。
もっと乗っておきたかったなぁ。
【ATC作動せず(L特急「わかしお)】
いまだ国鉄時代の話で、楽しかった。
外房線・内房線はかつては繋がっていて環状に走っていた。それが地下へ潜る部分が出来て、別々に走ることになった。
ATCのことが、若干わかった。
【急行「だいせん」殺人事件】
こちらは大阪発のブルートレイン。主人公は大阪で結婚して、ハネムーンで「だいせん」に乗車。
ところがその中で、新郎が刺し殺されてしまう。
大阪駅で見送った後、後続の列車では追いつけないはず。それをいかにして可能にするかの話だった。
他に
【殺意を運ぶ列車】
【復讐のスイッチバック】
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