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2025.01.14

【デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士】

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文春文庫 ま34-1
丸山正樹/著
出版社名 文藝春秋
出版年月 2015年8月
ISBNコード 978-4-16-790420-3
(4-16-790420-9)
税込価格 814円

今度は私があなたたちの“言葉”をおぼえる

荒井尚人は生活のため手話通訳士に。あるろう者の法廷通訳を引き受け、過去の事件に対峙することに。感動の社会派ミステリー。

 

「法廷の手話通訳」というお仕事小説かと思ったのだが、途中で殺人事件に。

荒井は元警察の事務官で、辞めてからはアルバイトで生計をたてている。
恋人のみゆきは元同僚で、DVを受けて離婚している。

ハローワークで「何か技術を」といわれ、「手話」の資格を取った。
そこから、法廷手話通訳もするようになる。

更にNPOに乞われて、専属の手話通訳士になる。

荒井が手話を覚えたのは、その家族に理由がある。
自分以外の家族は、全員ろう者だったのだ。

「日本手話」という言葉も、当事者が自分たちを「ろう者」と呼んでいることも、初めて知った。

表紙の女の子は、みゆきの子どもだろうか?
三人が幸せに暮らせますように!

 

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