2024.08.31
2024.08.30
森博嗣【お金の減らし方】
「時代に真っ向から対立する本である。」
―――古市憲寿氏(「解説」より)
ちょっと変わった経済論というか、お金に対する考え方の本である。
著者との出会いは、02年、母を息子たちと郡上へ送っていった際、当地の本屋で徹也に紹介して貰った【すべてがFになる】シリーズだった。
これまであまり遭遇してこなかった理系ミステリで、新鮮で面白くて、シリーズ10冊を一ヶ月ほどで読んだ。
その後も保呂草シリーズなど、随分と楽しんだ。
「日経パソコン」に連載を寄せていらっしゃったこともあって、萌絵が飼っていた犬「トーマ」が著者の飼い犬であることも知った。
さて本書は、その著者の「お金に関する考え方」というか、経済観念が書かれた本である。
「増やし方」ならちまたに溢れていようが、「減らし方」とは!?
しかし経済活動は、まさに「お金の減らし方」ではなかろうか。
自宅の庭にレールを敷いて鉄道を走らせるなど、うらやましい限りである。
2024.08.29
我が家の「米騒動」
もういつのことになるのか、お米が店頭から消えたというニュースを観た。
その時は、またまた自分勝手な人間が……、と思っただけだったのだが……。
8月12日だったか、娘から、いつものスーパーにお米がないと電話があった。
生協ならあるかもと応えたのだが、次の日行ってみてもなかったと言う。
ネットで買うにしても、すぐには届かないらしい。しかたないので、パックのご飯を買ったとか。
それならと、コープへ注文した。特段品切れでもなく、すんなりと注文出来た。
それが、
20日になって、「お米は一人1つだけで抽選です」という案内が来た。
それでも、いつも注文しているのだしと楽観視していたのだが、(自分ち用も含め)全滅だった。← イマココ
9月に入れば新米が出回るだろうと思っているのだが、先週届いた米を大事に使っていく必要がある。
お昼はご飯を止めて、パンやパスタにしよう。
それにしても、ちょっとニュースが出たくらいで、一体どれくらい買い占めしているのだろう。
しかし、そういう人は新米が出ても買い占めた米を消費する必要があるのだ、ざまー見ろと言いたい。
画像は11年前の8月30日。精華町かな?この日は国立国会図書館を訪れている。
2024.08.28
Marie【「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル】
世界で大流行中の手帳術「バレットジャーナル」をはじめてみませんか?
「読書メーター」で掘り起こされてきたのを機に、今度はKindleのUnlimittedで再読したもの。
何年か前、このノート術が話題になった際、その方法を真似て始めたのはいいが、面倒になって止めてしまった。
いい方法だとは思うのに、なぜ続かなかったのだろうか?
それは色々な約束事が多かったからだと思う。
まず、「バレット」という箇条書きの先頭に付ける「・」が馴染まなかったから。
当時も今も、手帳には項目ごとに「・」を付けている。そして「ToDoリスト」は、チェックボックス式だ。
このバレット方式が、その日のタスクを「・」で表すのは、ひとえにササッと記述するためだとか。
しかし、完了したときにその「・」を「×」にするのが、どうにも気が進まなかったのだ。
勿論その方法を強制しているわけではなく、チェックリストでもいいらしいのだが、やはり抵抗があったというか。あまり意味のない理由ではあったが。
そして今回再読しても、何となくの違和感は結局拭えなかった。
やはり「自分流」でいくことにする。
ま、それでも時々フラフラと迷うのだろうな。
2024.08.27
「ノート」に悩む
読書メーターで、最近のノート関係の過去記事がヒットしている。
自分で読み返してみて、またまた揺れ動き始めた。
「バレットジャーナル」についての本だ。
記事を読み返して、「また使おうかな」と思い始めたという、極めて危険な状態に陥っている。
よせばいいのに「LEUCHUTTURM1917」を注文してしまった。
届いたのを眺めつつ、「9月からはこれで行こうか」などと思い始める始末。
現在はモレスキンのポケットを使っている。
これはカバーもソフトで、軽くて持ち歩きしやすい。
しかしこれからは持ち歩くような機会はあまりないし、「LEUCHUTTURM1917」でもいいかもしれない。
これはモレスキンよりもほんの少し大きめで、カバーはハードだ。
その分携帯性には劣るのだが、家で使う分には問題ないし。
この季節は手帳やダイアリーの情報が多く、悩ましい限りだ。
2024.08.26
堂場瞬一【特捜本部 - 刑事の挑戦・一之瀬拓真】
堂場瞬一/著
中公文庫 と25-37 刑事の挑戦・一之瀬拓真
出版社名 中央公論新社
出版年月 2016年6月
ISBNコード 978-4-12-206262-7
(4-12-206262-4)
税込価格 946円
江東区の海浜公園ゴミ箱から、切断された女性の腕が発見される。その指にはまったカレッジリングは、一之瀬の母校のものだった。
一ノ瀬は、捜査一課へ栄進する。
その初めての特捜本部は、なんと若い女性の片腕が見つかったというものだった。
しかも彼女がしていたカレッジリングは、一ノ瀬の出身大学のものだった。
自分の後輩も関係した事件で、失敗もする。
また同期の若杉とのからみも、体力を消耗させられる。
と色々なトラブルも抱えた中、彼にとっては初めての体験も多く、一段階上ったようだ。
いつも少しだけしか登場しないが、11年以来福島に拠点を移した同期の城山とのわずかな交流に、こちらまでホッとする。
一緒に組んだ所轄署の若い刑事、春山の存在にも慰められた。
被害者はコミュ障気味で、故郷の長崎へ帰って一人でコツコツと小説を書きたいと願っていた。
その気持ちを利用されたとも言えるし、哀れである。
今回は、プライベートで、かなり進展があった。一ノ瀬が、男女の仲について考えるようになったからか?
