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2025.06.30

有栖川有栖【こうして誰もいなくなった】

Photo_20250629143901 著者:有栖川有栖
価格:858円
カテゴリ:一般
発売日:2021/11/20
出版社: KADOKAWA
レーベル: 角川文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-111521-3

孤島に招かれた10人の男女、死刑宣告から始まる連続殺人――

 

前回(22年2月)は表題作と冒頭作(これは結構好きだったし、今も粗筋を覚えている)にあと一つ読んだだけだった。
この一作が面白くなかったので、他は読まなかったのかもしれない。

そこで今回は、残りを順に読んでいった。

前書きでもある「口上」にあるように、朗読会での発表を基にしたものもあって、比較的短いものが多かった。

残念ながらちょっと中途半端なものが多かったかな。

前回も読んだ表題作は、やはり面白かった。結局今回も、犯人は判らなかったが。

しかしこの手の、クローズドサークルで人が順番に死んでいくという話は、以外とあるのだな。

 

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【こうして誰もいなくなった】(22.02.26)

 

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2025.06.29

ドラマ「波うららかに めおと日和」

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きっかけは「軍人婿さんと大根嫁さん」だった。

よく似た漫画を見つけたがunlimitedではないし、絵もそんなに好みじゃないなぁ……、と躊躇しているうちに、ドラマ化の予定を知った。

「1巻目」の表紙が実写版でないことに怒っているファンもいたが、まずはドラマを観てみる。

こりゃー、漫画よりもインパクトある(苦笑)。そう、主人公の相手役がイケメンすぎたのだ。

この間、その影響で本田響也の【スパイス】を観たりしているが。

 

舞台は昭和11年~12年。
母と同じ世代だ。

父親が持ってくる縁談をそのまま受け入れる女性と、海軍中尉の婿候補。
婿は結婚式でさえ、訓練が理由で欠席。

二人が初めて遭ったのは、式からかなり経ってからだった。

この江端瀧昌と【軍人婿さん】の誉は、生い立ちが何故か似ている。

誤った戦死公報で弟に家督を譲られてしまい、天涯孤独になった 誉。
軍人だった父に死なれ、やがて母にも死なれて、親戚の家で暮らしていた瀧昌。

こういう二人が、それぞれ花や夏美という伴侶を得て、次第に幸せをつかんでいく。

しかし、時代はしだいに個人の生活をも蝕んでいく。

 

画像は原作の1巻目と2巻目。2巻目は事実上の新婚旅行。

 

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【軍人婿さんと大根嫁さん】(25.02.08)

【スパイス】(25.06.03)

 

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2025.06.28

麻宮ゆり子【花電車の街で】

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双葉文庫 ま-26-01
麻宮ゆり子/著 
出版社名 双葉社
出版年月 2021年9月
ISBNコード 978-4-575-52496-3
(4-575-52496-4)
税込価格 770円

街の移ろいや大人たちとの交流を通して描く、瑞々しい成長物語。

 

このところ、名古屋づいてるかな?

花電車というのは、見たことがある。市電だから、大阪へ来たからではなく、京都にいた頃だろう。

名古屋の大須というところで、母と二人で暮らす中学生の碧。
彼女は心ない人の「ててなしご」という言葉にもめげず、アルバイトをしながら時折映画館に通う映画好き。
将来は映画監督になりたいと思っている。

その彼女たちが暮らす大須という街も、活写されている。

一宮市出身の舟木一夫とは一つ違いだから、学生生活も似たようなものだったかもしれない。

しかし大須は、「ごった煮の街」と書かれているように、色んな人が暮らしていた。
母も昼間の喫茶店だけでなく、夜はバーに勤めている。

自分の学生時代とも重なる部分があるが、随分違う印象を受ける。
自分が住んでいたのはいわゆる住宅街で、買物はとなりの街の市場へ行く必要があった。

こうした「ごった煮の街」は大阪にもあったと思うが、実際には知らない。

大須は栄えていた頃から一旦衰亡し、また生き返るという変遷を経ている。

 

最終部分、望みが叶った碧が大須を訪れ、昔馴染みと出会って映画の構想を話すところもちょっと感傷的になる。
しかし若い人は確実に育っていて、碧は彼らをモデルにドキュメンタリーを撮ることにしている。

という終わり方もよかった。

 

 

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2025.06.27

映画【絶唱】

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AmazonのPrimeビデオで見つけた。

舟木一夫の映画を見たことはない。しかしこの主題歌は随分聴いた。いつぞやの紅白では、思い入れが強すぎたのかちょっと不具合があって(それが何だったかは忘れた)、彼が最後に「ゴメンナサイ」と言ったような?

特にファンではなかったが、アルバイト先の中学生が大ファンで、よく話を聞かされた。
とは言っても、元祖御三家の中では一番好きかな?

ここ何年か、たまに新聞紙上でコンサートの案内を見たような気もするが……。

映画の相手役は、和泉雅子。他にもコンビで撮っていた。
和泉のライバル役が梶芽衣子なのには、ビックリした。ここでは令嬢役で、任侠ものはまだ演っていなかったのかな?

