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2024.09.30

森博嗣【有限と微小のパン】

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講談社文庫
森博嗣/〔著〕
出版社名 講談社
出版年月 2001年11月
ISBNコード 978-4-06-273294-9
(4-06-273294-7)
税込価格 1,430円

日本最大のソフトメーカが経営するテーマパークを訪れた西之園萌絵と友人・牧野洋子、反町愛。パークでは過去に「シードラゴンの事件」と呼ばれる死体消失事件があったという。萌絵たちを待ち受ける新たな事件、そして謎。核心に存在する、偉大な知性の正体は……。

 

レビューは残していないが、本書も20年ぶりの再読。

内容はまったく覚えていないのだが、一番肝心なオチだけは印象に残っている。
真賀田四季の正体(あるいは世を忍ぶ仮の姿?)が「隣のおばちゃん」だったことに衝撃を受けたのだった。

それが頭にあるものだから、「彼女はその場所にいるのね」という思いが常に去来していたことは間違いない。
「天才プログラマー」とか「青い瞳」とか言っても、その天才が団地の片隅で小さな机を前に犀川たちを翻弄している図には、何だかガッカリしてしまうのだ。

 

もう一点、今回は萌絵の暴走もなく、3人の女子大生の旅行としてみると、それなりに楽しい。

だがテーマパークの社長の計画は、いかにお金があるとはいえ、感心したものでは無い。
これは、自分的には本書のマイナス点だった。

 

もう一つ

本書出版当時は夢の話だったこと――例えばVR(ヴァーチャルリアリティ)など――も、今ではほぼ実現している。
だからその説明語なども、さして難しいと思わずに理解できた。

この四半世紀のパソコン関連の進化は、まことに著しい。

まだ書いてないものもあるが、本書で一応「S&Mシリーズ」は終わりになる。

 

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2024.09.29

森博嗣「S&Mシリーズ」

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読書メーターで度々挙がってきたのを契機に、「S&Mシリーズ」を読み返している。

20年経っても、読後感があまり変わらないというのが不思議な気もするが。

最近のレビューを読んでいて、ヒロインの萌絵に対する嫌悪感を示す人が多いのに、妙に納得する。
特に【封印再度】でのあの嘘への拒否感は、ほぼすべての人に共通するのではないか?

犀川先生
こんな子と結婚したら、多分一生振り回されそう。

 

それとは別に、前回はあまり感じなかったことだが、「パソ通」でのメールのやりとりや「ニフティサーブ」が懐かしかった。
電話回線だというのも、時代を表している。

そう、「ピーコ ピピピピー」と繋がって、「オーパイ」(オートパイロット)でデータを受け取ると、慌てて回線を切断してオフ状態で読んでいた。
繋がったときに「新しいメールが届いています」というアナウンスのあるのが嬉しかったなぁ。

「ニフティサーブ」は、最後までパソ通を残していてくれたっけ。

 

画像は8年前の9月28日。堺の施設の屋上から。御陵が見える。

 

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2024.09.28

森博嗣【数奇にして模型】

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講談社文庫
森博嗣/〔著〕
出版社名 講談社
出版年月 2001年7月
ISBNコード 978-4-06-273194-2
(4-06-273194-0)
税込価格 1,210円

複雑に絡まった謎に犀川・西之園師弟が挑む。

 

 

今回は登場人物が多くて、やや複雑。

萌絵の従兄弟大御坊からの依頼で模型イベントのコスプレをした萌絵だったが、そこへ犀川登場。
萌絵の衣装を必死で隠す、従兄弟と喜多助教授がおかしかった。
喜多は、小澤征悦が重なって困った。

前回も書いているが、今回同じ犀川ゼミの同級生金子が非常に好ましい。まさしくナイトだ。
それに引き比べ、犯人の何と卑劣なことか。

しかし20年経っても、同じことしか思わないとは……。

この表紙絵は、やはり好きでないなぁ。

 

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◆森博嗣【数奇にして模型】(04.12.23)

 

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2024.09.27

我が家の米騒動:おまけ

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前回で終わった「我が家の米騒動」だが、おまけを一つ。

今週も、「抽選はずれ」とのことだった。「あ、そうですか」という感じ。
いったいどんないい加減な抽選をしているのかな??

