西村京太郎【名探偵も楽じゃない】
西村京太郎/〔著〕 講談社文庫
出版社名 講談社
出版年月 1982年9月
ISBNコード 978-4-06-136243-7
(4-06-136243-7)
税込価格 607円
頁数・縦 322P 15cm
ミステリーマニアの組織の例会が、会長の経営するホテルで開かれた。特別ゲストはクイーン、メグレ、ポアロ、明智小五郎の四大探偵。その席に自ら名探偵と称する青年が闖入、殺人の匂いがあると予言。果たして奇怪な殺人劇が連続して!世界的名探偵達はどうする?傑作パロディ「名探偵シリーズ」第3作。
今回もかなり面白かった。
せっかく4人の名探偵の列席をいただいたこのMMMというミステリーマニアの例会で、あろうことか会長が亡くなった。
すわ、連続殺人事件の始まりか!
というところから始まり、実際に次々と人が死ぬ。
おまけに「若き名探偵」と自ら名乗る左文字という輩まであらわれ、警視庁の吉牟田と対立することに。
今回も、ホテルの12階という、いわば密室空間が舞台。
だが次々と犠牲者が出るのに、何故か4人の名探偵たちは傍観の姿勢をとっている。
最後の最後で、名探偵たちの推理というか真相解明が入るのだが、何故かちょっぴり残念なのは探偵たちの気持ちがこちらに移ったのかな?
ヘーゼルアイというのは、カラーコンタクトのことかと思っていたが、左文字は実際に目の色が変わるのだった。
ポワロもちょくちょく緑色の目になったが、実際にこういう人はいるのだろうか?
そして結局は4人の探偵たちの名推理で事件が解決するのだが、この4人が何故か寂しそうだったのは気のせいか?
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