今年80歳。
お元気で今もお忙しいようだ。

これが縁で何曲か聴いてみたが、やはり当時の歌手だからうまいなぁ。

 

ご出身は愛知県で、ちょうど今読んでいる本は名古屋を舞台にしている。
主人公の年齢も同じくらいで、一つ関わると色々偶然が重なってくる。

とまれ、自分の青春時代とも重なる部分もあり、しばし郷愁にふけるのだった。

 

画像は「絶唱」のジャケット。

 

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2025.06.26

武田惇志・伊藤亜衣【ある行旅死亡人の物語】

91zmba3mpml_sy522_ 武田惇志/著 伊藤亜衣/著 
出版社名 毎日新聞出版
出版年月 2022年11月
ISBNコード 978-4-620-32758-7
(4-620-32758-1)
税込価格 1,760円

 

「行旅死亡人」が本当の名前と半生を取り戻すまでを描いた圧倒的ノンフィクション

 

舞台が関西というのもあって、読んでみる。

いやー、ノンフィクションではあるのだが、まるでミステリーのようだった。

 

展開が読めないので、記事に出来るかどうか解らない。
それでも記者二人は、自腹で広島まで出かけて真相を探る。
亡くなった女性の数少ない遺留品にあった「珍しい姓の印鑑」が、唯一の頼りだ。
広島で彼らは、偶然の幸運もあって、死者の親戚だった人に行き着く。

 

そして戦争中の故人の暮らしも少しずつ判って来る。

ただ単に孤独死であったなら、ここまで彼らの興味を惹いたかどうか?
3400万円という、現金で残された遺留品が、結局真相にたどり着けたキーだったのかもしれない。

しかしその謎は、結局解明されないままだったが……。

 

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2025.06.25

夏休み中の小中学生に昼食を無料提供

20210624-111220

夏休み中の小中学生に昼食を無料提供 大阪・枚方、約15万食見込む

学期中は給食があるからいいが、学休期にはお昼を食べていない子も多いという。

そういう子どもたちに昼食を提供しようと、児童養護施設やこども食堂を支援してきたクジラ育英会が企画したのを市が応援。
協力してくれる飲食店を募って、この夏休みから始めるらしい。

費用はクジラ育英会が650円、飲食店が150円以上の負担で、800円以上のランチを提供出来るという。

全国的に拡がればいいな。

 

画像は4年前の6月24日、都ホテル?

 

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2025.06.24

加藤マユミ【ある幼なじみが結婚するまでの話】

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加藤マユミ/著 
出版社名 KADOKAWA
出版年月 2020年9月
ISBNコード 978-4-04-064951-1
(4-04-064951-6)
税込価格 1,100円
twitterで話題となったとあるカップルの結婚に至るまでの恋愛模様がフルカラーでついに書籍化!!

 

ホッとしたくて、こんなのを読んでみる。unlimitedだったし……。

話の展開は予想通りで、ときどき画面(?)の下に「結婚まであと○○年」といった文字が出てくる。安定のハッピーエンドだ。
しかし途中で色々あるのも想定内で、それすらも楽しい。

その二人というのが、芽衣と和輝。
家族ぐるみの付き合いをしていたのが、芽衣の父親の浮気で両親は離婚。
芽衣は母の実家へと引っ越していく。

成績優秀な和輝は天文学者を目指し、芽衣も同じ大学に入ることを目標とする。

和輝と付き合いたい女性が現れるも、彼はぶれない。

歳月が過ぎ、芽衣は父親に会いに行く。
みすぼらしいなりで現れた父親だったが、芽遭に出会ったことで心機一転。恥じない暮らしをすることを誓う。

そして迎えた結婚式!

という、何ともほのぼのした漫画だった。

 

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2025.06.23

「置き配」が標準、手渡しは追加料金

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こんな ↓ 記事が出ていた。

「置き配」が標準、手渡しは追加料金 国交省が宅配の新ルール検討

Amazonは、すでに「置き配がデフォルト」になっている。
ヤマト君は、希望によっては置いておく場所が指定できる。「お届け情報」のメールが来て、希望日時を連絡できる。

「タワマン地獄」といったことを聞くと、確かに手渡しでの配達は大変だなと思う。

我が家の場合は、門扉を開けて玄関前にあるベンチに置いて貰っている。
前の道路も交通量はほぼ無いし(殆どがご近所の車)、盗難はほぼないとは思う。
Amazonは写真もメールをしてくれる。

ただ、この写真が違う家のもので、つまり、過去に誤配があった。
その時はすぐ電話をして(だったか、電話希望だったか)、対応して貰えた。

郵便局は必ず対面で、印鑑を要求される。留守の時は不在票が入っており、連絡する必要がある。
あまり会いたくないので、めんどーだなー(融通が効かないなぁ)と思っている。

いずれにしても、国が一括して命令するのではなく、いい方法を業者(出来れば利用者と)が決めることではないのかな?