今のところスーパーで買った米があるので、10月上旬までは大丈夫だ。

 

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我が家の「米騒動」ラスト(24.09.24)

 

画像は13年前の9月26日。舞洲のようだ。

 

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2024.09.26

森博嗣【封印再度】

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講談社文庫
森博嗣/〔著〕
出版社名 講談社
出版年月 2000年3月
ISBNコード 978-4-06-264799-1
(4-06-264799-0)
税込価格 1,100円

50年前、日本画家・香山風采は息子・林水に家宝「天地の瓢」と「無我の匣」を残して密室の中で謎の死をとげた。

 

これも、20年ぶりの再読。

タイトルは「誰(何?)が入っているの?」そして「それは再び封印された」。まさにその通りで、この辺のトリックについては朧気に覚えている。
扉が閉まっている、あるいは開かない「不思議」にしても、自然現象で種明かしされればその通りだ。

 

読み直してみて、最初の時とさほど違わぬ感想しか抱いていないので、今回は新登場の人物について。

儀同世津子という雑誌記者。彼女は犀川を「創平」と呼ぶ。たしか義理の兄妹だったのでは。
そしてこの世津子の家の隣に住んでいるのが……。だったような……。

 

しかし、「死」を前提として受け継がれる「箱」と「鍵」。やはり当事者は怖いだろうな。
そしてそれに反発した、新しい当主。気持ちがよくわかる。

 

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◆森博嗣「封印再度」(04.04.29)

◆森博嗣「封印再度」(04.07.06)

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2024.09.25

なぜ今「日付がない手帳」が売れているのか?

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こんな ↓ 記事を見つけた。

なぜ今「日付がない手帳」が売れているのか? 予定はスマホで管理する若者が手帳を使う“意外な理由”

予定管理というよりは、「ライフログ」として手帳を楽しむ若者が増えてきたのではという考察(?)。

「トラベラーズ」などは、その最たるものだろう。

キチンと管理された手帳よりは、「自由帳」的なダイアリーに人気があるということかな?

たしかに、試行錯誤しながら色々書くのは面白いもの。

 

画像は「パスポートノートメモ帳」

 

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2024.09.24

森博嗣【笑わない数学者】

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講談社文庫
森博嗣/〔著〕
出版社名 講談社
出版年月 1999年7月
ISBNコード 978-4-06-264614-7
(4-06-264614-5)
税込価格 946円

偉大な数学者、天王寺翔蔵博士の住む「三ツ星館」。そこで開かれたパーティの席上、博士は庭にある大きなオリオン像を消してみせた。一夜あけて、再びオリオン像が現れた時、2つの死体が発見され……。

 

ひきつづき、20年ぶりの再読。

この「オリオン像」の消失と再現については、エラリー・クイーンに同じような話があったような。
有栖川有栖も、似たような題材で書いていたようか気がする。

視点を変えるというのは、もっとも基本的なトリックだと思う。

本書で面白かったクイズだが、前回は一生懸命考えて解けた。
もう一度挑戦してみるかな。

読み出したら止まらなくて、夜中までかかって読んでしまうのが困ったところだ。Kindle版購入を控えること!

 

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◆森博嗣「笑わない数学者」(04.06.11)

◆森博嗣「笑わない数学者」(04.06.12)

笑わない数学者 ビリヤード解答(05.08.24)

8月12日追記:関連記事「笑わない数学者

 

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2024.09.23

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こんな夢を見た

その1

青い檸檬のような実について、雑誌だか新聞だかに投稿している。
これからは、思ったことをどんどん投稿していこう、と考えている自分がいる。

 

その2

近くの公園に、小さな木が植わっていた。しかも寄せ植えのように、何種類かの木が組み合わさっている。
中には花が咲いているものもある。
それについて話しているのがご近所の人で……。

 

その3

知らない人が、飲み物の瓶を持って訪れてきた。中身はお酒らしい。
何か効能のようなことを喋っているのだが……。
「怪しいから受け取るな」と頭の中で声がする。

 

明け方に、立て続けに見た夢。
いつもは夢の中身などすぐ忘れてしまうのに、今回は嫌に鮮明に覚えていた。
と言っても書いているうちに記憶はドンドン薄れていくし、いずれもバカバカしい話ばかりだなぁ。

 

画像は8年前の9月24日。青森のねぶたの家にて。

 

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2024.09.22

森博嗣【冷たい密室と博士たち】

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講談社文庫
森博嗣/〔著〕
出版社名 講談社
出版年月 1999年3月
ISBNコード 978-4-06-264560-7
(4-06-264560-2)
税込価格 913円

衆人環視かつ密室状態の実験室の中で、男女2名の大学院生が死体となって発見された。被害者は、そして犯人は、どうやって中に入ったのか!? 

 

S&Mシリーズ第二弾。実はこちらが先に書かれていて、出版社が最初に出す本を依頼してからシリーズ二弾目にしたのだとか。あの【すべてがFになる】の為にメフィスト賞を新設したりしている。

 

最近著者の本を3冊ほど読んだのが契機で、20年ぶりに再読してみた。
前回の読了後、【日経パソコン】で著者の連載に触れ、西野園萌絵の愛犬「トーマ」が実は著者の愛犬であったこととか、色々背景を知ることも出来た。

本書初版が96年とのことで、あらためて(本書に限らず)ヘビースモーカーが多いことを実感する。

この犀川先生など、タバコが切れると頭が働かない。
萌絵お嬢さまの洋服にも、タバコの臭いがつくのではと、気になる。
もっともこのお嬢さまもなかなかの不良で、自宅でこっそりタバコを吸っている。執事にバレたら叱られることを気にしているのだが……。

また、犀川が意外と世間体を気にしていたり、萌絵が積極的なこともあらためて認識できておかしかった。

著者のお考えもかなり反映されているので、このシリーズを全部読み直してみるつもりだ。

 

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◆森博嗣「冷たい密室と博士たち」(04.06.01)

 

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2024.09.21

我が家の「米騒動」ラスト?

