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2023.12.31

夏目漱石【琴のそら音】

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著者:夏目漱石
【文豪怪奇コレクション 幻想と怪奇の夏目漱石】に収録されている一篇。

明治期の文学者、夏目漱石の初期の短編小説。初出は「七人」[1905(明治38)年]。

 

主人公が、友人の津田を訪ねた時、津田は不思議な話を聞かせてくれる。その話に不安になった主人公は、道々出会う色々なものにも怯えてしまう。
そして最後に一転……。

その不思議な話とは、インフルエンザから肺炎になって亡くなる若妻が、臨終の際出征している夫の鏡の中に現れたということ。

折しも津田の許嫁艶子はインフルエンザで伏せっており、津田が話している内に、だんだん不安になった主人公。雨が降ってきた真っ暗な夜道を帰りながら、不安がますます増していく様子がよく分かる。
今と違って、東京でも夜は真っ暗なところが多く、さぞかし心細いことだったろう。

この短編は、「漱石全集 2」を底本としている。
意外にも、短編はあまり読んでいなかった。これからも少しずつ読んでいこう。

 

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2023.12.30

椹野道流【最後の晩ごはん 旧友と焼きおにぎり】

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著者:椹野道流
価格:572円
カテゴリ:一般
発売日:2016/05/25
出版社: KADOKAWA
レーベル: 角川文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-103371-5

「ばんめし屋」で料理修業に励む元俳優の海里のもとに、刑事の仁木がやってきた。住人から、誰もいないはずの部屋で人の気配がするという相談がきたという。仁木と一緒に問題の家に向かった海里は……。

 

シリーズを1冊飛ばしてしまったようだが、全部で19冊もあるのか。

「ばんめし屋」の主人夏神は、過去の辛い経験と何とか向き合おうとしている。

そういう過去がテーマのお話し。

誰もいない部屋から人の気配がするという、いわば怪談めいた話だが、海里や仁木も泊まり込んで実体験する。
その依頼主が海里のファンだったりという、サイドストーリーが絡む。

他の人たちとの関わりが多く、「人」としての出番が全然なかったロイドの拗ね方が可愛かった。
ロイドでなくても、この焼きおにぎり、食べてみたい。

海里は、再び舞台に立つことが出来るようになるのか?
それが今後のテーマになりそうだが、続けて読むほどではなさそうだ。

本書も、表紙の絵が気に入らない!!

 

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2023.12.29

雑誌【MOE (モエ) 2024年1月号】

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巻頭特集 ハイジの幸せな暮らし
高畑勲、宮崎駿、小田部羊一らが手がけた永遠の名作「アルプスの少女ハイジ」。物語が生まれたスイスを訪ねました。

第2特集 羽生善治 × 藤井聡太 × ヒグチユウコ
スペシャル鼎談「絵本のはなし」

幼い頃の思い出の絵本、大人になって出会った絵本……。3人がはじめて絵本を語る特別な時間です。

 

特集2の「スペシャル鼎談 絵本のはなし」をお目当てに、予約購入したもの。

表紙は第1特集「ハイジの幸せな暮らし」がメインだが、右上に少し見えているお三方の写真が、裏表紙では全面になっている。

この衣装などのデザインは、羽生夫人である畠田理恵さんが担当。
羽生さんは、明治時代の文豪スタイル。藤井君は、やはり明治時代の書生さん風。かわいい!

随分前からTwitterで話題になっていたので、楽しみにしていた。

鼎談だが、もっと藤井君の話が読みたかった。

写真で真ん中にいる方がヒグチユウコさんで、どうやらこの雑誌ではお馴染みの方らしい。

羽生さんと藤井君が将棋会館建設のクラファン用に書いた画を元に、ヒグチさんがデザインしたファイルが付録で付いてきていた。

 

第1特集「ハイジの幸せな暮らし」だが、このアニメは何回見たことだろう。

最初の企画時に、高畑勲と宮崎駿が直接現地を訪れて取材したのだとか。
現地には、今もハイジに関する色々なものがあるという。

グラビアを見ていると、アニメの画面が次々と浮かんでくる。

 

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2023.12.28

有吉佐和子【若草の歌】

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著者:有吉佐和子
価格:385円
カテゴリ:一般
発行年月:1963
出版社: 集英社
利用対象:一般

若い女性の、職業・恋愛・結婚・親子問題などが、精妙に織り込まれた、ユニークな青春小説。

 

本書の刊行は、1965年5月。
そば屋の娘二人を中心に、その父母、結婚相手、恋人、仕事の雇い人などを絡めて、物語は進行していく。
もう戦後20年近く経っているのに、この二人がごく自然に高校進学という進路を考えていないのが、意外だった。

