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2024.08.10

堂場瞬一【野心 ボーダーズ3】

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堂場瞬一/著
集英社文庫 と23-22 ボーダーズ 3
出版社名 集英社
出版年月 2023年12月
ISBNコード 978-4-08-744595-4
(4-08-744595-X)
税込価格 1,155円

警視庁初の女性部長を目指す刑事が、葛藤を抱えながらも仲間の力を得て事件解決に邁進! 特殊能力刑事チームの警察小説。

 

年末に一冊ずつ発行の、ボーダーズシリーズ。

今回は、SCU(Special Case Unit:特殊事件対策班)チーム唯一の女性が主人公。
「ガラスの天井を突き破れ!」と、文庫版の帯にはある。

前回読んでから【間】があるので、登場人物を整理してみる。

・最上功太:巡査部長 交通捜査課出身 IT・メカ関係に強い:車・バイクのエキスパート

・朝比奈由宇:警部補試験に合格  「女性初の部長」を目指している

・綿谷亮介:サブキャップ 警部

・八神佑:捜査一課出身 警部補  童顔・二人の子持ち  記憶の達人

・結城:キャップ 公安出身

それぞれ、得意分野がある個性的なメンバーだ。

 

話は、警部補試験に合格して研修を終えた由宇が、SCUに戻って来たところから始まる。

当然移動も考えられるのだが、キャップの結城は打診してきたのみ。その際、由宇は結城からマカロンを貰う。早々とスイーツ登場だ。

 

今回は八神の同期で捜査二課の宮原から依頼されたことを、このSCUで調査するという事案。
5年前に詐欺事件で訴状に挙がったのだが、うまく逃れた男が動き出しているという案件だ。二課に上申するも無視されたと泣きついてきたのだ。

その秋山というのは、なぜかメンバーに慕われている、カリスマ的なリーダーらしい。
なかなか尻尾をつかませず、由宇たちを翻弄する。

捜査が進んで行く中で、由宇は大友鉄の取り調べの場面に遭遇することが出来た。
また電話のみだが、がんさんとも話が出来たことも喜びだった。

 

関連記事

【ボーダーズ】(23.03.23)

【夢の終幕 ボーダーズ 2】(23.04.14)

 

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