原田ひ香【その復讐、お預かりします】
双葉文庫 は-33-04
原田ひ香/著
出版社名 双葉社
出版年月 2024年12月
ISBNコード 978-4-575-52816-9
(4-575-52816-1)
税込価格 814円
どうしようもない人生の不条理に直面する人々の悲喜交々を描いた、ユーモアと優しさ溢れる復讐劇が新装版となって登場!
表紙絵に、やはりなんとも言えない違和感あり。
愛する男に裏切られ、あげく職場を去らざるを得なかった美菜代は「凄腕の復讐屋」を尋ねるが、彼はセレブしか受け付けないというすげない返事。
それであきらめない美菜代は、押しかけ秘書となって所長の腕を盗もうとする。
この美菜代、ルックスは今ひとつだが、声美人である。また、秘書時代に培ったノウハウで、依頼人に対しても適切な応対をする。
惜しむらくは(?)、依頼人に感情移入してしまうことか。
色々な依頼人が来る。その度に所長である成海は、「復讐 するは我にあり」と嘯き、殆ど何もしない。この言葉は聖書にあって、「神様が復讐 するのだから何をしなくていい」という意味なのだとか。
首をかしげる美菜代だが、実際成海は何もしていないようでいて、チャンと解決している。
成海と小中高と同じだったという女性が現れてから、美菜代は彼のことを知る。
著者らしい、皮肉の効いた痛快な短編集だった。
中で、遺産関連の話が一番面白かったかな。
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