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ちょうど一週間前、スーパーで無洗米2kgをゲットできたところまで書いた。

その次の日だったか、11月上旬に届く予定のAmazonから、これまた「無洗米2kg」が届いた。

パルコープの方は今週はメッセージが来なかったので、さすがに今回は届くかと思っていたら、またまた外れだった。それも、当日朝アプリのお知らせを見て始めて判った。
これで4週連続になる。

もう呆れてしまって、配達員にも無愛想な対応をしてしまった。文句をいう気にもなれない。← イマココ
先週はいつもと違う配達員だったので(かな?)、ついグチってしまったのだったが……。

息子の話だと、スーパーではすでに新米が届いていて、10kgの米はたくさん並べてあったとのことだった。

 

これで、「我が家の米騒動」(24年版??)については、おしまいでーす。

 

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我が家の「米騒動」(24.08.29)

我が家の「米騒動」つづき(24.09.13)

 

画像は13年前の9月22日、北上川添いの「啄木であい道」。

 

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2024.09.20

伊坂幸太郎【モダンタイムス(下)】

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講談社文庫 い111-9
伊坂幸太郎/〔著〕
出版社名 講談社
出版年月 2023年2月
ISBNコード 978-4-06-530239-2
(4-06-530239-0)
税込価格 968円

大きなシステムに覆われた社会で渡辺は自身の生き方を選び取れるのか。

 

渡辺は休暇を取って盛岡の郊外へ安藤潤也を訪ねて行くが、彼はすでに死亡していた。
その妻や敷地を管理している女性とのひとときは楽しいものであったが、占いに指示されて東京へ戻ることにする。

失踪していた渡辺の先輩が、突然姿を現す。しかし彼も検索ワードを打ち込んでいたせいで、失明していた。

下巻では渡辺の妻が活躍するが、その人間性には共感出来ない。

本書を通して、著者が本当に伝えたかったのは何なのか?
【魔王】の時は素直に「怖いな」と思えたのだが、今回は上下巻と長い故か、話がこんがらがって理解しにくかった。
著者独特の冗長な部分にいつもは惹かれるのだが、今回はただただ長いだけという気もした。

それでも、本当におそろしいことが起きる可能性があることは伝わってくる。

間に合ううちに、何か出来ることはないのだろうか?

 

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【モダンタイムス(上)】(24.09.24)

 

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2024.09.19

ドラマ「古畑任三郎」ラストダンス

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松嶋菜々子がゲスト

これはかなり覚えている。以下、ネタバレあり。

古畑が実際に会ったのが、妹のかえでではなく姉のもみじだったのは、随所で伏線がはられている。

カフェテラスで、古畑が黄色いコートをバタバタさせてアピールするのに、かえで(実はもみじ)は、まったく気づかない。とか、
かえでは飲み物を飲んだとき、必ずカップに付いた紅を指で拭っていたのに、それがなかったこととか。

このあたりは、見ていても判った。

そして極めつきは、顔認証ではなかろうか。

今泉がどんなに一生懸命カフェテラスともみじの部屋(事務所)を非常階段を使って往復しても、時間内には無理だった。
片方(帰るとき)に堂々と玄関を通れたからこそ、出来たアリバイ。  などなど

最後の「ラストダンス」の曲は、やはり切なかったなぁ。

不定期でもいいから、これからも再放送をしてくれないかなぁ。

 

画像は5年前の9月19日、京都駅1番ホームにて。この日、「我が家の女子会」に出かけたのだった。(行き先は「はるか」とは無関係)

 

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2024.09.18

伊坂幸太郎【モダンタイムス 上】

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講談社文庫 い111-8
伊坂幸太郎/〔著〕
出版社名 講談社
出版年月 2023年2月
ISBNコード 978-4-06-530238-5
(4-06-530238-2)
税込価格 792円

恐妻家のシステムエンジニア渡辺拓海はあるサイトの仕様変更を引き継ぐ。
プログラムの一部は暗号化されていて、前任者は失踪中。
解析を進めていた後輩や上司を次々と不幸が襲う。

 