長女千秋は、美人でしとやか。しかし一旦決めたら、実行力もある。
次女元子は直情型で、少々おっちょこちょいでもある。

両親は、駆け落ち結婚という過去を持っている。

千秋が小学校の同級生だった同じ理容師と結婚し、建て増した実家で店を持つ。
元子も手伝い、近所からは評判の理容店となる。

その内にはちょっとしたトラブルもあるが、素直で働き者の従業員にも恵まれ、まずは穏やかな日々と過ごしていく。

父親のお節介ぶりが時におかしく、対してじっくりと構えている母親の態度が微笑ましい。

こうした暮らしが、当時の東京でも外れの土地では可能だったのだ。
タイトルの「若草」というのは、理容店の名前でもある。

 

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2023.12.27

ドラマ「きのう何食べた?」最終話

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今回のテーマは「お揃い」

ケンジへのバースデープレゼントを何にするか、悩むシロさん。
「何でもいいは、何でもいいわけではないからね」と加奈子さんに言われて、ますます悩む。

一方ケンジからは、同じくバースデープレゼントとして「わっぱの弁当箱」を贈られる。
「お揃いが嫌いなのにゴメン」と謝るケンジ。

しかし、お揃いもいいなと思い始めるシロさんだった。

そのケンジが早起きして作ってくれた「のり弁」が美味しそうだった。

そしてシロさんが選んだプレゼントは……。

最終話らしく、老後の問題だったり、少々深刻な話題も多かったが。
こういう終わり方をしたということは、続きはもうないのだろう。
それが寂しい。

原作はどうなっているのだろ?

 

画像は7年前、とあるケーキ屋さんの前にて。

 

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2023.12.26

沢木耕太郎【旅のつばくろ】

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著者:沢木耕太郎
価格:605円
カテゴリ:一般
発売日:2023/10/30
出版社: 新潮社
レーベル: 新潮文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-10-123535-6

沢木耕太郎、初の「国内旅エッセイ」

 

「旅のつばくろ」という言葉には、何だか哀愁がある。
子どもの頃聞いた「サーカス暮らし」の歌を思い出すからかもしれない。

さて本書は、【深夜特急】で若者たちを魅了した著者の、「国内ひとり歩き」である。

JR東日本の「トラヴァーユ」に連載されていたものの書籍化で、本書は更に文庫化されたものである。
ちょうど「朝日新聞」に【春に死す】が連載されていたころだったろうか、時々それに言及されているのが、懐かしくも切なかった。

そのボクサーの故郷設定の経緯など、こんな旅先の選び方もあるのだなと納得出来た。

全体に気持ちのいい文章で構成されており、ますます著者のファンになった次第である。

 

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2023.12.25

Apple Watchの時刻表示がおかしくなった

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先日目覚めたら、Apple Watchが10時30分を告げていた。
あらまー随分眠ったことと呆れていたら、実際には7時過ぎだった。

ここで、焦る。

調べてもうまくヒットしない。

「こういう時は再起動」と、その方法を調べる。

再起動したら、あっけなく直った。

何だったんだろう?

このWatch、たしかシリーズ3じゃなかったかな?もう、かなり使っている。

 

画像は、公式サイトからお借りしました。今年は買い直す予定はなしです。
年明けたら、iPhoneを買いに行かなくちゃ。

 

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2023.12.24

有吉佐和子【新装版 青い壺】

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著者:有吉佐和子
価格:781円
カテゴリ:一般
発売日:2011/07/08
出版社: 文藝春秋
レーベル: 文春文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-16-713710-6

 

さすが、有吉佐和子。一気読みだった。

最初は一体いつ頃の出版だったのだろう?
戦後しばらく経ってからのようで、その後の話も入ってくる。
初出は76年とのことで、子ども世代の話はそんなものだろう。

 

無名の陶芸家が作った、青い壺。
その壺の持ち主が転々と変わっていく物語で、宮部みゆきの【長い財布】(だったかなぁ?)を思い出した。

サラリーマンの定年は、まだ55歳だ。

兄嫁に邪険にされている母を引き取った独身女性の話、「第四話」が好きかな。
その母が白内障で手術を受けるのだが、当時(いつ頃?)の術後が大変なのは、母の時で知っている。
娘は親切にしてもらったお礼にと、デパートで買った青磁の壺を医者に贈る。

その医師がバーに忘れた壺は、医師の家まで届けられるが……。
この「第五話」は、あまり好きになれなかった。

 

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2023.12.23

ドラマ「きのう何食べた?」11話

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今日はもう、最終回も終わってるのだが……。

食事ネタ二つ

前半では、ジルベールのリクエストで、パンケーキパーティー?

