西村京太郎【十津川警部「吉備 古代の呪い」】
中公文庫 に7-42
西村京太郎/著
出版社名 中央公論新社
出版年月 2011年12月
ISBNコード 978-4-12-205572-8
(4-12-205572-5)
税込価格 586円
古代ロマンが生んだ殺人事件の真相に十津川が挑む!
この「桃太郎伝説」については高田崇史の【鬼の城伝説】で知って、衝撃を受けたことがある。
本書では犠牲者が地方誌に載せていた作中作の【吉備 古代の呪い】が、想定以上に面白かった。これだけでも一冊にしていいような気がした。
中身は上記高田崇史の小説と似ているが、そこに郷土愛も感じられて楽しかった。
それに対して現実(?)の事件への対応が今ひとつだったのは残念だった。
さんざん焦らして、最後のオチ、「それはないでしょう」!
著者は、今回の作中作のようなものをもっと書いて下さっていてもよかったのではないか。
関連記事
高田崇史【鬼の城伝説】(08.09.28)
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 堂場瞬一【交錯】(2025.06.19)
- 二宮和也【独断と偏見】(2025.06.20)
- 原田ひ香【月収】(2025.06.17)
- 【デジタルカメラマガジン 6月号】(2025.06.13)
コメント