【魔王】から半世紀後の世界を描いている話だという。

恐妻家であるシステムエンジニア(SE)の渡辺は、先輩の失踪を機に、なにやら得体の知れない世界へ入り込んでしまう。

ある言葉で検索した同僚や上司が、冤罪にあったり自殺してしまうのだ。先輩の失踪も、それと関係しているようだ。

井坂好太郎という、渡辺の友人の作家が登場したり、その小説に出てくる人物が現存したり、不穏な空気が半端ない。

 

著者は何を暗示しているのだろうか。

後編を読んでいるところ。

 

 

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2024.09.17

来年の手帳・ダイアリー

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毎年9月というのは、悩み多き月だ。
新しい手帳やダイアリーが出回るから。

9月1日には「ほぼ日手帳」の販売が開始され、使わないと決めているのに、サイトを見に行った。
9月12日には「トラベラーズノート」が発売され、これまた色々なラインナップに目を奪われる。

その間にも、あれやこれや目移りすること半端ない。

おまけに最近、「コモンプレイス手帳術」なるものを知ってしまった。
その手引き書【コモンプレイス手帳のつくりかた】を、うっかり紙本でポチったり……。


さらに「バレットジャーナル」をあきらめたわけではない。その証拠に(?)、「LEUCHTTURM1917/ロイヒトトゥルム」をまた購入しているし……。

まったく、いつになったら迷いがなくなるのだろう??

 

画像は、現在手元にある「LEUCHTTURM1917/ロイヒトトゥルム」のネイビー。

 

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2024.09.16

横山秀夫【影踏み】

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祥伝社文庫 よ5-1
横山秀夫/著
出版社名 祥伝社
出版年月 2007年2月
ISBNコード 978-4-396-33329-4
(4-396-33329-3)
税込価格 723円

消せない過去を背負いながら、愛する女のために義を貫き、裏社会に葬られた謎に挑む、痺れるほどに哀切な「泥棒物語」。

 

再読

表紙絵が、なんとも切ない。紹介文にあるように、「痺れるほどに哀切な泥棒物語」である。

 

前回は紙本で読んだのだったが、「読書メーター」で挙がってきていても、中身を全然思い出せなかった。

読み返してみて、自分が以前書いた意味は解ったが、今回は何となくもっと辛かった。

なぜそこまで、真壁は過去に囚われているのだろう?
自分をとことん虐めて、今の状態でいるように思える。

悪徳警官ややくざとの絡みなど、本来なら無縁であったろうに……。

最後はほのかに希望が持てるが、はたしてうまく生まれ変われるか?

 

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【影踏み】(07.06.04)

 

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2024.09.15

ボール犬ミッキー:広島カープ

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ドジャースのデコピン始球式を見て、日本ではこういうことは可能かなぁと少々疑問に感じた。

しかし、そこで思い出した。

広島カープには、ミッキーというお仕事犬がいたんだった。

室伏光著の【ボール犬ミッキー】は、ミッキーと二軍選手僕の交互の語りで紡がれた写真集のような小説である。

ボールの入った籠をアンパイアに届けるとか、色々可愛い写真があったなぁ。

 

本棚に、この本がまだあった。読み直してみよう。

 

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【ボール犬ミッキー】(06.10.14)

ボール犬ミッキーの死(09.04.14)

 

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2024.09.14

森博嗣【お金の減らし方】

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SB新書 657
森博嗣/著
出版社名 SBクリエイティブ
出版年月 2024年6月
ISBNコード 978-4-8156-2623-5
(4-8156-2623-5)
税込価格 990円

人生を見つめ直す、新時代の「お金の教科書」!

 

先日(8月31日)書いたつづき。

 

解説の古市憲寿氏が仰っているように、「時代に真っ向から対立する」本だ。

しかし非常に面白かった。

一緒に読んでいた知人は、(多分サラッと20億も稼いでいらっしゃったことが)「腹が立つ」と言っていたが。

でもきっと、どういう書かれ方をしても、こうした天才のことは我々凡人の理解の範疇を超える。

【すべてがFになる】の犀川先生と多少かぶるところがあるような気もするが、ああした小説がこの方から生まれたのが不思議だという気もする。

「ギャンブルはお金を減らすのに最適」だといった言葉は、非常に首肯できる。

 

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2024.09.13

我が家の「米騒動」つづき

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前回、コープにちゃんと注文しておいたお米が「抽選」になった挙げ句外れたというところまで書いた。

次の週も、「外れ」だった。

ちょうどその頃、上のチビさんが知人から米を買えると言ってきた。
この子は不思議な子で、色々な人と交流がある。

娘の家ではいつも5kgを買っているのだが、「搗精」は5kgでも10kgでも同じ値段とのことで、二袋頼んだのだとか。
その一つを譲ってくれるという。

次の週でダメだったら頼む予定でいたが、案の定はずれた。これで3週連続だ。

最近になって、スーパーで買えたという話を聞いて、息子に開店直後に行って貰った。
無事、一つだけあった「無洗米2kg」をゲット。これでまだ残っている分を合わすと、9月いっぱいはしのげる。

