森博嗣「S&Mシリーズ」
読書メーターで度々挙がってきたのを契機に、「S&Mシリーズ」を読み返している。
20年経っても、読後感があまり変わらないというのが不思議な気もするが。
最近のレビューを読んでいて、ヒロインの萌絵に対する嫌悪感を示す人が多いのに、妙に納得する。
特に【封印再度】でのあの嘘への拒否感は、ほぼすべての人に共通するのではないか?
犀川先生
こんな子と結婚したら、多分一生振り回されそう。
それとは別に、前回はあまり感じなかったことだが、「パソ通」でのメールのやりとりや「ニフティサーブ」が懐かしかった。
電話回線だというのも、時代を表している。
そう、「ピーコ ピピピピー」と繋がって、「オーパイ」(オートパイロット)でデータを受け取ると、慌てて回線を切断してオフ状態で読んでいた。
繋がったときに「新しいメールが届いています」というアナウンスのあるのが嬉しかったなぁ。
「ニフティサーブ」は、最後までパソ通を残していてくれたっけ。
画像は8年前の9月28日。堺の施設の屋上から。御陵が見える。
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