鮎川哲也【リラ荘殺人事件】
改版
角川文庫 あ67-1
鮎川哲也/〔著〕
出版社名 KADOKAWA
出版年月 2015年6月
ISBNコード 978-4-04-103161-2
(4-04-103161-3)
税込価格 748円
リラ荘を七人の芸大生が訪れた翌日から、殺人鬼の活動は始まった。
さる富豪の持ち物であった「ライラック荘」は、東京の芸術大学の寮になり、名前も「リラ荘」と呼ばれるようになった。
荒川源流の近くのここは、東京からは3時間もかかるという山奥である。
ある年の夏休み、ここへ7人の芸大生がやってくる。
それぞれ鬱屈を抱えた彼らの前に、連続殺人事件が持ち上がる。
一種の孤島もののような展開だが、第三者である村人がいないわけではない。最初の犠牲者は炭焼きだった。
何げないセリフにも伏線が張ってあって、読むものを飽かせない。
さすが、古典である。
途中、管理人の妻お花さんの気づいたことが、重要なヒントになってくる。
何であったかは明かされないが、その辺が少しじれったくなってくる。
結局途中では色々思い出せても、今回も最後まで犯人は判らなかった。
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