長野まゆみ【レモンタルト】
講談社文庫 な76-3
長野まゆみ/〔著〕
出版社名 講談社
出版年月 2012年10月
ISBNコード 978-4-06-277373-7
(4-06-277373-2)
税込価格 682円
「もう、ずっと前から義兄(あに)のことが好きだった」。もどかしい恋の行方と日常にひそむ不思議を、軽やかに紡ぐ連作集。
たった一人の身寄りだった姉を亡くした「私」は、姉の夫だった人と隣り合わせで住んでいる。
「長野まゆみ」ワールド全開というところだろうか。いや、著者については殆ど知らない。
【鳩の栖】を読んで、もっと読んでみたいと思って何冊か購入した。
駅を出たら雨で、つい差し出された傘を受け取ってしまって奇禍に遭う【傘をどうぞ】から始まり、何とも不思議な話が展開されていく。
BL感満載とも言える。
その「私」は何故か、理不尽な目に逢い続ける。まるで世間全体が彼をいたぶっているかのようである。
ところが、そんな現場に必ずと言っていいくらい、義兄が助けに現れる。
義兄の母親はじめ、周囲の大人たち(?)がやけに物わかりのいいことに違和感を覚えた。この世代の人って、もっと偏見があるのでは?
何となく食傷気味になって、(せっかく買った)他の本はしばらくお預けにする。
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