シロさんと小日向さんとで準備しているのだが、準備中も食事が始まってからも、相変わらずジルベールのわがまま全開。
これを可愛いと見る向きもあるだろうが、自分はあまり好きではない。

 

後半は、加奈子さん夫婦とケンジの対面がようやく叶い、4人で食卓を囲む。

美味しい天ぷらと、和やかなテーブル。
加奈子さん夫婦のはしゃぎっぷりが楽しかった。

 

いよいよ次は最終回だ。そのあとは、多分ないだろうな。

 

画像は11年前の12月25日、サンフラワー号。場所は舞洲かなぁ?

 

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2023.12.22

冬至

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「冬至」とは、「一年の内で昼が最も短い日」である。
と言われれば、「日の出」は一番遅く、「日の入り」は一番早い時間だと思うのは当然ではないか!

しかし実際には、「昼が最も短い日」ではあっても、「一番遅い日の出」と「一番早い日没」ではないのだとか。

それを聞いたものだから、毎日の「日の出」「日の入り」時間を記録してみた。今日以降も関係するので、実際にはサイトで調べたのだが。

それによると、大阪の

・一番遅い日の出時刻は1月3日の「7時6分」で、これからまだまだ日の出が遅くなる。それに対して
・一番早い日の入り時刻は11月19日の「16時52分」で、この日以降は次第に日の入りが遅くなっている。
つまり、底はついているのだ……。

ということが判った。

今日は「ゆず湯」に入ろう。

 

柚子の画像は、Wikipediaからお借りしました。

 

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2023.12.21

堂場瞬一【灰色の階段 ラストライン0】

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著者:堂場瞬一
価格:836円
カテゴリ:一般
発売日:2023/03/08
出版社: 文藝春秋
レーベル: 文春文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-16-792007-4

異動の先々で事件を呼ぶ男・岩倉剛。
彼の刑事人生の全貌が、いま明らかになる!

 

刑事になった岩倉が初めて出会った事件【手口】

結婚式前日の夜というタイミングの【嘘】

鳴り物入りで開設された「追跡捜査係」での【隠匿】

他に

想定外】

妻との別居に至った【庇護者】

新しい恋人が登場する【戻る男】

過日読んだ【偽りの捜査線】にも入っていたものがあった。しかし、内容をまったく忘れていたのには、我ながら呆れた。
そこから少しずつ年月が経って、結婚するころ、可愛い子どもを授かったころ、そして妻との別居へと続いていく。

 

【ラストライン】シリーズでは、岩倉は定年近くになっている。
本書は、シリーズに登場するまでの彼とその周辺を描いている、いわば「番外篇」。
「鳴沢了」シリーズでも、彼の周りの人物からの視点で描いた番外篇があったが、それと同じような位置づけか。

「あとがき」でも触れられているように、この岩村という人物は著者のいつもの刑事物とはちょっと違って慎重居士だった。

 

その後の岩倉を描く【ラストライン】シリーズも全部読んでいるのだが、最初の【ラストライン】しか書いていなかった。

関連記事

【偽りの捜査線】(23.04.27)

【ラストライン】(20.04.30)

 

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2023.12.20

【おとなのための中学校国語の教科書傑作集】

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大人になった今だからこそ読んでみたい、
中学校の国語の教科書に収録されていた珠玉の文学作品を
11編収録!

 

自分自身が、教科書で習った覚えはない。
しかしこれらのいずれをも、かつて読んだ。そして今読んでも、懐かしい気持ちで一杯になる。

多感な頃に、こうした文学に触れることは大切だ。
役にも立たないことを教えない、という傾向はいつの時代にも持ち上がってくる問題だ。

しかしこうした色々な生き方に触れることが、少年少女の心の栄養になる。

だが、かなり難しいものを取り上げているのだなぁ。

やはり何度も読んだ【山月記】は好きだ。

トロッコでの、少年の心細さに寄り添いたい。

■収録作品

走れメロス(太宰治)
オツベルと象(宮沢賢治)
檸檬(梶井基次郎)
高瀬舟(森鴎外)
故郷(魯迅・井上紅梅訳)
茶わんの湯(寺田寅彦)
トロッコ(芥川龍之介)
山月記(中島敦)
耳無芳一の話(小泉八雲・戸川明三訳)
小さき者へ(有島武郎)
杜子春(芥川龍之介)

 

 

 

 

 

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2023.12.19

藤井聡太八冠「ストーリーを表現」 芦田愛菜さん黒柳徹子さんと受賞

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野間文芸賞というのがあるのは知っていたが、野間文芸出版文化賞というのは初めて知った。