次回が楽しみである。
2024.08.25
冷蔵庫の野菜室、「真ん中」か「下」か
冷蔵庫の野菜室、「真ん中」か「下」か 変わり続ける両派の勢力図
当地へ来てから電器製品はほぼずっと同じ電気屋さんで購入していた。だから我が家の電器製品は、ほぼパナソニックである。
その電気屋さんが廃業してからは、紹介された電気店で購入している。
冷蔵庫を買い替えたとき、殆どの商品が冷凍庫真ん中で、困った。
唯一野菜室真ん中だったものを、現在使っている。
この記事を読むと、東芝以外は野菜室が下にあるようだ。パナソニックは、07年に撤退している。
冷凍商品を、「開けておいて品物を選ぶ」ということは、あまりしない。
だが野菜室にはぬか漬けもあるし、かき回したり野菜を入れたり出したりする。野菜を入れるときに、保存袋に入れたりもする。
つまり我が家では、圧倒的に野菜室を開けている時間の方が長いのだ。
しかし、冷却効果から言うと、冷凍室真ん中の方が省エネらしいのだが。
画像は4年前の8月26日。クロニャンのケーキ屋さんにて。
2024.08.24
高田崇史【QED 龍馬暗殺】
高知の山深く、平家の落人伝説が残る蝶ヶ谷村。土砂崩れで密室と化した村の一夜に起こる殺人と自殺。因習に満ちた山村と幕末の京都を結ぶ謎に挑む崇の推理は!?
学会出席のため、高知にやってきた奈々。
そして龍馬の史跡を巡りたい、妹も付いてきている。
この妹いうのが、実に鬱陶しい。
がさつでお喋りで、ずうずうしい。
今回は崇だけでなく、この妹や、現地で出会った奈々の後輩の三人での、龍馬関係蘊蓄を延々と聞かされる羽目になった。
龍馬の死の謎に関する諸々には、そんなに関心はない。
むしろそれにページが多く咲かれていて、肝心の後輩の故郷での事件が霞んでしまった感があった。
この妹は以前読んで他の話にも登場していて、その時も辟易したことを覚えている。
次は未読の【鎌倉の闇】だが、これにも彼女の出番が多いようで、もう読んでいくのを止めようかな。
事件の方は、閉鎖的な村にありがちな陰惨な話だった。
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【六歌仙の暗号】(24.08.20)
2024.08.23
特集ドラマ「おれと同い年だった田中さんとの友情」
終戦特集ドラマ「おれと同い年だった田中さんとの友情」を、NHKプラスで観た。
概ね原作どおりだったが、ドラマ独自の場面もあった。
田中さんの体験はドラマではより解りやすく、映像に軍配が挙がる。
拓人の母が祭りの夜、いつまでも田中さんの家で宴会をしている男どもをササッと追い払う場面はカッコ良かった。
この母ちゃん、あっさりしていていい感じだ。
また、優等生の兄にコンプレックスを抱いている拓人に、兄が言う言葉。
自分の意思をハッキリ言えて、尊敬していると。
この場面も、よかった。
そうそう、先日ロケのことを書いたが、クレジットに「枚方市の皆さん」というのがあって「おおーーー」となった。
画像は11年前の8月23日。奈義町山の駅。
2024.08.22
奥野宣之【情報は1冊のノートにまとめなさい[完全版] 】
奥野宣之/著
出版社名 ダイヤモンド社
出版年月 2013年11月
ISBNコード 978-4-478-02200-9
(4-478-02200-3)
税込価格 1,540円
累計50万部突破! 全面改訂したノート術の決定版!