折も折、来週の分も外れたとの連絡が来て、こちらも切れた。
昨日はコープの配達日だったので、(配達の貴女に言っても仕方ないが)抽選のやり方がおかしくないかと伝えておいた。← イマココ

 

当初9月に入れば新米も出回るだろうと楽観視していたが、どうも釈然としない。

ま、最終外国で暮らしていると思えばどうってことないさ。

 

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我が家の「米騒動」(24.08.29)

 

画像は9年前の9月12日。青森駅に停まっていた「つがる」。

 

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2024.09.12

佐々木譲【警察庁から来た男】

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ハルキ文庫 さ9-12 道警・大通警察署
佐々木譲/著 
出版社名 角川春樹事務所
出版年月 2024年2月
ISBNコード 978-4-7584-4615-0
(4-7584-4615-6)
税込価格 770円

警察小説の金字塔、大ベストセラー「道警シリーズ」第2弾、新装版!
(解説・細谷正充)

 

前回百条委員会で発言した津久井は、警察学校で雑務を行うという「飛ばされ方」をされている。「警察内部のことを告発するとこうなる」という、学生たちへの見せしめだ。
学校長は、このまま何事もなく定年を迎えることを望んでいる。

また津久井を救い出すために特別なチームを内緒で作った佐伯も、重要な案件は与えて貰えず、部下はひとりだけだ。

そんな中、警察庁からキャリアの藤川警視正による監察が入る。
外国で問題視された事案のことらしい。

津久井は藤川に協力を求められ、要請に応じて動く。

また、佐伯と部下の新宮が命じられた「ホテルの部屋荒らし」は、意外な展開を見せる。

監察官たちと佐伯たちは、別々の事件を追いながら、だんだん共通のところへ近づいていく。

その展開が、まさに息をもつかせずで、緊迫したシーンが続く。

前回活躍した小島百合も、その技術を駆使して情報を集める。

なかなか見えてこなかった「怪しい人たち」の共通点は、意外なところにあった。

しばらくこのシリーズにはまりそう、事件そのものは辛いところが多いのだが。

 

それから、キャリアの藤川警視正が意外といい人だった。
またどこかで会えないかなぁ、こんなキャリアにバシバシ観察されたら、道警も少しは改善されるのでは!?

 

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2024.09.11

今頃つくつくぼうし

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昨夜入浴中に、始めてつくつくぼうしの声を聴いた。

いつもの年なら、高校野球が終わる頃には空には鰯雲が浮かび、つくつくぼうしが夏の終わりを歌っていたのに、今年は一向にその気配がなかった。

九月に入ってもはや旬日。それでも残暑はきびしい。

 

画像は9年前の9月12日朝、青森ベイブリッジと八甲田丸。

 

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2024.09.10

大橋悦夫【「手帳ブログ」のススメ: 日々の記録から成功を引き出すブログ術】

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大橋悦夫/著
出版社名 翔泳社
出版年月 2006年4月
ISBNコード 978-4-7981-1102-5
(4-7981-1102-3)
税込価格 1,518円

手帳のように使って日々の仕事に役立てる!ブログを活用した新「仕事術」を伝授!!
日々の行動を振り返り、明日の仕事に役立つブログのコツ。

 

「読書メーター」で「いいね」が付いて浮上してきたもので、再読する。

以前書いたのは本が届いた日のことで、読後感ではなかった。

ブログを続けてきて20年。

漫然と書くのではなく、何かテーマを設けたいとはずっと思っていた。
いや、当初は徹也の読んだ本を中心に書くつもりだった。

それがいつの間にか、目的とて特にない、「ただただ続けているだけ」のものになっていて、時に反省することもある。

本書にも幾つかヒントがあるので、取り入れられそうなものから試していこうと思う。

 

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【「手帳ブログ」のススメ】(11.02.12)

 

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2024.09.09

ドラマ「坂の上の雲」

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昨夜遅くTwitterのトレンドに「坂の上の雲」があったので、訝りながら見てみると……。

以前NHKで放映していたドラマの再放送があったのだった。

NHKプラスで、かろうじて視聴出来た。

第1回は「少年の国(前編)」で、真之誕生からはじまる。

子だくさんで、赤ん坊を寺にやるという父親に、兄の好古は猛反対する。
いわば兄に救われた真之は、やんちゃな子どもに育っていく。

子規や妹の律も出てくる。

富国強兵を目指している当時の写真なども見せながら、今後の展開を予測させる。

 

加藤剛さんや渡哲也さんも出演しておられて、今後が楽しみだ。

 

画像は松山城。Wikipediaからお借りしました。

 

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2024.09.08

波田圭介【滅私】

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新潮文庫 は-65-2
羽田圭介/著 
出版社名 新潮社
出版年月 2024年8月
ISBNコード 978-4-10-120162-7
(4-10-120162-5)
税込価格 572円
頁数・縦 166P 16cm

あなたにはどうしても捨て去りたい過去がありますか?羽田圭介が現代を生きる人々へ放つ、不穏さに満ちた問題作。

 

朝日新聞読書欄のお勧め文庫本の一つ。

思っていたのとは、全然違う話だった。

冴津は極端に何も持たない「ミニマリスト」。外で貰ったものは、帰宅し次第捨てている。
そしてミニマルな暮らしを啓発することを仕事にしていて、その仲間たちとの交流もある。

その交流が主なのかと思いきや、彼の10代の頃のヤンチャを知っている人物が近づいてくる。
過去の悪行が復讐されるのか?

