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2024.09.20

伊坂幸太郎【モダンタイムス(下)】

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講談社文庫 い111-9
伊坂幸太郎/〔著〕
出版社名 講談社
出版年月 2023年2月
ISBNコード 978-4-06-530239-2
(4-06-530239-0)
税込価格 968円

大きなシステムに覆われた社会で渡辺は自身の生き方を選び取れるのか。

 

渡辺は休暇を取って盛岡の郊外へ安藤潤也を訪ねて行くが、彼はすでに死亡していた。
その妻や敷地を管理している女性とのひとときは楽しいものであったが、占いに指示されて東京へ戻ることにする。

失踪していた渡辺の先輩が、突然姿を現す。しかし彼も検索ワードを打ち込んでいたせいで、失明していた。

下巻では渡辺の妻が活躍するが、その人間性には共感出来ない。

本書を通して、著者が本当に伝えたかったのは何なのか?
【魔王】の時は素直に「怖いな」と思えたのだが、今回は上下巻と長い故か、話がこんがらがって理解しにくかった。
著者独特の冗長な部分にいつもは惹かれるのだが、今回はただただ長いだけという気もした。

それでも、本当におそろしいことが起きる可能性があることは伝わってくる。

間に合ううちに、何か出来ることはないのだろうか?

 

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【モダンタイムス(上)】(24.09.24)

 

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