有吉佐和子【新装版 青い壺】
著者:有吉佐和子
価格:781円
カテゴリ:一般
発売日:2011/07/08
出版社: 文藝春秋
レーベル: 文春文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-16-713710-6
さすが、有吉佐和子。一気読みだった。
最初は一体いつ頃の出版だったのだろう?
戦後しばらく経ってからのようで、その後の話も入ってくる。
初出は76年とのことで、子ども世代の話はそんなものだろう。
無名の陶芸家が作った、青い壺。
その壺の持ち主が転々と変わっていく物語で、宮部みゆきの【長い財布】(だったかなぁ?)を思い出した。
サラリーマンの定年は、まだ55歳だ。
兄嫁に邪険にされている母を引き取った独身女性の話、「第四話」が好きかな。
その母が白内障で手術を受けるのだが、当時(いつ頃?)の術後が大変なのは、母の時で知っている。
娘は親切にしてもらったお礼にと、デパートで買った青磁の壺を医者に贈る。
その医師がバーに忘れた壺は、医師の家まで届けられるが……。
この「第五話」は、あまり好きになれなかった。
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