旧版を全面的に書き直し、特に「書き方」「貼り方」「探し方」の新技術を大幅増補しました。
同書を読んでから、もう15年が経つ。
当然周りの状況は激変し、今や旧版は古くさくなっているだろう。
「完全版」という言葉に釣られて読んでみた。
違う本かというくらいに変わっている。
前回より、ノートに貼り付けてあるものが多すぎる。パンパンに膨らんで、何だか「ほぼ日手帳」の亜流のようだ。
ツールもあれこれ紹介してあったが、これらはあくまで著者にとってのベストだろう。
自分は現在モレスキンを使い続けているが、本当はLEUCHUTTURM1917が好きなのだ。ページも最初から打ってあるし。何よりカバーの色が好みなのだ。
だが、携帯性も考えると、やはりモレスキンになってしまう。
また何となく迷う日々がやってきそうだ。
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【情報は1冊のノートにまとめなさい】(08.05.01)
2024.08.21
2024.08.20
高田崇史【六歌仙の暗号】
高田崇史/〔著〕
講談社文庫
出版社名 講談社
出版年月 2003年3月
ISBNコード 978-4-06-273688-6
(4-06-273688-8)
税込価格 935円
桑原崇が歴史の闇に隠された「七福神」と「六歌仙」の謎を解き明かす。大人気シリーズ第2弾!
奈々の大学では七福神に関する研究は禁止になっていた。しかし後輩の貴子は、兄の遺志を継いで論文を完成させようとしている。
薬剤師の学会出席のため、京都に来た奈々は、貴子の指導教官木村の家を訪ねることにする。
しかしそうこうしている内に、その木村が自殺してしまった。
ちょうど京都に来ていた崇と一緒に木村の家を訪れるのだが、木村の母と妹の狂気に中てられるというか、こんな家が今でもあるのかとゾッとする。
七福神と六歌仙に関する崇の蘊蓄は、今回はすっと入って来た。
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「六歌仙の暗号」(04.07.21)
2024.08.19
枚方でNHK特集ドラマ「昔はおれと同い年だった田中さんとの友情」の撮影してた!
枚方でNHK特集ドラマ「昔はおれと同い年だった田中さんとの友情」の撮影してた!
市内西エリアの神社というので「意賀美神社」かと思ったのだが、「御殿山神社」だった。
以前よく行っていた、御殿山図書館の向かい側(?)の坂を登ったところになる。かなりの急勾配だ。
もうまったく「花林神社」そのもので、社号標や社殿の扁額や幟も「花林神社」になっている。まつりのシーンも撮っていたようで、大勢の人が歩いていた。
画像は「御殿山神社」
2024.08.18
高畑正幸【人生が確実に幸せになる文房具100】
高畑正幸/著
出版社名 主婦と生活社
出版年月 2023年12月
ISBNコード 978-4-391-16067-3
(4-391-16067-6)
税込価格 1,980円
大人が持ちたい、おしゃれに使える文房具を、メーカーへの忖度なしにプロの目線で厳選!
「文具王」高畑さんお勧めの文具100個
見開きページの写真で商品を紹介し、次の2ページで説明。写真を見ているだけで楽しくなる。
中で気になったもの、すでに持っているものなどを少し列挙。
気になっているもの
「010」ジェットストリーム多機能ペン 4&1:名入れ出来るのが魅力?