 

画像は8年前の6月23日、石清水八幡宮。

 

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2025.06.22

堂場瞬一【策謀】

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ハルキ文庫 と5-2
堂場瞬一/著 
出版社名 角川春樹事務所
出版年月 2011年1月
ISBNコード 978-4-7584-3520-8
(4-7584-3520-0)
税込価格 776円

書き下ろし長篇警察小説

 

警視庁追跡捜査係シリーズ 二冊目

5年前の殺人犯(国際手配中)が突然帰国。
西川は無事空港で逮捕したものの、その後その犯人船田は黙秘を続けて捜査は困難な状態に陥る。
唯一の物的証拠も、船田は逃げ切る。

一方沖田は、同じ日に殺人現場の近くであったビル放火事件を追っている。
ビルのオーナーとテナントの客15人が死亡したという大事件だった。

いずれも、当時の捜査の杜撰さが次第に明らかになってくる。

人物関係がかなり複雑で、相関関係を頭に描きながら読む必要があった。

一方私生活では、西川の妻は実家の親の介護で帰省中。味気ない食事に、不摂生な生活になっている。
沖田と前回【交錯】で知り合った響子との関係は、少しずつだが進んでいる。

今回のアクセントは、大阪府警の三輪だろうか。
大阪の街の描写と、三輪の軽妙な大阪弁が楽しい。

 

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【交錯】(25.06.19)

 

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2025.06.21

パシーマ

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羽毛蒲団はありがたい。
軽くて温かくて、それでいてサラッとしている。

しかしさすがに真冬には一枚では寒すぎる。かと言って内側に毛布などを着ては(?)、せっかくの羽毛の接触面がなくなる。

そんなとき、「パシーマ」という蒲団カバーを知った。
これはとても温かい。

しかし残念なことに、中の蒲団とを結ぶ糸(??)が4箇所しかない。4隅だけなのだ。従って、頻繁にずれる。
この点が改良されればもっと使いやすいのに。

そこで検索して「パシーマのキルトケット」に行き着いた。「夏は涼しくふゆあったか」というのは同様だ。

 

昨夜は寝苦しかった。ガーゼのケットだけで寝ていたのだが、夜明け頃に少し寒くなって、昨日届いていたパシーマのキルトケットを使用してみた。

サラサラで、寝心地いいこと!

さてこのケット、いつ頃まで大丈夫だろうか?

「夏至」の今日、こんな記事を挙げるなんて、おかしくなってしまったのかも?

 

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2025.06.20

二宮和也【独断と偏見】

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集英社新書 1268
二宮和也/著 
出版社名 集英社
出版年月 2025年6月
ISBNコード 978-4-08-721368-3
(4-08-721368-4)
税込価格 1,100円

40代になった著者二宮が、これまで考えてきたこと、いま考えていることを凝縮した一冊。最新の“ニノ流哲学”がここに!

 

2024年3月から12月まで、某誌の企画で一ヶ月一つのテーマで10個ずつ語るという体裁を取っている。

インタビューなので、応えも話し言葉だ。長年付き合いのある編集者への語りで、時にタメ口になりご本人曰く「エラそうに聞こえたらゴメンナサイ」と。

これまで「ニノ」については、「アイドルなのに演ずるのがうまいな」位の関心しかなく、「嵐」の一員としての興味は全くなかった。
その元事務所の話は度々出てきて、なぜ独立したのかということもよく解る。

かと言って暗い話にはならず、今を活き活きと生きていらっしゃる様子がうかがえて、ある意味ほほえましくもある。

ちょっとファンになったかも。

 

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2025.06.19

堂場瞬一【交錯】

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ハルキ文庫 と5-1
堂場瞬一/著 
出版社名 角川春樹事務所
出版年月 2010年1月
ISBNコード 978-4-7584-3453-9
(4-7584-3453-0)
税込価格 755円

長編警察小説シリーズ、待望の第一弾!

 

「交錯」の本当の意味がわかるのは、後半になってから。

無差別殺人者を刃物で傷つけた男は、姿を消した。彼を追う沖田は、手柄を挙げて特捜班に戻りたがっている。彼は独身である。

一方銀座の宝石店強盗を追う西川は、書類を読み込む能力に長けていて、日がな一日デスクワークをしている。

40代の二人は同期だが気が合わず、喧嘩ばかりしている。だがあるときから一緒に行動するようになり……。

無差別殺人者を傷つけた男はある意味英雄視されている。
沖田はその男に命を救われた(次のターゲットだった)、だがPTSDになっている小学6年生に接触していく。
夫と離婚して一人で子どもを育てているその母親に、沖田は次第に惹かれていく。

一方西川は家庭第一人間で、もと後輩の妻と中学1年生の息子との3人暮らしだ。

 

この男の子二人がサッカー好きであったことが契機で、事件は一気に解決に向かうのだが。関係者の人間模様が面白かった。

警視庁追跡捜査係シリーズ第一弾ということで、これからも、いいコンビになりそう??

 

文庫版は2010年出版で、登場人物たちはやたらタバコを吸う。

 

それにしてもこの表紙カバー、二人とも随分額が後退していないか?

 

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2025.06.18

プリンター設定に手こずる:つづき

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「無線がダメなら有線で」なのだが、購入時にケーブルを買ってなかった。
で、この線もアウト。

それならと、URLをスマホに送ってそちらから印刷することに。

幸いこちらは意地悪をされなかったので、何とか無事にプリントアウト出来た。

それにしてもめんどくさいことだなぁ。

 

画像はその犯人(?)。
「エプソン プリンター」 A4インクジェット複合機 EW-456A 独立インク 自動両面 4色 2024年モデル テレワーク向け

 

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2025.06.17

原田ひ香【月収】

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原田ひ香/著 
出版社名 中央公論新社
出版年月 2025年2月
ISBNコード 978-4-12-005885-1
(4-12-005885-9)
税込価格 1,870円

月にいくらあったら幸せ?
大ベストセラー『三千円の使いかた』と一緒に読んでほしい新作!