しかし冴津がしだいに自分自身の暮らしに一種の飽きたらなさを感じていくのが、面白かった。矛盾していることに、彼も気づいているのだが……。

何でもゴミ箱に入れてしまう癖が、恋人に振られるきっかけになったのか?それははっきりは、判らない。
彼自身、そんな自分を持て余してもいるのだ。

最後は、かなり衝撃的だった。

著者の本は数冊読んだが、いずれも嫌いではなかった。

 

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2024.09.07

ピアニスト「徳永義昭」さん

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4日のKBS京都「本日米團治日和」のゲストは、ピアニストの徳永義昭さんだった。
徳永さんは本業が海苔漁師で、あるとき一念発起してピアノで「ラ・カンパネラ」を弾こうと決心して独学で勉強し、フジコ・へミングさんに絶賛されるまでになった方だ。

と、ここまでは知っていたが、番組ではさらに突っ込んだ話が聞けた。

奥さまがピアノの先生という環境ではあったが、ご本人はピアノにまったく関心がなかったこと。
趣味はパチンコで、あるとき大損をして軍資金が尽きてしまい、寄る辺ない毎日を送っている最中に、フジ子さんの「ラ・カンパネラ」に出会ったこと。
そこからは必死で練習し、なんと3ヶ月でとりあえず弾くところまでは行けたこと。奥さまの指導は、一切無し。全くの独学である。

その後フジ子さんに出会った話は知っていたが、コンサートの前座を勤めていらっしゃったことは知らなかった。

佐賀県の自宅から京都のスタジオへ来られた徳永さん。
佐賀弁丸出しの話しぶりが、非常に親しみやすかった。

来週も、引きつづき話が聞ける。

 

画像は12年前の9月7日。宮崎市大淀川のほとりにて。

 

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2024.09.06

岡田斗司夫【いつまでもデブと思うなよ】

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新潮新書 227
岡田斗司夫/著 
出版社名 新潮社
出版年月 2007年8月
ISBNコード 978-4-10-610227-1
(4-10-610227-7)
税込価格 770円

過去のすべてのダイエット本を無力化する、究極の技術と思想が詰まった驚異の一冊!

 

再読

最初に読んだときはさほど思わなかったことに引っかかったりしている。

いわゆる「デブ」であるために、社会的評価が落ちることとか。
「人は見た目が大切」だと、しつこいくらい強調されているような。

また、自身かなり早熟であったこととか、色々な発見もあった。

実力がありながら、「デブ」ゆえそれを存分に発揮出来ないことに悔しさを感じていらっしゃったようだ。
なのに何故、このあとリバウンドなさったのか、不思議である。

今は、この「書くダイエット」そのものも否定していらっしゃると聞く。

 

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【いつまでもデブと思うなよ】(07.10.18)

 

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2024.09.05

ドラマ「団地のふたり」

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ドラマ「団地のふたり」の第1回目を観た。

ドラマに先んじて原作も読み進めているが、いいドラマになっている。

小泉今日子演じるノエチと小林聡美演じる奈津子の幼なじみふたりもいい役どころだし、原作の表紙よりも好ましい。

共演陣も芸達者を揃えており、キョンキョン演じるノエチの両親役の橋爪功と丘みつ子もいい感じの夫婦を演じている。
お隣さん役の由紀さおりが、意外だった。

原作では断捨離が必要な奈津子の部屋は意外と片づいている。

二話以降が楽しみだ。

 

画像は、60年代くらいまでの低層の団地。Wikipediaからお借りしました。

 

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2024.09.04

堂場瞬一【奪還の日 - 刑事の挑戦・一之瀬拓真】

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堂場瞬一/著 
中公文庫 と25-40 刑事の挑戦・一之瀬拓真
出版社名 中央公論新社
出版年月 2017年4月
ISBNコード 978-4-12-206393-8
(4-12-206393-0)
税込価格 946円

捜査一課への異動から一年。一之瀬は、新たに強行班へ加わった後輩の春山と共に福島へ出張していた。

 