「039」ホワイパープチ」修正テープ
使っているもの・使ったもの
「047」ロイヒトトゥルム1917:パレットジャーナル用に購入したが、今は保存用に置いている
「093」ほぼ日のアースボール ジャーニー:これは発売後すぐ購入。しばらくは遊んだ。
「096」Scan Snap iX1600:これは超便利。
「99」ポメラ:パソコンを開けていないときでも使える。原稿書きにいいが、最近は使ってないな。
「100」ブギーボード:ちょっとしたメモ代わりに便利。部分的に消すことが出来ればもっといいのだが。
2024.08.17
堂場瞬一【誘爆 - 刑事の挑戦・一之瀬拓真】
堂場瞬一/著
中公文庫
出版社名 中央公論新社
出版年月 2015年5月
ISBNコード 978-4-12-206112-5
(4-12-206112-1)
税込価格 946円
爆破事件が起き、狙われた企業で事情を聴き脅迫事件だったのではないかと直感する一之瀬。昇進前の功名心も手伝い、自ら担当を名乗り出るが……。
シリーズ三作目。前回は即追いかけるようなことを書いていたが、あれから9年も経って、先の二冊の内容はすっかり忘れている。
そうそう、この一ノ瀬という刑事は、これまでの堂場作品の刑事とは違って、かなり安定志向だった。
それは自身の生い立ちと関係しているのだが、その生い立ちが時折顔を覗かせ、現在と関係してくるのかと予測される。
警視庁千代田署に勤める一ノ瀬は、昇任試験に合格して巡査部長になった。
本庁へ引き上げられる可能性も強い。
教育係の藤島や同僚からも「部長」とからかわれる毎日だ。
そんな中、丸の内の会社へ爆破予告があったが、予告を受けた会社は思い当たる節はないと言い切る。
話は、この会社に振り回されつつ進んでいく。
一ノ瀬の功名心が悲劇を招いてしまったり、少々暴走が目立つ。
失踪課の高城登場。一ノ瀬から見ると、くたびれた「おっさん」になっていた。
この、他の本の登場人物との関連性など、一覧にしてみるのも面白そうだ。
冒頭で恋人の深雪との食事シーンがあるが、この深雪はその後終盤まで登場しない。
母親がやけに小うるさい。深雪とも頻繁に連絡し合っているようで、後の嫁姑の仲のいいのはありがたいことのはずだが。
また同期の城田は震災時に東北へ派遣されていたが、臨んで当地での勤務を選んだらしい。
同じく同期の若杉も登場。嫌みな男だ。
もう一度【ルーキー】と【見えざる貌】を読んでから、読み直そう。
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【ルーキー】(15.06.12)
【見えざる貌】(15.06.24)
2024.08.16
2024.08.15
椰月美智子【昔はおれと同い年だった田中さんとの友情】
椰月美智子/著
双葉文庫 や-22-05
出版社名 双葉社
出版年月 2023年4月
ISBNコード 978-4-575-52655-4
(4-575-52655-X)
税込価格 682円
第69回小学館児童出版文化賞受賞作。
いい本だった。
小学6年生の拓人は、スケボー好き。同級生の忍や宇太佳といつも遊んでいる。
思い切り遊べる場所がなくて困っている中、新たに見つけた練習場所である神社の前で、管理人の田中さんと出会う。
田中さんがちょっとスケボーに乗ってみたのだが、滑って転んで右手を骨折してしまった。
母親に叱られた拓人は、あとの二人と一緒に不自由な田中さんを助けるために、毎日神社に行くことになる。
境内の落ち葉拾いから始まって、部屋の掃除などしていく内に田中さんとはどんどん親しくなり、田中さんの小学時代の思い出を聞くことになる。
拓人と同じ小6の時、田中さんは空襲で母と妹を失っていた。父と兄はすでに戦死していて、田中さんは12歳にして天涯孤独の身の上になったのだった。
お寺の好意で成長した田中さんは、神社の管理人をして生活している。
色々話を聞くうちに、3人は田中さんの話をクラスメートやもっとたくさんの人に聞いてほしいと思うようになる。
ここからが、グングン読ませる。
成績がいいわけでも無く「シラケ組」だった彼らが、精一杯取り組んでいく様子が生き生きと描かれている。
2024.08.14
高田崇史【QED ベイカー街の問題】
高田崇史/〔著〕
講談社文庫
講談社
792円
ISBNコード 978-4-06-273844-6
(4-06-273844-9)
2003年9月 文庫/日本文学/講談社文庫
シャーロキアンのクラブ「ベイカー・ストリート・スモーカーズ」のパーティーに出席した、桑原崇と棚旗奈々がまきこまれた連続殺人事件。
再読だが、レビューは書いていなかった。
シャーロキアンというものがあまり好きではないということもある。
物語なのだから、それぞれが自分流に楽しめばいいだけのことなのに。
事件の中心となるグループのメンバーも、それぞれ自分勝手だし、ダイイングメッセージもわざとらしい。
しかし、あらためてホームズというのは結構破天荒な人物だと思う。
BBCのドラマは、楽しかったが。
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【QED百人一首の呪】(04.09.04)
2024.08.13
2024.08.12
石持浅海【罪人よやすらかに】
石持浅海/〔著〕
角川文庫 い84-2
出版社名 KADOKAWA
出版年月 2018年5月
ISBNコード 978-4-04-106894-6
(4-04-106894-0)
税込価格 616円
札幌の中島公園近くにある、「中島」邸というかなりの豪邸を舞台に、なぜか引き寄せられた人たちの持つ「業」をテーマにした連作短編集。
この邸には、主の中島氏とその妻、娘の碧子、長良という青年に、執事らしい初老の男性と若いメイドが住んでいる。
その長良が、訪れた人たちの秘密を暴いていく。
表紙絵の5人が住人たちで、後ろ姿が長良だろう。ものすごい美形らしい。
冒頭作【友人と、その恋人】では、中島家に残された二人はその後どうなったのかな?
