太田忠司【ミステリなふたり】
幻冬舎文庫
太田忠司/〔著〕
出版社名 幻冬舎
出版年月 2005年3月
ISBNコード 978-4-344-40616-2
(4-344-40616-8)
税込価格 755円
妻は29歳、美貌の剛腕刑事。料理の得意な夫は21歳、ハンサムかつ名推理で妻を支える気鋭のイラストレーター。京堂夫妻が難事件を一挙解決!
ちょっと変わった安楽椅子探偵もので、ひきつづき太田忠司をば。
京堂景子は、愛知県警捜査一課の警部補。
その景子は、職場では「鉄女」だとか「氷の女」と呼ばれている。
部下に対する容赦ない叱責は、だれをも恐れさせている。
そして七歳年下の夫新太郎は、デビューして間もないイラストレーター。
この夫が、景子の話を聞いて推理する、という趣向。
表題作【ミステリなふたり】というタイトルが、最初と最後に出てくる。
最後の方では、二人のなれそめが語られる。
ちょっとミスリードを匂わせるところもあるが、冒頭の方で、ちゃんと弟の存在は明かしている。
忘れていなければ、引っかかりはしないだろう。
普通の短編集よりは一つずつが短くて、サラッと読める。
あと二冊あるらしい。
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