 

表紙カバーはともかく、各章扉にある挿絵がどうにも内容とそぐわない。

【月収4万円 乙部響子 66歳】は、近所に住むバーテンから空いている庭にハーブを植えて欲しいと頼まれる話。それをバーで使いたいので、一日1,000円で買うという。
思わぬ副収入に喜んだ66歳だが、税金のことまで考えていなかったことで一気に破綻。

濡れ手に粟とは、いかないものだ。

【月収8万円 大島成美  31歳】は、年に二回ほど雑誌掲載の話が来る作家。


デビュー作こそ賞を取ってそこそこ売れたものの、あとは派遣の仕事でつないでいる。
そんなとき、ある会合で知り合った実業家(?)から、収入を増やす方法を聞く。

【老人ホテル】でも示されていた、不動産投資だ。肝心の作家活動はうまくいくのか?

 

【月収十万を作る女 滝沢明海(29)】これは投資で儲けることを試みる女性。

【月収百万の女 瑠璃華(26)】パパ活専業で、20代のうち1億円を稼ぐのが夢!


【月収三百万の女 鈴木菊子(52)】夫の遺産と株式投資で、働かずとも暮らせてはいるが……。

実は彼女は生前の夫に裏切られており、「作家」と偽って夫の相手だった26歳の女性にインタビューする。
それが第三話の瑠璃華なのだが、目的とは違って瑠璃華に「儲ける」ことのアドバイスをするようになる。

 

【月収十七万の女 斉藤静枝(22)】元介護士で、生前整理の会社を立ち上げる――?

 

それぞれ独立した話だが、登場人物たちが微妙に関係し合っている。

しかしいずれも、あまり楽しい話ではなかった。

 

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2025.06.16

降りてみたい新幹線駅は

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朝日新聞土曜日の「be ランキング」。6月14日は、「降りてみたい新幹線駅は」だった。

一位の金沢駅は、納得だ。
長野からの帰途、わざわざ駅外へ出たことがある。

勿論金沢駅からは、「サンダーバード」乗車だ。

二位の博多、三位の京都も順当かな。

 

一番南の「鹿児島中央駅」へは行ったから、「新函館北斗駅」に行きたいなぁ

 

画像は、「新函館北斗」駅。

 

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2025.06.15

【将棋の渡辺くん(8)】

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ワイドKC SHONEN MAGAZINE COMICS
伊奈めぐみ/著 
出版社名 講談社
出版年月 2025年6月
ISBNコード 978-4-06-539742-8
(4-06-539742-1)
税込価格 880円
勝負師でも無頼でもない、リアルな将棋棋士の毎日を棋士の妻が漫画にしました。ノンフィクションです!
 

今回は藤井くん関連が多かったような印象だった。

藤井くんは7巻まで全部持っておられるとのことだが、ご自身が出てくる場面は(報道でも)スルーだとか聞いたことがある。

そして、離婚という人生のおおごとが起きる今回。
SNSで知ったときには驚いたものだが、単に「変化を求めた?」ようで、暮らしは全然変わっていない。
それに合わせたかのような大けが。必然的に「元」妻の出番が多くなる。

現在は休職中だが、そこまでは触れられていない。

今回はいつにも増して、「ぬい」たちがよく登場した。
なんか微笑ましいんだなぁ、渡辺さんと「ぬい」って。

 

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2025.06.14

プリンター設定に手こずる

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今朝、急にプリンターが使えなくなった。

「IPアドレスが重複している」だったかな? というメッセージが出て、Wi-Fi接続をやり直す羽目に。
これまで順調だったから戸惑ってしまう。

そうそう、元はといえばインク交換だ。
純正のつもりで互換インクを購入していたらしく、ここでもややいつもと調子が違った。

そのあとでの、まさかの接続出来ない状況。

プリンターからのPW入力は、字が小さい↑に一つずつ手で入れていくのがものすごくストレスだ。
ようやく入力できたかと思ったら、先のメッセージ。いや、メッセージが出たから「PCとの接続やり直し」になったのだった。

午前中殆どの時間を、同じことの繰り返しで無駄にした。もう、目がおかしな具合になっている。

うーん、急ぎの印刷があるのに困ったなぁ。

 

画像は12年前の6月14日、多摩川を渡るところ。この日は何しに東京へ行ったんだろう?総会だったかな??

 

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2025.06.13

【デジタルカメラマガジン 6月号】

20256

[COVER]
撮影:中井精也
―著者―
猪井貴志、久保田敦、助川康史、中井精也、長根広和、福島啓和、村上悠太、山崎友也、山下大祐、米屋こうじ

[特集1]
鉄道写真家10名が選んだマイベスト10も結果発表!!
鉄道風景 総選挙ベスト30

 

特集に惹かれて、ダウンロード。

正直、順位などはどうでもいい。
プロの撮した車窓風景に、ただただ見とれる。
残念ながら乗った路線は少ないが、せめて写真で絶景を味わうことにする。

やっぱり列車旅はいいなぁ!