【はじめての一人旅】での小学生は、さぞや心細い思いをしたことだろう。最後の一行で、「罪人」の行く末がわかるのだが。
【徘徊と彷徨】の後味は悪かった。
【懐かしい友だち】記憶の奥底に眠っていたものを表に出すのは、実は罪なことではなかろうか。
主人公が恋人と一緒に札幌を去るのは、正しい選択だと言える。
【落とし物】他家のポストにパスケースを入れて、一種のアリバイ作り的なことをするだろうか?
【待ち人来たらず】ここではかなり衝撃的な事実が、朧気ではあるが判明する。
【今度こそ、さよなら】まで行っても、長良のことは結局解らなかった。
それにしても、小さな子どもが「つみびと」なのは辛い。
いずれも、長良の見事な推理が冴えているようでいて無理があり、読後感はスッキリとはいかなかった。
2024.08.11
2024.08.10
堂場瞬一【野心 ボーダーズ3】
堂場瞬一/著
集英社文庫 と23-22 ボーダーズ 3
出版社名 集英社
出版年月 2023年12月
ISBNコード 978-4-08-744595-4
(4-08-744595-X)
税込価格 1,155円
警視庁初の女性部長を目指す刑事が、葛藤を抱えながらも仲間の力を得て事件解決に邁進! 特殊能力刑事チームの警察小説。
年末に一冊ずつ発行の、ボーダーズシリーズ。
今回は、SCU(Special Case Unit:特殊事件対策班)チーム唯一の女性が主人公。
「ガラスの天井を突き破れ!」と、文庫版の帯にはある。
前回読んでから【間】があるので、登場人物を整理してみる。
・最上功太:巡査部長 交通捜査課出身 IT・メカ関係に強い:車・バイクのエキスパート
・朝比奈由宇:警部補試験に合格 「女性初の部長」を目指している
・綿谷亮介:サブキャップ 警部
・八神佑:捜査一課出身 警部補 童顔・二人の子持ち 記憶の達人
・結城:キャップ 公安出身
それぞれ、得意分野がある個性的なメンバーだ。
話は、警部補試験に合格して研修を終えた由宇が、SCUに戻って来たところから始まる。
当然移動も考えられるのだが、キャップの結城は打診してきたのみ。その際、由宇は結城からマカロンを貰う。早々とスイーツ登場だ。
今回は八神の同期で捜査二課の宮原から依頼されたことを、このSCUで調査するという事案。
5年前に詐欺事件で訴状に挙がったのだが、うまく逃れた男が動き出しているという案件だ。二課に上申するも無視されたと泣きついてきたのだ。
その秋山というのは、なぜかメンバーに慕われている、カリスマ的なリーダーらしい。
なかなか尻尾をつかませず、由宇たちを翻弄する。
捜査が進んで行く中で、由宇は大友鉄の取り調べの場面に遭遇することが出来た。
また電話のみだが、がんさんとも話が出来たことも喜びだった。
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【ボーダーズ】(23.03.23)
【夢の終幕 ボーダーズ 2】(23.04.14)
2024.08.09
阪神園芸、「神整備」の誇り
阪神園芸、「神整備」の誇り 100周年迎えた甲子園の舞台を整える
夏の高校野球が始まった。
選手宣誓の選手が言った「聖地」を守る一つが、この阪神園芸のグラウンド整備だと思う。
朝倉宏景ち著【あめつちのうた】でこの会社のスゴさを知った。
それ以来、ひそかに応援している。
脚光を浴びる選手たちだけではなく、こうした作業がまた、甲子園を支えているのだ。
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朝倉宏景ち著【あめつちのうた】(23.08.06)
2024.08.08
西村京太郎【十津川警部とたどるローカル線の旅】
著者:西村京太郎
価格:796円
カテゴリ:一般
発売日:2012/09/07
出版社: 角川学芸出版
レーベル: 角川oneテーマ21
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-653415-6
十津川警部が巡った全国のローカル線を、名所、温泉、グルメ、文学、歴史と共に、著者ならではの視点で案内する、とっておきの旅ガイド。
各名所や温泉を訪れた十津川や亀井。そこでの彼らを、引用文で挟みながらの紹介。
十津川ものはかなり読んだと思っていたが、まだまだ未読があった。順に読んでいっても、随分あるなぁ。
鉄道名以外は、かなり端折って書いている。
一つずつ訪ねて(読んで)行く作業は、かなり大変そう(本代も含めて)!