藤井聡太八冠「ストーリーを表現」 芦田愛菜さん黒柳徹子さんと受賞

この時の、黒柳徹子さんの挨拶が傑作だった。
ダラダラと長すぎるとのコメントもあったが、終始周囲の笑いを誘っていた。

藤井君の受賞は、【Number】の売り上げや将棋関連本の売り上げに貢献があったというもの。

もう一人、芦田愛菜ちゃんも選ばれていた。

花束贈呈の時、藤井君と愛菜ちゃんが並んでいて、「お似合いだ」「婚約発表のようだ」といったコメントが付いていた。
このあとの懇親会でも、親しい会話があったのではないか。

この二人、初対面ではない。
いつだったか、愛菜ちゃんが藤井君にインタビューしている番組を見たことがある。

 

ふと思い出した。

羽生さんが畠田理恵と出会ったのも、何かの番組ではなかったか。

いい発展があったらうれしいな。

 

画像は4年前の12月19日、南海電車天下茶屋駅にて。向かい側に停車中の電車を望む。

 

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2023.12.18

【ほくほく広島ごはん 割烹ダイニング花桃の細腕繁盛記】

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著者:宮嶋 貴以
価格:715円
カテゴリ:一般
発売日:2022/02/25
出版社: KADOKAWA
レーベル: メディアワークス文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-913745-3

広島・流川にある割烹を二代目として継いだ緋菜。慣れない経営に借金まで作ってしまうが、ある日、記憶を失った青年と出会ったことから運命が好転。広島名産の食材による美味料理で、店を建て直していく――。

 

緋菜は、30歳。本格的な仕事を探すためのアルバイトとして割烹「花桃」に務めて7年になってしまった。

ある日、経営者と料理人が結婚して京都へ行くことになり、店を継ぐことになる。

先代の頃は繁盛していたのに、緋菜が継いでからは段々客が遠ざかっていく。

そんな時、フトした事件が元で知り合った若者は、事件以前の記憶を失っていた。
色々尽力してくれた警官の佐伯に助けられ、新しい戸籍を得た若者は白木蓮と名乗ることになる。

彼は暮らし方そのものは覚えているらしく、料理の腕が立つ。
この蓮や佐伯のアドバイスを受けた緋菜の頑張りで、「花桃」は次第に流行るようになる。

思いがけず、いい本だった。だが、結局蓮の記憶は戻らず、ややモヤモヤが残る。続編はないのかなぁ。

5篇の短編から成っており、それぞれ小さな事件が起きる。

収録作は、

【第一話 衝撃の宝袋】

【第二話 謎の呪文とタコ料理】

【第三話 叔父と姪の美酒鍋】

【第四話 ピンチのうずみ飯】

【第五話 起死回生の茶碗飯】

 

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2023.12.17

谷川浩司【藤井聡太論】

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著者:谷川浩司
価格:990円
カテゴリ:一般
発売日:2021/05/21
出版社: 講談社
レーベル: 講談社+α新書
利用対象:一般
ISBN:978-4-06-524083-0

「天才は天才を知る」。レジェンドが迫る巨大な才能の秘密。
AIの登場以降、大きく変貌する将棋界。そこに現れた若き天才・藤井聡太。


著者の谷川浩司と藤井君は、ちょうど40歳違う。

最年少で「名人」を獲得した天才が、それを超えた最年少で「名人」を奪取した天才を描いている。

藤井君の幼少時のエピソードなども交えつつ、この天才を論じていく。
師匠が著者との対戦をお願いして叶ったとき、気を遣った著者が「引き分け」を提案したのに首肯しなかったことなど、微笑ましい話も当事者からあった。

発売が2020年夏なので、まだ竜王でも名人でもない頃だ。しかしそれを期待しての執筆であることはわかる。
デビュー以来の連勝記録に関しては、かなり詳細に書かれていたが。

最後の方は他の棋士たちも含め、実際の棋譜の解説のようで、だんだん解らなくなっていった。
棋譜が読めれば楽しいだろうな。

学生時代にシャレで少し遊んだことはあるが、まったくの「飛車かわいがり」のようなものだった。
しかし、今さら勉強しても無理だろうなぁ。第一、相手がいないか。

 

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2023.12.16

水原通訳もドジャース入り 最高の相棒であり親友

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水原通訳もドジャース入り 最高の相棒であり親友

勿論、15日夕刊トップを飾った

大谷翔平、ドジャースへ 入団会見で「勝つことがいま、一番大事」

も嬉しいのだが、一平ちゃんの去就が気になっていただけに、嬉しさは一入だ。

 

デコピンは普段、誰が面倒見ているのだろう?