 

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2025.06.12

堂場瞬一【初心の業 ボーダーズ 4】

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集英社文庫 と23-24 ボーダーズ 4
堂場瞬一/著 
出版社名 集英社
出版年月 2024年12月
ISBNコード 978-4-08-744722-4
(4-08-744722-7)
税込価格 1,155円

特殊能力を活かす刑事チームの警察小説。

 

久しぶりの堂場瞬一

ボーダーズ4巻目は、警視庁SCU(特殊事件対策班)の5人のメンバーのうちの一人、盛岡出身の綿谷亮介である。

綿谷は父が倒れたとの連絡を受けて、急遽盛岡へやってきた。

同じ頃、以前綿谷が取り逃がした(そして情報提供者として使っていた)殺人犯菅原が、盛岡で立てこもっていると聞く。

以前の縁から説得係になった綿谷だが、その裏には思いもかけない裏があった。

成り行きから発砲して警官に撃たれ、菅原は意識不明の重体になる。

そのことと、家族(父の体調)とのことで今後の行く末に悩む綿谷。

一方SCUも、徐々に変化してきていた。

これまで3人が登場してきたが、少しずつ彼らのことも思い出してくる。

捜査一課出身で、他の人が見逃したことも絶対見逃すことのない能力を持った八神。
バンド出身でメカに強く、一方PC関係の開発も出来る最上。(第2巻【夢の終幕】)。
次が警部補に昇進した朝比奈由宇が抱く【野心】を描いた第3巻。

相変わらずキャップの結城のことはわからないが。

話は二転三転し、綿谷自身も襲われる。

年に一度だけ発刊されて、はや4年半がすぎた。
今年の年末は結城の話でシリーズを終えるのかな?

著者のいたずら心か、今回も「記憶力のいい岩さん」や「行く先々でトラブルを呼び寄せる鳴沢了」の話が出てくるのもご愛敬だ。

そうそう、今回の甘味は和菓子だった。

 

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2025.06.11

「時計館の殺人」ドラマ化

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綾辻行人さんの【時計館の殺人】が、ドラマ化されるらしい。
「時の記念日」、6月10日に発表された。

名コンビ続投!とのことで

江南孝明役が奥智哉さん、「僕自身も成長した姿をお見せできたら」とコメント。
鹿谷門実(島田潔)役が青木崇高さん、「作品のスケールが前作とはまた違った広がりがある」とのこと。

原作読み直さなきゃ。

 

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2025.06.10

長月天音【泊日文のおひとりさまノート】

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祥伝社文庫 な26-1
長月天音/著 
出版社名 祥伝社
出版年月 2025年4月
ISBNコード 978-4-396-35114-4
(4-396-35114-3)
税込価格 880円

不器用な大人の成長を描く感動作。

 

「1 冬から春」で始まった物語は、「2 春から夏」「3 夏から秋」「4 秋から冬」と季節を巡って、「5 再び、冬から春」で終わる。

一人暮らしの日文は、「1」で学生時代からずっと何もかも相談していた男友だち直人の結婚に衝撃を受ける。そのあとも、何かしらあるたびに直人を思い出し、一人暮らしを託っている日文である。

そんな日文は、「日暮食堂」という定食屋に正社員として勤めている。

そして四季を巡る中で、一人で解決できない日常の不便に悩み、急病で起きられなくなったりすることもある。そんな中、誰を頼れるのか、日文の日常は揺れていく。

店長や信頼できる仲間のいることが、一人暮らしではあっても心強い支えになっていることを知っていくのだが……。
日文が日々綴っている「おひとりさまノート」も、寂しさから困惑、やがて信頼へとステップアップしていって微笑ましい。

ちょっと出来すぎの感もあるが、主人公と周りの人たちの考え方や暮らしが爽やかで、心地よい読後感を得られた。

 

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2025.06.09

森博嗣「ルーツ・ミステリィ100」

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先日読んだ【森博嗣のミステリィ工作室】の第1部「ルーツ・ミステリィ100」を、全部読み直そうと決心した!!
その為に、その100冊をノートに書き写している。

ついでに、影響を受けたと思われる著者の著作も記しておいて、出来ればそれを探し出したいという「壮大な計画」である。

あ、だが「ポワロもの制覇」という目的もあったのだ。

ま、計画は大きい方がいいさ。何年かかっても平気くらいの。

併せて、ちょっと面白い本を発見したらそちらを読む必要もあるし……。
なかなか思うようにはいかないな。もっと時間を有効に使わなくっちゃ。

 

関連記事

【森博嗣のミステリィ工作室】(25.06.06)

 

画像は【オランダ靴の謎】、影響を受けたのは【冷たい密室と博士たち】や【詩的私的ジャック】だという。

 

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2025.06.08

松本清張【捜査圏外の条件】

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新潮文庫 ま-1-73 初期ミステリ傑作集 3
松本清張/著 
出版社名 新潮社
出版年月 2025年6月
ISBNコード 978-4-10-110979-4
(4-10-110979-6)
税込価格 825円

7年間の執念の行方を描く表題作のほか、清張初期の傑作ミステリ8編を収録。(編者解説・日下三蔵)

 

初期ミステリ傑作集(三)
「初期ミステリ傑作集(二)」とほぼ同じ頃の出版。

最初の出版時ではないが、次の出版時にはほぼ読んでいる。
幸い(?)忘れていることが多いので、楽しめた。いや、覚えている作品でも、やはり清張はスゴいなと思う。

冒頭の【鬼畜】は、映画化の時岩下志麻が(鬼畜になりきるため)子役とはほぼ接触を断っていたというエピソードを思い出す。
すごい作品だった。

表題作【捜査県外の条件】は、妹を殺された兄が復習する物語。
容疑者との接点を断ち切るため、職を辞し地方へ引っ越して7年。ひたすら機会を伺っていたのだ。

【真贋の森】も、一種の復讐物語だ。だが、極力目立たせていなかった偽作者の表へ出たいという欲求が、ことを失敗に終わらせてしまった。
救われない話だ。

【拐帯】は、心中を決意した若いカップルが最後の豪遊を計画し、その旅先で出会った中年夫婦に憧れる話。
これはよく覚えている。

最後、男の決意がよかった。まだ若いのだから、しっかりやり直そう。

【カルネアデスの舟板】や【真贋の森】は、学研の世界のイヤな面を見せつけてくれた。

 