以下、「目次」より。
第一章 温泉とローカル線
・草津温泉ーJR吾妻線【草津逃避行】【愛と死 草津温泉】
・地獄谷温泉ー長野電鉄長野線【志賀高原殺人事件】【野猿殺人事件】
・別所温泉ー上田電鉄別所線【十津川警部「幻覚」】
・飛騨の小京都ーJR高山温泉【下呂温泉で死んだ女】(短編)
・指宿温泉ーJR指宿枕崎線【南九州殺人迷路】
第二章 忘れられない風景
・松島ーJR仙石線
・天橋立ー北近畿タンゴ鉄道
・三大車窓:スイッチバックーJR篠ノ井線【篠ノ井線・姥婆捨駅 スイッチバックで殺せ】
・日本一の山ー富士急行線
第三章 高原リゾート地の雄大な自然
・日本一高い路線ーJR小梅線
・トロッコ列車ー黒部峡谷鉄道
・「火の国」のシンボルーJR豊肥本線
第四章 マリンリゾート
・全線復旧ー三陸鉄道リアス線
・「リゾート21」ー伊豆急行線
・足摺岬ー土佐くろしお鉄道中村線・宿毛線
第五章 秘境はミステリアス
・吹雪の中ーJR宗谷本線
・日本海世界遺産ーJR五能線
・秘境駅ーJR飯田線
第六章 グルメ旅行を満喫する
・浜風と海の幸ーJR根室本線(花咲線)
・温泉とサクランボーJR仙山線
・温泉と山海の幸ーJR七尾線&のと鉄道
第七章 文学ゆかりの地を訪ねて
・太宰治とストーブ列車ー津軽鉄道
・万葉集と立山連峰ー万葉線
・奥の細道と湯煙ーJR陸羽東線
第八章 歴史が秘めた謎を追って
・激動の歴史ーJR磐越西線
・神話の国ー一畑電車
・鉄路の貴婦人と歴史ーJR山口線
第九章 ユニークな鉄路を求めて
・ぬれ煎餅ー銚子電気鉄道
・日本一長い駅名ー南阿蘇鉄道高森線
・SLと郷愁ー大井川鐵道
2024.08.07
ドラマ「古畑任三郎」古畑風邪をひく
古畑は今泉や西園寺とどこかへ出張した帰りにひどい風邪引きで、最寄りの村で泊まることになる。
そこで起きた、殺人事件。
衆人環視の中で起きた事件の犯人は、村で尊敬されている村長だった。
今泉がつまらぬ容疑を受けて、被害者と会っていたというアリバイを主張するが、村人たちは口を揃えてそんな女性は知らないと言う。
村ぐるみの犯罪ということで当初は嫌悪感があったのだが、彼らのあまりにも純粋な気持ちに惹かれていった。
特に「お館さま大事」の鵜飼を演じた岡八朗がいい雰囲気を出していた。
今回も今泉は狂言回しで、非常に気の毒だった。
それにしても、法律を知らなかったために起きた犯罪で、気の毒な話だ。
最後の、古畑と村長が酒を酌み交わす場面。村長の頼みを聞くと約束する古畑も、シャレのわかる人物だ。
あとで判ったのだが、やはりコロンボの「別れのワイン」が底辺にあったのか。
画像は13年前の8月10日。児島のホテルからの風景。
2024.08.06
黒井千次【老いの味わい】
黒井千次/著
中公新書 2289
出版社名 中央公論新社
出版年月 2014年10月
ISBNコード 978-4-12-102289-9
(4-12-102289-0)
税込価格 836円
一年一年、新しい世界と向き合って歩む日常と思考を丹念に描いた、心に響くエッセイ。
ウッカリしていた。【老いのかたち】の次は、本書だった。それを【老いのゆくえ】を先に読んでしまった。
【老いのかたち】から随分「老いが進化」したなぁと思いながら読んだのだが、その中間があったのだった。
80代突入した頃の日々を綴る。
より一層、「老い」を自覚する日々。
ちょっとした動作が、以前は出来たのに出来なくなっていることが多い。
何かするにも、億劫になっている。
住所録は、消された線が多い。
老いることよりも、それを自覚することで老いていくのではという気もする。
タイトル通り、味わって頂きたいものだ。
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【老いのかたち】(24.07.13)
【老いのゆくえ】(24.07.26)
2024.08.05
花火大会
8月に入って、あちこちで花火大会が盛んに開催されている。
「淀川花火大会」での観客のマナーの悪さにはげんなりだが、どこの会場も大賑わいのようだ。
そんな中、「隅田川花火大会」の実況があると知って、流しながら見てみた。(実況ではなくTVERで)
今年は二つの会場での開催だとかで、スタジオ・第二会場である屋形船、その他近くのマンションベランダや、街の中からの中継もあった。
途中、10の花火屋さん参加のコンクールもあって楽しめた。
残念だったのは、何かハプニングがあったらしく、第一会場のフィナーレがなかったこと。
でもそれまでも、たくさんの奇麗な花火を堪能できたから良しとしよう。
本物の花火を近くで見たのは、いつのことだったろう??
