「君」という言葉
FM802の朝の番組の中に、「「We are the ”WORD”」というコーナーがある。
「日ごろ使っている日本語にスポットをあててその成り立ちを考える時間」である。日曜日だけかな?
今日は「君」という言葉だった。
国会で議員を「君」と呼ぶのはなぜか?という疑問に応えている。
最初に使ったのは、吉田松陰だとか。
彼が主宰している松下村塾は、通ってくる青年たちの身分は色々だ。
「様」と「殿」も、ちゃんと差別化されている。
松蔭は彼らを平等に扱うために「○○君」と呼んだのだとか。
そして第1回帝国議会が開催されたとき、松下村塾出身の初代総理伊藤博文が使い始めたのだとか。
それで思い出した。
土井たか子さんが衆議院の議長を務めていたときは、「○○さん」と呼んでいらしたような。
当時「君」を使うのは男の子だと思われていた。
だから女性初の議長になった土井さんは、女性らしく「君」を使わないのだなと思ったものだ。
だが上のような経緯があるのなら、誰が使おうと「君」でいいのではなかったのでは?
ということをチラッと考えた、日曜日の朝。
画像は「松下村塾」。
萩の街を案内して下さるボランティアさんは、「吉田先生」と呼んでおられた。
って、訪ねたのは何年前になるかなぁ。
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