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2025.06.07

「ジャーナリング」という方法

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迷いに迷った挙げ句今のノートを4月25日から使い始めて、今日まで続いている。

赤の革表紙が気に入って、毎日何度もなでている。

ほぼ一日見開き2ページに収まっているが、書いていることは「その日するべきこと(To Doリスト)」「飲食したもの」「購入したもの」「日常のささいなこと」「電話(何故かメールは書いていない→多すぎるから)」「ネットや新聞で気になった記事」などなど。

これらをほぼ事象が発生したときに、要点だけ書いている。
細かい気持ちや感想などは、殆ど書かない。

こうした頭に浮かんだことを即書くことを「ジャーナリング」というそうだが、自分のはそこに到達していない。

自分の気持ちを書く、いわゆる日記は、何だか気恥ずかしくて書けないのだ。誰に見せるわけでもないのだが……。

毎日の記述とは別に、会議などの準備用にも使っている。
項目をページだてして、議題というかテーマを書き出す。その後「こういうことを言おう」とか「こういう進め方をしよう」といったことを、思いつくままメモしている。
当日忘れるのを防ぐためだ。

まだまだ工夫の余地はあるが、しばらくこのまま続けて行こう。

 

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2025.06.06

森博嗣【まどろみ消去】

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講談社文庫
森博嗣/〔著〕 
出版社名 講談社
出版年月 2000年7月
ISBNコード 978-4-06-264936-0
(4-06-264936-5)
税込価格 869円

美しく洗練され、時に冷徹な11の短編集。

 

【森博嗣の浮遊研究室】で何度か出てきた本。
未読だったようで、あらためて読んでみる。色んなタイプの短編集だった。

 

紹介文にある【誰もいなくなった】には、犀川先生と萌絵が登場。浜中先輩と牧野が事件に巻き込まれている。
萌絵は事件を仕掛けた側で、犀川先生がいともあっさりと解決するという趣向だった。
それはそうだよね、という結末だったが。

【やさしい恋人へ僕から】には、奥さまのすばるさんが登場。こういういきさつではなかったとしても、一種のお惚気のようだ。

冒頭作【虚空の黙祷者】は、いきさつはどうであれ、二人には幸せになって欲しかった。坊やのためにも。

次の【純白の女】は幻想的と言おうか。何だか夢の中にいるような気分になった。

と、それぞれ趣向がこらされていて、著者の違う側面を見たような気がした。

やはり萌絵が出てくる【ミステリィ対戦の前夜】は面白くなかったが。

 

最後が【キシマ先生の静かな生活】

これは自伝的小説だということだが、キシマ先生との別れは悲しすぎる。

 

実は20年前に読んでいたことを、読後「読書メーター」で知らされた。

 

関連記事

【森博嗣のミステリィ工作室】(25.06.04)

【まどろみ消去】(04.10.30)

 

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2025.06.05

森博嗣【森博嗣のミステリィ工作室】つづき

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講談社文庫
森博嗣/〔著〕 
出版社名 講談社
出版年月 2001年12月
ISBNコード 978-4-06-273322-9
(4-06-273322-6)
税込価格 836円

森ミステリィの魅力と秘密に迫る、充実の個人読本!

 

昨日は第1部のみ書いたので、そのつづき。

第2部は「いまさら自作を語る」で、主にS&Mシリーズについて書かれていた。ふーん、そうなんだ。という感じ。

そのあとは「森 博嗣の多重な横顔」として、

「建築学科助教授の顔」「漫画人の顔」「趣味人の顔」「ミステリィ作家の顔」と題して、著者の様々な側面に触れていて面白かった。

元々漫画を描かれていたのは知っていたが(奥さまとのなれそめも)、こんなに本格的に取り組んでおられたとは……。
尊敬する萩尾望都さんとの対談で、お写真を拝見出来たのが一番の収穫だったかもしれない。

最近は「著者近影」以外は写真は非公開のようだから。

 

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2025.06.04

森博嗣【森博嗣のミステリィ工作室】

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講談社文庫
森博嗣/〔著〕 
出版社名 講談社
出版年月 2001年12月
ISBNコード 978-4-06-273322-9
(4-06-273322-6)
税込価格 836円

森ミステリィの魅力と秘密に迫る、充実の個人読本!

 

最初の発行が2001年なので、ちょうど小説を書くようになられてから油がのってきたころだろうか?

