横山秀夫【影踏み】
祥伝社文庫 よ5-1
横山秀夫/著
出版社名 祥伝社
出版年月 2007年2月
ISBNコード 978-4-396-33329-4
(4-396-33329-3)
税込価格 723円
消せない過去を背負いながら、愛する女のために義を貫き、裏社会に葬られた謎に挑む、痺れるほどに哀切な「泥棒物語」。
再読
表紙絵が、なんとも切ない。紹介文にあるように、「痺れるほどに哀切な泥棒物語」である。
前回は紙本で読んだのだったが、「読書メーター」で挙がってきていても、中身を全然思い出せなかった。
読み返してみて、自分が以前書いた意味は解ったが、今回は何となくもっと辛かった。
なぜそこまで、真壁は過去に囚われているのだろう?
自分をとことん虐めて、今の状態でいるように思える。
悪徳警官ややくざとの絡みなど、本来なら無縁であったろうに……。
最後はほのかに希望が持てるが、はたしてうまく生まれ変われるか?
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