一ノ瀬が捜査一課へ上がって、一年が過ぎた。その間、登場人物たちに、色々動きがある。

まず、一ノ瀬と深雪は入籍した。だが、深雪はドイツへ研修に行ってしまった。
前回の事件でコンビを組んだ春山が、捜査一課に上がってきた。一ノ瀬に後輩が出来たのだ。

福島で結婚してすっかり腰を落ち着けた城田は、今回は直接捜査に関わってくる。

若杉は相変わらずだが、あのやけに一ノ瀬をライバル視する姿勢は、少しマシにはなったようだ。

そんな中、東京で事件を起こした被疑者が福島で捕まり、一ノ瀬と春山は福島へ赴く。

被疑者を新幹線でを護送する車をフォローして後ろに付いていた二人だが、突然ピストルを持った二人組に襲われ、被疑者が奪われてしまう。
その際、一ノ瀬も撃たれるが、間一髪逃れる。

捜査一課と福島県警との合同捜査になるが、相変わらずというか、上部では縄張り争いが起きている。

 

結局タイトル通り「奪還の日」までの事件だったが。

 

今回、噂としてだが鳴沢了が出てきて、ビックリした。「伝説の人」という位置付けらしい。

 

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2024.09.03

ドラマ「ブラックペアン 2」

20150902132800

いつの間にやら6回目が終わっていた。

これ、いつも同じパターンのような気がする。

心臓に疾患を抱えた患者がいる。
天城は相手に賭けを挑み、勝てば手術をする。

そして、病院や天城にピンチが来る。
それには、佐伯院長のライバル維新病院の菅井が絡んでいる。おまけに同僚の高階は、いつもエサに釣られて菅井のスパイになっている。

主人公の天城医師だが、さほど魅力を感じない。
前作の渡海医師の方が人気があるようだ。

 

画像は10年前の9月2日。鎌倉パスタにて。

 

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2024.09.02

【ほぼ日手帳公式ガイドブック2025】

2025

ほぼ日/編著 
出版社名 マガジンハウス
出版年月 2024年8月
ISBNコード 978-4-8387-3280-7
(4-8387-3280-5)
税込価格 1,980円

100人100通りの
ほぼ日手帳を一挙公開!


このところ買っていないのに、何故か気になる「ほぼ日手帳」。
昨日が発売日ということで、ロフトは満員、ネットストアではいつまで経っても買えない状態だったらしい。

ほぼ日手帳は好きなのだが、方眼のメモリが小さいのがネック。それだけの理由で、買わなくなった。

それでも、他人様の手帳の使い方をのぞき見するのは楽しい。

ことしのガイドブックのテーマは
「みんなのほぼ日手帳」。

とのことで、100人100通りの使い方の紹介。
これはいつものことではなかったかな?

オヤッと思ったのは、朝日新聞将棋担当記者のお名前を拝見したから。
他にも著名人の手帳があったが、この方も使っていらっしゃるんだというのが新鮮だった。

そうそう、たしか「よつば」の父ちゃんも使っていたっけ。

 

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2024.09.01

【やってみた!いのちを守る64の防災活動】

64

大阪府北部地震を体験した児童たちが、その後「自分たちで、みんなといっしょに」防災活動に取り組んだ体験を書いたもの。

現在音訳の校正中なので、全部読めたら書く予定。今日が9月1日なので、紹介してみた。

完璧なMMD(マルチメディアデイジー)を早く作ろう。

 

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8月の読書メーター

8月の読書メーター
読んだ本の数:16
読んだページ数:5440
ナイス数:1838

新版 お金の減らし方 (SB新書 657)新版 お金の減らし方 (SB新書 657)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/08/post-4616b7.html
ちょっと変わった経済論というか、お金に対する考え方の本です。
自宅の庭にレールを敷いて鉄道を走らせるなど、うらやましい限りです。
読了日:08月30日 著者:森 博嗣


「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/08/post-ec3ce7.html
何年か前、このノート術が話題になった際、その方法を真似て始めたのですが、面倒になって止めてしまいました。
いい方法だとは思うのに、なぜ続かなかったのでしょうか?
それは色々な約束事が多かったからだと思います。
そして、それは今回も同じでした。やはり、自分流でいきましょう。
読了日:08月28日 著者:Marie


特捜本部 - 刑事の挑戦・一之瀬拓真 (中公文庫 と 25-37 刑事の挑戦・一之瀬拓真)特捜本部 - 刑事の挑戦・一之瀬拓真 (中公文庫 と 25-37 刑事の挑戦・一之瀬拓真)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/08/post-f545ff.html
今回は一ノ瀬の母校がらみの事件で、かなり消耗します。それでも、福島へ行った同期の城山や、コンビを組んだ所轄署の春山の存在に慰められます。
読了日:08月26日 著者:堂場 瞬一


QED〈龍馬暗殺〉 (講談社文庫 た 88-12)QED〈龍馬暗殺〉 (講談社文庫 た 88-12)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/08/post-9c86bd.html
今回は奈々の妹の存在が鬱陶しかったです。
読了日:08月24日 著者:高田 崇史