第1部が「ルーツ・ミステリィ100」で、ご自身の著作に影響のあった100冊がピックアップされている。
ほぼ3分の2が海外のもので、日本人のものは3分の1にすぎない。

トップは【Xの悲劇】(エラリー・クイーン)で、これは納得出来る。そのあともクリーンが3冊続いて、次はアガサ・クリスティだ。

クイーンの【オランダ靴の謎】は【冷たい密室と博士たち】や「詩的私的ジャック」に活かされているとか、クリスティの【アクロイド殺害事件】は【今はもうない】が近いかなといった具合に、自分でも両方読んでいると納得出来る。

ディープ・デクスターが入っていたことに感激。
モース警部、健在なり(?)。もっと書いて欲しかったなぁ。

 

数少ない日本人作家の中に有栖川有栖さんが入っていて嬉しかった。取り上げられていたのは【マジックミラー】。
つい最近再読していたので、こちらも納得。

綾辻行人さんの館ものも登場。島田荘司や赤川次郎も。

等々から、吉川英治や江戸川乱歩まで登場している。

意外なことに(?)詩集もあって、三好達治は大好きなので、これまた嬉しかったりする。

第1部最後は、敬愛なさっている萩尾望都さんの作品二つ。【トーマの心臓】は愛犬の名前の由来になっているのかな?【ポーの一族】も未読なので、これを契機に読んでみよう。

著者が影響を受けた作品と、著者の作品を併せて読み直すのも楽しそう。

 

と、一部だけで一杯一杯書くことがあったので、二部以下は次に廻そう。

二部の「自作解説」も、ご自身のことを語っておられるのも、楽しかったのだ。

 

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2025.06.03

ドラマ「スパイス」

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本田響矢つながりで、「スパイス」というドラマのことを知った。

3月27日から始まっていたらしい。先週はすでに10週目で、4週目から8週目くらいまではもう配信終了になっていた。

物語はキャバクラで働く奈月の運転手を務めていた祐樹(本田)が、店長と喧嘩をして奈月ともどもキッチンカーに乗って逃げるところから。
そんな彼らの前に、同じく店を首になった料理人晃も加わって、日本全国を旅して廻るという話。

この晃というのが天才料理人で、同じ料理を二度は作らない。
毎回彼の作る料理がおいしそうで、それも見どころだ。
また有名なインフルエンサーも食べに来てくれる。

しかし晃は高名な食品会社の御曹司で、父親に連れ戻される。
また見月も、追いかけてきた店長に店へ戻るよう脅される。

一人になった祐樹だったが、とりもどされたキッチンカーが売りに出されていることを知り、必死に働いて手に入れる。

それをインスタで公表し、奈月は帰ってくる。また、自分の場所は会社にはないと辞表を提出した晃も戻ってくる。

というのが、10話(最終話)までだった。

三人が働く姿が気持ちよく、楽しめるドラマだった。

 

画像は11年前の6月3日、堺の某施設屋上から。

 

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2025.06.02

長岡弘樹【交番相談員】

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長岡弘樹/著 
出版社名 文藝春秋
出版年月 2025年4月
ISBNコード 978-4-16-391967-6
(4-16-391967-8)
税込価格 1,870円

交番相談員が見抜く、警察官たちの闇と罪。

 

百目鬼というのは退職した女性警官で、交番相談員という肩書きでいわば「助っ人」として勤務している。
紹介文の通り、いずれも現職警察官たちの犯した罪を暴いている。

【裏庭のある交番】

これは以前読んだことがある。

 

【瞬刻の魔】

脱法ハーブの話。

それがバレないように、同僚に轢死体を見せるとは。

 

【曲がった残効】

これが一番恐ろしかった。

「残効」とは、広義には刺激、が除去されたのちに残るなんらか効果の総称で、残像なども含まれる狭義には、この効果がのちに続いて提示された刺激に影響して生じた感覚・知覚現象をさす。

とある。

今回は女性警察官、交番勤務で同じ地域課の男性に好意を持っている。
彼が忘年会の副幹事で余興を考えるのに悩んでいるのを知った彼女は、訓練で知ったある道具のことを話すが……。

その彼が警邏中に運転を誤って事故を起こし、あげく亡くなってしまう。
必至に原因を探る彼女だったが……


途中で「いわゆる犯人」の検討がついてしまって辛かった。

【冬の刻印】

こちらも、かなり怖い話。

上記二作品とも、百目鬼が積極的にかかわってはいない。

【噛みついた沼】

これを何かのアンソロジーで読んでいたのだった。

かみつき亀を密かに飼っていたことは違法だが、気持ちは理解できる。

 

これらが近い地域にあるとは思えず、百目鬼は何だか神出鬼没の現れ方をしているようだった。

 

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2025.06.01

松下龍之介【一次元の挿し木】

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宝島社文庫 Cま-5-1 このミス大賞
松下龍之介/著 
出版社名 宝島社
出版年月 2025年2月
ISBNコード 978-4-299-06404-2
(4-299-06404-6)
税込価格 900円

2025年第23回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作

 

タイトルには、そういう意味があったのか!

最初は、何とも読みにくいと感じた。
登場人物が次々と出てきて、繋がりが解りにくい。
何より、プロローグと本編との関係がはっきりしない。

仕方ないから「相関図」とまではいかないが、登場人物を一人ずつ読書ノートに書き込んでいったのだが……。
時代が錯綜して、登場人物のその時の年齢をいちいち考える必要がある。読みながら考えるのは、けっこうストレスである。

だが、次第に面白くなっていった。

悠の妹紫晴は、一体何者なのか?
一時は悠の精神が普通ではなくなったのかと思われたが、実際には違った。

これはクローンを扱っていて、かなり不気味な話だった。しかし読後感は、意外と悪くなかった。

それにしても、人には「してはいけないこと」があると思う。

 

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5月の読書メーターまとめ

5月の読書メーター
読んだ本の数:16
読んだページ数:3413
ナイス数:1134

老人ホテル老人ホテル感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/05/post-13ff31.html
主人公の生き方がどうにも同意できず、最後も肩透かしのような終わり方で、いつもの著者の作品のようなスッキリ感はありませんでした。
読了日:05月30日 著者:原田ひ香


