ドラマ「古畑任三郎」今、甦る死
藤原竜也がメインだと信じさせて、実は……、という巧妙なトリック。
騙されました。
藤原竜也演じる音弥がやけに単純なようで、多少違和感があったのだが……。
本作はいつものような倒叙ものとは少し違って、一ひねりしてある。
狙いは、「いつもの『古畑任三郎』だと思わせながら本格ミステリをやる」ことだったとか。うなずける。
そして石坂浩二の存在は、やはり大きかった。
三谷幸喜は、彼が金田一耕助を演じていたことを充分に踏まえて、また「Yの悲劇」でもレーン役を演じていたことも承知の上で、石阪に最大の敬意を払っている。
その結果が、古畑をして「今夜の事件は類稀なる計画殺人です。私が出会った犯人の中でも最も巧妙に殺人を犯した男が登場です」と言わせているのだろう。
真犯人の動機が、自然を守るためというよりは過去の犯罪を隠蔽することにあったとは、これまた一層の驚きだった。
15年前だから、当時としては時効が成立する手前だったのかな?
画像は11年前の7月17日。佐世保へ行く途中で見た「レールスター」。
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