情報は1冊のノートにまとめなさい[完全版]情報は1冊のノートにまとめなさい[完全版]感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/08/post-3e5ae4.html
前回読んだものと違う本かというくらいに変わっていました。
前回より、ノートに貼り付けてあるものが多すぎてパンパンに膨らみ、何だか「ほぼ日手帳」の亜流のようです。
読了日:08月22日 著者:奥野 宣之


QED 六歌仙の暗号 (講談社文庫 た 88-2)QED 六歌仙の暗号 (講談社文庫 た 88-2)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/08/post-53a49e.html
再読だからでしょうか、七福神と六歌仙に関する崇の蘊蓄は、今回はすっと入って来ました。

読了日:08月20日 著者:高田 崇史


人生が確実に幸せになる文房具100人生が確実に幸せになる文房具100感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/08/post-c2cd04.html
安いボールペンから、ScanSnapまで。幾つかは使っています。
読了日:08月18日 著者:高畑正幸


誘爆 - 刑事の挑戦・一之瀬拓真 (中公文庫 と 25-35 刑事の挑戦・一之瀬拓真)誘爆 - 刑事の挑戦・一之瀬拓真 (中公文庫 と 25-35 刑事の挑戦・一之瀬拓真)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/08/post-183dbd.html
シリーズ三作目。前回二作は即追いかけるように書いていたのですが、9年も経って内容はすっかり忘れています。
この一ノ瀬という刑事は、これまでの堂場作品の刑事とは違って、かなり安定志向です。
失踪課の高城登場。一ノ瀬から見るとさえない「おっさん」と映るようです。他作品の登場人物同士の関係を一覧にしてみるのも面白そうです。
読了日:08月17日 著者:堂場 瞬一


昔はおれと同い年だった田中さんとの友情 (双葉文庫 や 22-05)昔はおれと同い年だった田中さんとの友情 (双葉文庫 や 22-05)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/08/post-972b28.html
拓人と同じ小6の時、田中さんは空襲で母と妹を失っていました。父と兄はすでに戦死していて、田中さんは12歳にして天涯孤独の身の上になったのでした。
年寄りにも自分と同じ年だった頃があり、その壮絶な一生に気持ちが揺さぶられる様子が活写されています。
読了日:08月15日 著者:椰月 美智子


QED ベイカー街の問題 (講談社文庫 た 88-3)QED ベイカー街の問題 (講談社文庫 た 88-3)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/08/post-1a4c2d.html
事件の中心となるグループのメンバーがそれぞれ自分勝手だし、ダイイングメッセージもわざとらしくて、あまり引き込まれませんでした。
読了日:08月14日 著者:高田 崇史


罪人よやすらかに眠れ (角川文庫)罪人よやすらかに眠れ (角川文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/08/post-94216c.html
いずれも、長良の見事な推理が冴えているようでいて無理があり、読後感はスッキリとは言えませんでした。
読了日:08月12日 著者:石持 浅海


野心 ボーダーズ 3 (集英社文庫)野心 ボーダーズ 3 (集英社文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/08/post-bd4844.html
今回は「鉄のカーテン」を突き破りたい朝比奈由宇が主人公。キャップのスイーツは早々に登場します。
大友鉄の取り調べの場面を垣間見たり、がんさんと電話で話をしたり、著者のサービスもなかなかのものです。
読了日:08月10日 著者:堂場 瞬一


十津川警部とたどるローカル線の旅 (角川oneテーマ21)十津川警部とたどるローカル線の旅 (角川oneテーマ21)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/08/post-de0f66.html
各名所や温泉を訪れた十津川や亀井。そこでの彼らを、引用文で挟みながらの紹介。たくさんあるので、一つずつ訪ねて(読んで)いく作業は、かなり大変そうです(本代も含めて)!
読了日:08月08日 著者:西村 京太郎


老いの味わい (中公新書 2289)老いの味わい (中公新書 2289)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/08/post-f67cc2.html
シリーズ三冊目です。老いることより、それを自覚することで老いていくのではという気もします。
読了日:08月06日 著者:黒井 千次


(新装版)笑う警官 (ハルキ文庫 さ 9-11)(新装版)笑う警官 (ハルキ文庫 さ 9-11)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/08/post-8e5e9d.html
個性ある警官たちの活躍がみどころです。
本書は「新版」ということで、道警シリーズ最初の一冊がよみがえりました。次々と刊行されていくようなので、順番に読んでいきましょう。
読了日:08月04日 著者:佐々木 譲


北の怪談 (竹書房怪談文庫 HO 675)北の怪談 (竹書房怪談文庫 HO 675)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/08/post-625855.html
41話の中の一篇に当地が舞台のものがあり、これはかなり興味深いものでした。
読了日:08月02日 著者:田辺 青蛙,匠平,木根 緋郷

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