2024.08.04
佐々木譲【笑う警官】
佐々木譲/著
ハルキ文庫 さ9-11 道警・大通警察署
出版社名 角川春樹事務所
出版年月 2024年2月
ISBNコード 978-4-7584-4606-8
(4-7584-4606-7)
税込価格 770円
警察小説の金字塔、大ベストセラー「道警シリーズ」第1弾、新装版!
このところ、佐々木譲にはまっている。
【警官の血】で圧倒されてその後も何冊か読んできたが、いずれも辛い内容が多く、すこし避けていたこともある。
それが最近【制服警官】や【廃墟に乞う】を読んで、無性に読み続けたくなった。
実際にあった北海道警察の不祥事を下敷きに、道警が大移動を敢行した余波を受け、札幌大通警察署に赴任した刑事たちの話。
市内のアパートで発見された死体は、道警婦警のものだった。
所轄である大通警察署が出向いたのだが、なぞか本部扱いになってしまう。
そして大通警察署の佐伯の同僚津久井が、被疑者として内部の指名手配されてしまう。射撃命令まで出て。
その扱いに納得いかない佐伯は、独自にメンバーを選んで裏操作を始める。津久井とは、ものすごい修羅場をくぐった仲だった。
個性豊かなメンバーたちの活躍が、読んでいてワクワクする。
特に自前のパソコンや交友関係を駆使して地道に資料を集めていく小島の手腕も見どころだ。
佐伯は優秀な指揮官だし、メンバーを適材適所で動かしていく。
やがて上からの命令に疑問を感じた警官たちによる影の協力もあって、事件は思いがけない方向へと進んでいく。
「裏金」という最近よく聞くワードそのものが、真相そのものかもしれない。
上部の隠蔽工作も、どこでもあるのかと変に納得出来る。
本書は「新版」ということで、道警シリーズ最初の一冊がよみがえった。次々と刊行されていくようで、順番に読んでいこう。
関連記事
【制服警官】(24.07.24)
【廃墟に乞う】(24.07.28)
【警官の血】(12.08.24)
関連しない記事
【笑う警官】(19.05.26)
2024.08.03
「おたべ」という名前の由来
銘菓「おたべ」は、八つ橋を焼く前の生のもので、どちらかというと本来の八つ橋より好きだ。
サイトによると1966年誕生とのことで、意外と新しい(?)。
しかしこの「おたべ」の名前の由来になった菓子が、当地にあったとは知らなかった。
それが、「くらわんか餅」。現在は、枚方公園近くのお店で売られている。
その名を冠した「くらわんか餅」が、「おたべ」の名前の由来になったのだとか。
また、第十四代将軍・徳川家茂にも献上されたと言われている。
そして、「くらわんか→おたべやす→おたべ」と、枚方の方言から京言葉へと替わっていったのだとか。
ふーーん!!
でもどちらかと言えば、姿は「おたべ」より「赤福餅」に近いような……。
「くらわんか」と言えば「くらわんか船」を想起するが、淀川を往復する船に近づいて、「喰らわんか」と櫂の先端に載せたものを強引に売りつけたというものだ。
厨房から櫂に乗せて食べ物を提供する「くらわんか」という店もあったなぁ。
画像は「くらわんか餅」。サイトからお借りしました。
2024.08.02
【北の怪談】
田辺青蛙/著 匠平/著 木根緋郷/著
竹書房怪談文庫 HO-675
出版社名 竹書房
出版年月 2024年7月
ISBNコード 978-4-8019-4035-2
(4-8019-4035-8)
税込価格 781円
怪異総力取材!本当に怖い北海道のご当地怪談集!
