上田健次【銀座「四宝堂」文房具店 (2)】
著者:上田健次
価格:803円
カテゴリ:一般
発売日:2023/09/06
出版社: 小学館
レーベル: 小学館文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-09-407292-1
銀座の文房具店「四宝堂」の店主を務めるのは、どこかミステリアスな青年・宝田硯。硯のもとには、今日も様々な悩みを抱えたお客が訪れる――。
【銀座「四宝堂」文房具店】の続編
中学校の職場体験でやってきた春菜と瑛太が、最初はギクシャクしていても協力して催事コーナーを作り上げていく話がよかった。
よくある文房具では不便な人たちのための文房具も集める。春菜は左利きで、道具では色々苦労していたのだ。
直後来たお客に感謝される。こうした視点もやさしい。
硯と涼子の初めての旅行なのに、台風が来るとの予報で店が気になって却ってしまう硯。
不器用な硯との思い出を涼子がたどる最終話も好きだったな。
Unlimittedで読んだらしく、今見返そうとしたら消えてしまっていた。
単語帳と、結婚する娘との思い出に浸る夫婦。定年退職を迎えた男性。この人は、ずっと会社の前を掃除していたのだった。先代にお世話になったと訪ねてくれた舞台美術のデザイナーの話など皆よかったのに、細部が思い出せなくて残念。
。
関連記事
【銀座「四宝堂」文房具店】(23.03.31)
| 固定リンク
コメント