【禁断の罠】
著者:米澤 穂信 他
価格:825円
カテゴリ:一般
発売日:2023/12/06
出版社: 文藝春秋
レーベル: 文春文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-16-792143-9
人気ミステリ作家の新作が勢ぞろい!
ミステリの最前線で活躍するスター作家が各々の趣向を凝らした珠玉の6作を一気読み! 驚きも面白さも絶対保証の豪華アンソロジー。
米澤穂信と有栖川有栖の名前を見てポチッ!
初めての作家さん 結城真一郎の【大代行時代】が面白かった。
家事代行はよくあるニーズだと思うし、現に自分も使っている。
しかし最近は、「読書感想文」や「自由研究」の代行もあるらしい。
今回は、「退職代行」というものだった。
そして話は更に膨らんで、「職場のルール」まで代行業者に頼んだ新人の話。
「解らないことは誰かに尋ねる」が出来ない新入社員。「うーーん」というしかないが……。
そして、米澤穂信の【供米】。
小此木春雪という詩人が本当にいたのかと思った。高名な詩人も多数登場するし、彼の葬儀で犀星が下足番をしているなんて……。
最後の「裏切られ感」が半端ないが。
有栖川有栖の【ミステリ作家とその弟子】も、意外感がある。
女性編集者が、担当する作家が内弟子に講義するのに行きあわす話。
作家は弟子に、古典童話を見直すよう指示し、弟子の作品を講評していくという視点が面白い。
そして、大逆転。
冒頭の新川帆立【ヤツデの一家】は、どうしても好きになれなかった。
ほかに
斜線堂有紀【妻貝朋希を誰も知らない】
中山七里【雛鵜】
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