 

画像は、9年前の12月16日。大和川。

 

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2023.12.15

日めくり

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「暦生活」さんで、日めくりカレンダーを購入した。
色々な種類があるようだが、自分が買ったのは「にっぽんのいろ日めくり」というもので、毎日「その日の色」を表してくれる。

現在Twitterでも毎日見ることが出来て、知らなかった色の名前が出てくる。

日めくりなので机上に置くのだが、まずはスッキリとさせておかなきゃ。

 

画像は、「暦生活」さんからお借りしました。

 

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2023.12.14

斎藤千輪【トラットリア代官山】

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著者:斎藤 千輪
価格:748円
カテゴリ:一般
発売日:2019/11/15
出版社: 角川春樹事務所
レーベル: ハルキ文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-7584-4302-9

華やかさと古き良き時代の面影が混在する代官山。その路地裏に佇む「トラットリア代官山」には、様々な事情を抱えるお客様が訪れる。

 

「トラットリア代官山」は、先代の残した店を娘が守っている店である。
その大須薫は、父のスーツを仕立て直して仕事着にしている。支えるのは、年下のシェフ安東怜。

メニューは一品だけで、それも素材だけを記していて、料理名は無い。
怜のこだわりで、提携している素材提供者や京野菜を使っている。

常連の一人でこのビルの一階でブティックを開いている工藤は、趣味の釣りで釣ってきた魚を提供している。

美味しそうな料理が、次々を紹介される。

一章一話で、さまざまな事情を抱えた客たちが訪れる。

といった話。

しかしこの登場人物たちに、あまり共感出来なかったところもあった。何故だろう?
この著者の本は【グルメ警部の美食捜査】を3巻全部読んでいる。このシリーズは好きだったんだがなぁ。

関連記事

【グルメ警部の美食捜査】(21.03.23)

あれ?最初のしか書いていなかった。読み直す必要ありだな。

 

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2023.12.13

【明日の友 267号 冬】

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特集が「脱マンネリ着こなし術」とあったので購入。

しかし残念ながら、素人の事例がいくつかあるだけで、あまり参考にならなかった。

 

むしろもう一つの特集「対談 女も男も生き方革命」が面白かった。

夏号の特集での樋口恵子さんの「これからは大おばあちゃん時代」発言を受けての特集だ。
これを読んだ男性読者から「その時代をおじいさんはどう生きたらよいでしょうか」という声が届いたのだとか。

対談者の一人社会学者の伊藤公雄さんの発言。ある調査では年を取れば取るほど、男性は妻に依存しがちになるという結果があるとか。

「夫在宅ストレス症候群」という言葉もあるようだ。
これは、夫退職後の妻がよくなる。最近読んだ有吉佐和子の【青い壺】にも、そういう夫婦が描かれていた。これは60年ほど前の小説である。その頃から、このストレスは妻を悩ませていたのだ。

 

夫と妻の関係は、年代を経ても変わらないものとみえる。
妻が我慢しなくなった分、より深刻かもしれない。

 

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2023.12.12

井上靖【夏花】

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著者:井上靖
価格:242円
カテゴリ:一般
発行年月:1983
出版社: 集英社
レーベル: 集英社文庫
利用対象:一般

愛ゆえに数奇な運命をたどる男女を淡々と描いた名作選。

 

表題作【夏花】はじめ、いわば道ならぬ恋を描いたものが多く、あまり納得出来たとは言い難かった。

しかし自然描写などはすばらしく、柔らかな井上靖といった印象。
また表紙絵が涼やかでいい感じ、こうした表紙には好感度が上がる。

 

神戸を舞台にした【暗い舞踏会】が若干興味深かったかな。しかし、こういう謂わば有閑人たちの話は、読んでいてあまり楽しくない。

収録作は他に

【傍観者】

【夏花】

【伊那の白梅】

【石の面】

【薄氷】

【かしわんば】

【騎手】

【失われた時間】

 

 

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2023.12.11

ドラマ「きのう何食べた?」第10回

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ケンジの母が、シロさんに会いたいと言っている。さて、どういう心境の変化があったのだろう?