3名の著者が交代で書いている。
41話もあるが、正直似たような話であまり面白いものはなかった。
中で一篇、当地が舞台のものがあり、これはかなり興味深かった。
【にせものの碑】というもので、当地にある「アルタイの首塚」に触れたものだった。
もともとあった首塚については、それがアルタイのものという説には地元では懐疑的だったが、とある女性の夢がもたらした物語だという体裁を取っていた。
ま、怪談とはそういうものかなという話だが、全然知らなかったアルタイについて日を置かず巡り会うとは、これも何かの因縁か(?)。
関連記事
アルタイの首塚(24.07.31)
2024.08.01
7月の読書メーター
7月の読書メーター
読んだ本の数:16
読んだページ数:4784
ナイス数:2093
廃墟に乞う (文春文庫 さ 43-5)の感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/07/post-f0b04b.html
アンソロジー【戸惑いの捜査線】中の【弁解すれば】で登場した仙道孝司という刑事に興味を持って、彼の話を読んでみました。捜査権のない休職中の刑事の活躍です。
読了日:07月30日 著者:佐々木 譲
名古屋駅西 喫茶ユトリロ 龍くんは美味しく食べる (ハルキ文庫 お 4-4)の感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/07/post-d1d3dd.html
今回龍は、その食べている姿が絵になると、「名古屋めし再発見」という雑誌企画のモデルに採用されてしまいます。この担当者とのやりとりが、ややめんどくさいものでした。
読了日:07月30日 著者:太田忠司
老いのゆくえ (中公新書 2548)の感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/07/post-00c974.html
著者は、80代に突入。70代の頃より、一層老いを感じるようになっておられます。
読了日:07月26日 著者:黒井 千次
制服捜査 (新潮文庫)の感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/07/post-6f3bbd.html
長く捜査端を歩いてきた川久保が、始めて駐在所勤務になってからの連作短編集。
田舎のこと故、余計なことに踏み込まず、穏便に過ごせればよかったのですが.……。
時折地元警察の刑事に示す、断固とした姿勢が好もかったです。
読了日:07月24日 著者:佐々木 譲
僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう (文春新書)の感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/07/post-2ca086.html
各講師のお話の後の永田氏との対談に、すべてが込められています。
本書を、若い人たちが読んでくれることを切望します。
読了日:07月22日 著者:山中 伸弥,羽生 善治,是枝 裕和,山極 壽一,永田 和宏
戸惑いの捜査線 警察小説アンソロジー (文春文庫 こ 32-70)の感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/07/post-f39c15.html
初めての作家さんもありましたが、まさに「今をときめく警察小説の書き手」ばかりで、こういう本は実に面白いのです。
読了日:07月20日 著者:佐々木 譲,乃南 アサ,松嶋 智左,大山 誠一郎,長岡 弘樹,櫛木 理宇,今野 敏
増補版 九十歳。何がめでたい (小学館文庫 さ 38-1)の感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/07/post-8350d2.html
映画がいい感じに仕上がっているといいのですが……。
読了日:07月19日 著者:佐藤 愛子
虹猫喫茶店 (祥伝社文庫)の感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/07/post-f712c8.html
はじめのうちはやや読みづらかったのですが、翔がしだいに他の人と関わっていく課程が興味深く、楽しく読めました。
読了日:07月18日 著者:坂井希久子
老いのかたち (中公新書 2053)の感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/07/post-2b1d4e.html
老いを自覚するさまざまな場面や気持ちが、さりげなく、しかしかなり切実に書かれています。
シリーズなので、順に読んでいきましょう。
読了日:07月16日 著者:黒井 千次
新装版 名探偵に乾杯 (講談社文庫)の感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/07/post-a51762.html
とうとう、ポワロが亡くなってしまいました。彼の死の引き金になった【カーテン】を中心に、残った三人の名探偵にヘイスティングズが絡んで話が進んでいきます。
読了日:07月14日 著者:西村京太郎
かなりや荘浪漫 廃園の鳥たち (PHP文芸文庫)の感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/07/post-d9b16e.html
思いがけず後味のいい本でした。主人公の母親には、まったく同意できませんが。
読了日:07月12日 著者:村山 早紀
きみと暮らせば 〈新装版〉 (徳間文庫)の感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/07/post-c14b96.html
こういう本は、何度読んでもホッとします。今度は中身をしっかり記憶できそうです。
読了日:07月08日 著者:八木沢里志
プロ棋士カラー名鑑2024 (扶桑社ムック)の感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/07/post-3d3f3c.html
やはり冒頭の「藤井聡太竜王・名人 八冠達成まで23年度の軌跡を辿る」が面白かったです。文は、大川慎太郎氏。
読了日:07月06日 著者:
仰臥漫録 (岩波文庫 緑13-5)の感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/07/post-0bac9a.html
病床にありながらかなりの大食漢です。時折「食べ過ぎた」などという語も見えるくらいに。そして、結構グルメなのです。
読了日:07月04日 著者:正岡 子規
タクジョ! みんなのみちの感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/06/post-3d34ce.html
今回は、サブタイトルにもある通り同僚たち「みんなのみち」を描いています。
そして前回でもそうだったのですが、タクシー業界の約束事(?)も色々知ることが出来て興味深かったです。
読了日:07月02日 著者:小野寺 史宜
名探偵も楽じゃない (講談社文庫)の感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/07/post-45e29c.html
最後の最後で、名探偵たちの推理というか真相解明が入るのですが、何故かちょっぴり残念なのは、探偵たちの気持ちがこちらに移ったのかもしれません。
読了日:07月02日 著者:西村京太郎
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