篠田真由美【センティメンタル・ブルー】
講談社文庫 し54-13
篠田真由美/〔著〕
出版社名 講談社
出版年月 2007年8月
ISBNコード 978-4-06-275816-1
(4-06-275816-4)
税込価格 943円
蒼が12歳から20歳までに出合った4つの事件の物語。蒼のひたむきさが胸に迫る、傑作番外編。
建築探偵シリーズの番外編で、シリーズが終わってからの本かと思ったが違っていた。
本編第八作【月蝕の窓】の少し前の出版だとか。
蒼が12歳から18歳の頃に体験した物語で、京介や深春もほんの脇役だ。
冒頭作【ブルーハート、ブルースカイ】は不思議な洋館とそこに住んでいた女生徒の交流。
まだ幼い蒼の初恋かもしれない。
二作目【ベルゼブブ】は、1968年12月におきた「三億円事件」が話題になっている。
翌年1月の「東大安田講堂事件」で最後まで籠もっていた人物が犯人で、活動資金を蒼が通学する高校のどこかに埋めているのだとかといったかなり荒唐無稽な話。
あとも、あまり面白くなかった。
やはり、蒼に探偵役は無理なのでは……?
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