【デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士】
文春文庫 ま34-1
丸山正樹/著
出版社名 文藝春秋
出版年月 2015年8月
ISBNコード 978-4-16-790420-3
(4-16-790420-9)
税込価格 814円
今度は私があなたたちの“言葉”をおぼえる
荒井尚人は生活のため手話通訳士に。あるろう者の法廷通訳を引き受け、過去の事件に対峙することに。感動の社会派ミステリー。
「法廷の手話通訳」というお仕事小説かと思ったのだが、途中で殺人事件に。
荒井は元警察の事務官で、辞めてからはアルバイトで生計をたてている。
恋人のみゆきは元同僚で、DVを受けて離婚している。
ハローワークで「何か技術を」といわれ、「手話」の資格を取った。
そこから、法廷手話通訳もするようになる。
更にNPOに乞われて、専属の手話通訳士になる。
荒井が手話を覚えたのは、その家族に理由がある。
自分以外の家族は、全員ろう者だったのだ。
「日本手話」という言葉も、当事者が自分たちを「ろう者」と呼んでいることも、初めて知った。
表紙の女の子は、みゆきの子どもだろうか?
三人が幸せに暮らせますように!
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 森博嗣【作家の収支】(2025.02.17)
- 佐々木譲【遥かな夏に】(2025.02.13)
- コマkoma【軍人婿さんと大根嫁さん 2巻】(2025.02.12)
- 江上先輩と火村准教授(2025.02.11)
- 金原ひとみ【ナチュラルボーンチキン】(2025.02.10)
コメント