夏樹静子【雨に消えて】
著者:夏樹静子
価格:770円
カテゴリ:一般
発売日:2018/02/08
出版社: 光文社
レーベル: 光文社文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-334-77606-0
愛する我が子へ、様々な思いに翻弄される母親たちの姿を描いたミステリー短編傑作集。
表題作【雨に消えて】は、母親が必死になって探す「我が子」の正体を知って驚いたのだが……。
この一篇を始め、かなり「こわーい」話ばかりだった。
最後の【ガラスの絆】が一番良かったかな。かなり偶然が支配しているのが気になったが。
他に、
亡くなった人への【陰膳】
【水子地蔵の樹影】
【火の供養】
【砂の殺意】
いずれも、幼い子どもを亡くした母の執念のようなものを感じた。
これらは、夏樹静子独特の世界と言える。
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