緊張するシロさん、まずはお店選びから。
新任のころ「大先生」に連れて行って頂いた、上野近辺の鰻屋を予約。

前半はこの料亭での話で、奇麗なお庭の見えるお部屋での、ウナギフルコースプラスウナギの白焼き。
そっか、関東ではウナギは白焼きなんだ。

話というのは、ケンジにもしもの事があったとき、シロさんにも家族の席に連なって欲しいというものだった。

ここで、シロさんの実家の事がよぎったが、そんなことはこの場では勿論出てこない。

いい感じでお母さんやお姉さんたちと会うことが出来てよかった。

ではあるが、最初なので費用を持ったものだから、しばらくは冷蔵庫にあるものでまかなうことに。

事務所のボスを引き受けたことで大先生から頂いた電磁調理器を使っての「鍋と〆のラーメン」が、これまた美味しそうだった。

 

色んな「今後のこと」がある。

 

画像は先日の法隆寺行き。帰途の木津川堤防から沈み行くお日さまを眺める。

 

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2023.12.10

中山七里【七色の毒 刑事犬養隼人 「刑事犬養隼人」シリーズ】

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著者:中山七里
価格:616円
カテゴリ:一般
発売日:2015/01/24
出版社: KADOKAWA
レーベル: 角川文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-102046-3

人間の悪意をえぐり出した、どんでん返し満載のミステリ7編!

 

シリーズ第2巻目は、短編集だった。
文字通り、七つの色にちなんだ事件を集めている。

【赤い水】とは、川に流された工場汚染水のこと。

一種の復讐譚。犯人に同情する。

【黒い鳩】

保身に走る教育界の醜さよ!

しかし犬養の目は、子供に対しても容赦なく注がれる。
そして、真実を見つける。

【白い紙】

ここでは、売らんかなの出版者にあきれ果てる。

まさか、こんなことは現実にはないと思いたい。

 

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2023.12.09

中部写真記者協会賞

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中部写真記者協会賞で、朝日新聞社が優秀賞と奨励賞を受賞

「奨励賞」に選ばれたのは、「何を話している?ダルビッシュ、大谷」という写真で、ダルがボールを握って大谷に何か語りかけている。隣の大谷は非常に素直な表情で、それを真似しているように見える。

いいなぁ、こういう瞬間を切り取っているって。

 

画像は、4年前の12月12日16時半頃。
師走の夕方は寂しい。

 

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2023.12.08

内田康夫【貴賓室の怪人】

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著者:内田康夫
価格:638円
カテゴリ:一般
発行年月:2003.10
出版社: 角川書店
レーベル: 角川文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-160759-6

浅見光彦と岡部警視、名探偵2人が船上の〈罪と罰〉に迫る!浅見光彦が初めて海外に進出した記念碑的長編。

 

これまで読んできた「旅情ミステリー」とは、ひと味違っていて面白かった。
「豪華客船飛鳥」という、言わば密室を舞台にしたミステリー。

ひょんな事からこの船に乗ることになった浅見だが、船内で起きた殺人事件に巻き込まれ……、というのがストーリーではあるが。
本編でも触れられているが、某有名ミステリーを少々パクっている。

それよりも、この「飛鳥」の旅が興味深かった。勿論実際の「飛鳥の世界ツアー」とは違うとのことだが、それでもその一端が覗えて楽しかった。
こういう豪華客船のツアーというのには憧れるが、一方で20年に起きた「足止め」を思い出してしまう。

もう一つ、「長野のコロンボ」こと岡部が登場するのも、予想外ではあった。警視庁から派遣ということで、急遽警部ではなく警視という地位を与えられている。
さらに、狂言回しというか、軽井沢のセンセこと内田康夫の登場には、少々辟易した。この人が登場するのは面白くないことが多いのだが、今回も冗長に過ぎたような気がする。ご本人は照れだと仰るが。

 

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2023.12.07

法隆寺行き

20231130-114806 先週、法隆寺へ行ってきた。

 目当ては紅葉狩りだったのだが、お寺の境内には意外と少なく、いい写真は撮れなかった。
しかし、百済観音にお目にかかれたのは嬉しかった。

豊橋からの修学旅行生も来ていた。他にも、タブレットを持った高校生らしい団体もあった。

本当は竜田川公園にも行きたかったのだが、疲れてしまって断念。
それにしても、お寺はバリアがいっぱいだなぁ。

 

 

20231130-130916 20231130-131204 →は、ランチをした和カフェにて。

この地が名前の由来だという「竜田揚げ」が美味しかった。

その横は、座席から眺めたカフェの庭。

 

このあと、何年ぶりかで「Fujieda」にも立ち寄ってお茶をした。
息子・娘とのお喋りが楽しかった。

 

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2023.12.06

松本博文【藤井聡太 天才はいかに生まれたか】

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著者:松本博文
価格:902円
カテゴリ:一般
発売日:2017/10/10
出版社: NHK出版
レーベル: 生活人新書
利用対象:一般
ISBN:978-4-14-088532-1

藤井四段本人や親族から棋士・関係者まで、豊富な証言をもとに、天才の知られざる素顔に迫る。

 

