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2025.06.12

堂場瞬一【初心の業 ボーダーズ 4】

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集英社文庫 と23-24 ボーダーズ 4
堂場瞬一/著 
出版社名 集英社
出版年月 2024年12月
ISBNコード 978-4-08-744722-4
(4-08-744722-7)
税込価格 1,155円

特殊能力を活かす刑事チームの警察小説。

 

久しぶりの堂場瞬一

ボーダーズ4巻目は、警視庁SCU(特殊事件対策班)の5人のメンバーのうちの一人、盛岡出身の綿谷亮介である。

綿谷は父が倒れたとの連絡を受けて、急遽盛岡へやってきた。

同じ頃、以前綿谷が取り逃がした(そして情報提供者として使っていた)殺人犯菅原が、盛岡で立てこもっていると聞く。

以前の縁から説得係になった綿谷だが、その裏には思いもかけない裏があった。

成り行きから発砲して警官に撃たれ、菅原は意識不明の重体になる。

そのことと、家族(父の体調)とのことで今後の行く末に悩む綿谷。

一方SCUも、徐々に変化してきていた。

これまで3人が登場してきたが、少しずつ彼らのことも思い出してくる。

捜査一課出身で、他の人が見逃したことも絶対見逃すことのない能力を持った八神。
バンド出身でメカに強く、一方PC関係の開発も出来る最上。(第2巻【夢の終幕】)。
次が警部補に昇進した朝比奈由宇が抱く【野心】を描いた第3巻。

相変わらずキャップの結城のことはわからないが。

話は二転三転し、綿谷自身も襲われる。

年に一度だけ発刊されて、はや4年半がすぎた。
今年の年末は結城の話でシリーズを終えるのかな?

著者のいたずら心か、今回も「記憶力のいい岩さん」や「行く先々でトラブルを呼び寄せる鳴沢了」の話が出てくるのもご愛敬だ。

そうそう、今回の甘味は和菓子だった。

 

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