ねことじいちゃん(7) (メディアファクトリーのコミックエッセイ)ねことじいちゃん(7) (メディアファクトリーのコミックエッセイ)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/05/post-4d5dc0.html
今回はじいちゃんがカメラに凝っている姿と古い写真を、四季を通して描かれています。
読了日:05月27日 著者:ねこまき(ミューズワーク)


言葉の園のお菓子番 大切な場所 (だいわ文庫)言葉の園のお菓子番 大切な場所 (だいわ文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/05/post-c21911.html
第1巻目は読んだ覚えがあるのですが、いつの間にか6巻目になっていました。
登場人物が入り組んでいて多く、読み過ごしていたら誰が誰だか解らなくなったしまいます。
そして肝心の連句会の様子が、いまひとつ面白くありませんでした。
読了日:05月27日 著者:ほしおさなえ


カナリア外来へようこそ (角川文庫)カナリア外来へようこそ (角川文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/05/post-ba8853.html
この表紙絵は、内容とまったくそぐわないです。
読了日:05月26日 著者:仙川 環


十津川警部「吉備 古代の呪い」 (中公文庫)十津川警部「吉備 古代の呪い」 (中公文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/05/post-744226.html
作中作の「吉備 古代の呪い」が思いがけずとても面白かったです。
読了日:05月22日 著者:西村京太郎


ほどなく、お別れです (小学館文庫)ほどなく、お別れです (小学館文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/05/post-b8ce82.html
美空が出会うのは、いずれも訳ありの故人ばかり。 焼身自殺した息子を見送る老夫婦。 お腹の子もろとも、歩道から落ちて亡くなった妊婦。 学齢前の幼女の死を、母親は受け入れられない。 指を噛み切って自殺した若い女性もいる。 そんな現場にいて、美空は葬儀とは亡くなった人のためというよりは、身内のための場だと悟るのでした。
読了日:05月20日 著者:長月天音


心と頭がすっきり片付く バレットジャーナル活用ブック心と頭がすっきり片付く バレットジャーナル活用ブック感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/05/post-776e12.html
これまでも色々バレットジャーナル関係の本を読んできましたが、本書が一番単純で解りやすかったかな。
読了日:05月18日


県警本部捜査一課R (徳間文庫)県警本部捜査一課R (徳間文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/05/post-b8bf73.html
著者は元警察官で。白バイ隊員だったとのことです。
推し活のために事件の早期解決をしているという、ちょっと変わった視点からで面白かったです。
読了日:05月16日 著者:松嶋智左


密売人 (ハルキ文庫 さ 9-6)密売人 (ハルキ文庫 さ 9-6)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/05/post-38b37d.html
佐々木譲は、読み始めたら止まらない。いや、止められません。今回も一気読みでした。
プロローグで三つの事件が描かれ、それらの関連性が徐々に明らかになっていく様はいつも通りとは言え、鮮やかです。
読了日:05月14日 著者:佐々木 譲


人魚が逃げた人魚が逃げた感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/05/post-2c0677.html
歩行者天国に突然現れた「王子」を軸に、それぞれ悩みを抱えた5人が葛藤する物語です。
著者は、4年連続本屋大賞ノミネートされたそうです。
読了日:05月14日 著者:青山 美智子


天草四郎の犯罪 (中公文庫)天草四郎の犯罪 (中公文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/05/post-0a11b7.html
傷害事件や詐欺案件はありましたが、大きな犯罪はなかったような印象を受けました。
これも、その「てんぐさ」(天草)なる人物の容姿が好印象を与えていたことが大きいかもしれません。
とにかく、これまでの十津川ものとは一風変わった話で、結構おもしろかったです。
読了日:05月13日 著者:西村京太郎


床にものを置かない! 大人の片づけルール (TJMOOK)床にものを置かない! 大人の片づけルール (TJMOOK)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/05/post-9b35a2.html
読了日:05月13日 著者:須藤 昌子


週刊ベースボール 2025年 05/12号 [雑誌]週刊ベースボール 2025年 05/12号 [雑誌]感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/05/post-38e3f6.html
一選手としてだけでなく、多くの後輩たちが尊敬している存在感で、23年のWBCでの貢献度は、まだ記憶に新しいものがあります。
また、自身の技術を惜しむことなく後輩たちに伝授している姿勢にも、好感が持てます。
読了日:05月13日 著者:週刊ベースボール編集部


好きを詰め込んで手帳時間を楽しく! バレットジャーナル活用術好きを詰め込んで手帳時間を楽しく! バレットジャーナル活用術感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/05/post-4e360d.html
著者の動画が人気らしいです。
定番の【バレットジャーナル 人生を変えるノート術】は方法論ですが、こちらは実践版です。
読了日:05月12日 著者:mone


カフネカフネ感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/05/post-a8e557.html
途中から何だかミステリっぽくなってきました。予想もしないような展開になっていきます。
公隆とも元に戻るのかと、ふと思ったのですが……。
読了日:05月06日 著者:阿部 暁子


勉強の価値 (幻冬舎新書)勉強の価値 (幻冬舎新書)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/05/post-782f55.html
「子供が勉強しないのは、大人が勉強していないから」という帯の言葉が刺さります。
読了日:05月02日 著者:森 博嗣


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