本書が発売されたのは、2017年。まだタイトルは取っていない。

これまで断片的に知らされた藤井君についての情報を、幼い頃からに遡って、ほぼ全面的に知ることが出来た。
お母さんも報道陣にはほぼ対応なさっていないようだが、この頃はかなり話を聞けていたようだ。

生まれたときのことから、幼少時のこと、家庭でのことなど、この(まだこの頃は)少年だった彼の素顔がわかる。
表紙絵も、まだあどけなさを残した時代のものである。

また、将棋界の色々な仕組みもわかって、有意義な一冊だった。

 

天才と呼ばれる人たちの軌跡を見ると、勿論本人や周りの努力もあるが、生まれた土地や環境といった偶然の要素もまた、大きい影響のあることがわかる。
その意味では、彼は恵まれていたと言える。

 

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2023.12.05

ドラマ「きのう何食べた?」第8話

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一人寂しくベトナムへ渡った美容院の店長は、すっかりベトナムが気に入ったよう。
あろうことか、店をケンジに譲ると言い出す。

仕方なく受け入れたケンジだったが、仕事は想像以上に厳しく、シロさんはほぼ毎晩「一人ご飯」になっている。
それでもケンジはまだシロさんのお給仕で食事が出来るが、シロさんの方はまったくボッチだ。

そのシロさんも、仕事が急に忙しくなり、定時で帰るのが難しい日もある。

といった、年齢を重ねると当然出てくる職場での立場など、新しい局面の二人がどう折り合いをつけていくか、当然難しい問題ではある。
まぁ今回は、ケンジが好きそうな料理を作ることで落ち着いたが。

「おいしい料理」を一緒に食べる人がいるって、最高の幸せだね。

 

画像は11年前の12月5日、博多にて。水戸岡さんの「幸せな鉄道展」にて。

 

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2023.12.04

佐藤多佳子【黄色い目の魚】

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著者:佐藤多佳子
価格:880円
カテゴリ:一般
発売日:2005/10/28
出版社: 新潮社
レーベル: 新潮文庫
利用対象:一般
ISBN:4-10-123734-4

16歳というもどかしく切ない季節を、波音が浚ってゆく。青春小説の傑作。

 

横浜市の高校生木田と村田みのりが、章ごとに交互に語っていく。

サッカー部の木田は、母が離婚したテッセンの家に来ている。母親からずっと父親の悪口を聞いてきた木田は、突然電話を掛けてきて『子供に会わせて』と言ってきたという冒頭作【りんご】。
そこで木田は、テッセンの書いた画を見る。彼が素描したリンゴを自分も描いてみるが、当然同じようにはいかない。
普段からノートの端にいたずら書きなどしていたのだが、この時初めてちゃんと描きたいと思うようになる。

次の章は村田みのりが登場する【黄色い目の魚】。母の弟である通ちゃんの家で、彼の描く絵やイラストに触れている。

この二人が美術の時間に向かい合わせに座ってお互いの絵を描くことになり……。

二人をとりまく家庭や学校。少しずつ少しずつ、二人の仲が近づいていくのは、読んでいて若干ハラハラドキドキだ。

最後にお互いにかけがえのない存在になるところで終わっていて、ホッとして読み終えることが出来た。

佐藤多佳子さんの青春小説は、いつも気持ちが明るくなる。

 

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2023.12.03

ココログ20周年

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今自分が使っている「ココログ」が、昨日20周年を迎えたとのこと。

おかげさまで「ココログ」は20周年を迎えました(お知らせココログ)

おめでとうございます!

そして来年4月、このブログも20年になる。
この20年間は、ココログと共にあったと言っても、過言では無い。

どうかこのまま、続けることが出来ますように!

 

画像は12年前の12月4日。王仁塚にて。

 

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2023.12.02

井上靖【冬の月】

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著者:井上靖
価格:
カテゴリ:一般
発行年月:1977
出版社: 集英社
レーベル: 集英社文庫
利用対象:一般

少年の頃の肉親や、新聞記者時代の体験から生まれた、著者のロマネスクな世界を淡く、涼やかに描きだす珠玉集。

 

主に伊豆や金沢を舞台にした短編集。

著者自身を投映していると思われる作品も多く、年代は違ってもなぜか懐かしく感じるものが多かった。

収録作は、

【明るい海】

【胡姫】

【二つの挿話】

【海の欠片】

【土の絵】

【海】

【冬の月】

【ボタン】

【ある交友】

【四角な石】

 

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2023.12.01

11月の読書メーター

11月の読書メーター
読んだ本の数:16
読んだページ数:4336
ナイス数:1315

教科書名短篇 - 少年時代 (中公文庫)教科書名短篇 - 少年時代 (中公文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/11/post-3e0705.html
中学の教科書に採られただけあって、まさに珠玉の掌編集。
いずれも懐かしく思い出せる物語でした。
読了日:11月30日 著者:


雨に消えて: 夏樹静子ミステリー短編傑作集 (光文社文庫)雨に消えて: 夏樹静子ミステリー短編傑作集 (光文社文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/11/post-da96af.html
表題作始め、かなり「こわーい」話ばかりでした。
読了日:11月28日 著者:夏樹 静子


殻割る音 (小学館文庫)殻割る音 (小学館文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/11/post-5214b0.html
料理と受験を両立させて、母と台所へ立つことを夢見る少女のお話です。料理関係の本コンクールで賞を貰ったとか?
読了日:11月26日 著者:中村 汐里


おいしい旅 しあわせ編 (角川文庫)おいしい旅 しあわせ編 (角川文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/11/post-14ef4d.html
女性作家6名による、幸せを感じる食の旅。どれもホノボノとしていてよかったです。松本へ原点を求めて行った【失われた甘い時を求めて】が一番好きかな。
読了日:11月24日 著者:大崎 梢,近藤 史恵,篠田 真由美,柴田 よしき,新津 きよみ,松村 比呂美,三上 延


あの日に帰りたい-駐在日記 (中公文庫 し 53-3)あの日に帰りたい-駐在日記 (中公文庫 し 53-3)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/11/post-a8d70d.html
危険な事件にも立ち会っていた周平のことや、花の右手が不自由になった事件のことについては時折触れられていますが、その詳細は判りません。
もしかしたらこのシリーズ以前に、そのことが書かれた本があるのでしょうか?
読了日:11月22日 著者:小路 幸也


クロワッサン学習塾 (文春文庫 か 84-1)クロワッサン学習塾 (文春文庫 か 84-1)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/11/post-f8da99.html
いいお話しでしたが、三吾の妻、真司の母親の話が出てこないのが気になりました。
読了日:11月21日 著者:伽古屋 圭市


優しい言葉―パンとスープとネコ日和 (ハルキ文庫)優しい言葉―パンとスープとネコ日和 (ハルキ文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/11/post-d974fb.html
今回、猫との攻防(?)の描写がクドかったがのが少し鬱陶しかったです。
読了日:11月20日 著者:群 ようこ


私はわたし、Age83のストリートスナップ私はわたし、Age83のストリートスナップ感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/11/post-a2d62f.html
幾つになっても、おしゃれというのはむずかしいです。
読了日:11月18日 著者:木村 眞由美


虞美人草 (新潮文庫)虞美人草 (新潮文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/11/post-819049.html
中学時代に読んだとき、「藤尾は北を枕に眠る」という表現だけを何故か覚えています。
読了日:11月16日 著者:夏目 漱石


長野電鉄殺人事件 (徳間文庫)長野電鉄殺人事件 (徳間文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/11/post-fe84d3.html
「事件の背後に蠢く戦時中の暗い裏面…」が、かなり怖いお話しでした。
読了日:11月14日 著者:西村京太郎


かもめ食堂 (幻冬舎文庫)かもめ食堂 (幻冬舎文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/11/post-af6b91.html
読みながら、頭の中では小林聡美や片桐はいり、もたいまさこが動き回っていました。
読了日:11月12日 著者:群 ようこ


死の軌跡 (徳間文庫)死の軌跡 (徳間文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/11/post-63a370.html
時刻表トリックを駆使したアリバイ崩しが、非常に面白かったのです。
読了日:11月10日 著者:森村誠一


西村京太郎自選集(3) 空白の時刻表 (徳間文庫)西村京太郎自選集(3) 空白の時刻表 (徳間文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/11/post-cf6cdf.html
いずれも時刻表トリックで、とても楽しめました。
読了日:11月08日 著者:西村京太郎


キッチン常夜灯 (角川文庫)キッチン常夜灯 (角川文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/11/post-3d30d4.html
色々な事情のある人を、常夜灯のように灯してくれるビストロです。
読了日:11月04日 著者:長月 天音


おネコさま御一行 れんげ荘物語 (ハルキ文庫 む 2-18)おネコさま御一行 れんげ荘物語 (ハルキ文庫 む 2-18)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/11/post-09e229.html
一番良かったのは、兄夫婦が母親の死後に本当の安らかな生活を取り戻したことでした。
読了日:11月02日 著者:群 ようこ


うさぎパン (幻冬舎文庫)うさぎパン (幻冬舎文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/10/post-9ec652.html
高校生の日常と淡い恋。出てくる人たちがみんないい人で、癒されます。
読了日:11月01日 著者:瀧羽 麻子

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